
ロバート・デ・ニーロと聞くと、圧倒的な役作りや重厚な演技を思い浮かべる方が多いでしょう。けれど本人の言葉は、意外なほど短く、飾り気がありません。
過去の成功を語るより、今この瞬間と次の仕事を見る。拒絶されても、それを自分の価値と混同しない。この記事では、本人のスピーチやインタビューで確認できる英語の言葉を7つ選び、日本語訳と初心者向けの表現とともに紹介します。
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ロバート・デ・ニーロとは?
ロバート・デ・ニーロ(Robert De Niro)は、ニューヨーク出身の俳優・映画監督・プロデューサーです。『ゴッドファーザー PART II』『タクシードライバー』『レイジング・ブル』などで映画史に残る演技を見せる一方、近年は『マイ・インターン』のような温かい作品でも幅広い世代に親しまれています。
ロバート・デ・ニーロの英語の名言7選
1. “Reality is this moment.”
Reality is this moment.
Robert De Niro
日本語訳:現実とは、この瞬間だ。
reality は「現実」、this moment は「この瞬間」。過去の実績や未来の不安ではなく、いま目の前にあるものへ戻る、とても短く強い言葉です。
出典:Esquire “Robert De Niro: What I’ve Learned”
2. “You always learn something about movies.”
You always learn something about movies.
Robert De Niro
日本語訳:映画については、いつだって何かを学べる。
always learn something で「いつも何かを学ぶ」。巨匠と呼ばれても「もう知っている」とは考えない姿勢が、この一文に表れています。
初心者向けに言うなら: I can still learn.(私はまだ学べる)※これは本人の原文ではなく、意味をやさしくした言い換えです。
3. “As actors we don’t take victory laps.”
As actors we don’t take victory laps.
Robert De Niro
日本語訳:俳優は、勝利の周回などしない。
victory lap は、勝者が観客に応えながら競技場を一周する「ウイニングラン」。ここでは「成功に浸り続けること」の比喩です。次の仕事が保証されない俳優の現実を、ユーモアと謙虚さを込めて語っています。
出典:SAG Life Achievement Award speech transcript
4. “Rejection might sting.”
Rejection might sting.
Robert De Niro
日本語訳:拒絶されれば、心が痛むかもしれない。
sting は本来、蜂などが「刺す」という意味。感情について使うと「胸に刺さる」「傷つく」となります。デ・ニーロは続けて、拒絶は本人の価値よりも、役との相性や別の事情によることが多いと若い表現者へ伝えました。
出典:NYU Tisch School of the Arts, 2015 Salute address
5. “Don’t be afraid to fail.”
Don’t be afraid to fail.
Robert De Niro
日本語訳:失敗することを恐れるな。
be afraid to + 動詞 は「〜することを恐れる」。成功する方法を約束するのではなく、失敗を避けようとして動けなくなるな、と語るところがデ・ニーロらしい現実的な励ましです。
会話で使うなら: Don’t be afraid to try.(挑戦することを怖がらないで)※本人の原文を日常向けに応用した表現です。

6. “You can’t fight it—you just go with it.”
You can’t fight it—you just go with it.
Robert De Niro
日本語訳:それには逆らえない。ただ、その流れについていくんだ。
ここでの go with it は「それを受け入れて進む」「流れに乗る」。自分の才能や情熱に気づいたとき、理屈で抑え込まず進めばよいと、芸術を学ぶ卒業生へ語った言葉です。
しゅみすけ式に短く覚えるなら、Go with it. だけでも「その流れでいこう」「それで進めよう」と会話で使えます。
7. “As long as I’m enjoying what I’m doing, why retire?”
As long as I’m enjoying what I’m doing, why retire?
Robert De Niro
日本語訳:自分のしていることを楽しめている限り、なぜ引退する必要がある?
as long as は「〜する限り」。年齢ではなく、いまも仕事を楽しめるかどうかを基準にする言葉です。『マイ・インターン』のベンの生き方とも自然に重なります。
『マイ・インターン』のベンにも通じる仕事観
映画『マイ・インターン』でデ・ニーロが演じたベンは、経験を振りかざしません。若い人の仕事を奪わず、必要なときだけ静かに支えます。
本人の「過去の勝利に浸らない」「学び続ける」「楽しめる限り続ける」という言葉を知ると、ベンの落ち着きが単なる役柄ではなく、デ・ニーロ自身の仕事観とも響き合って見えてきます。映画のセリフと英語表現は、『マイ・インターン』で英語学習する記事で詳しく紹介しています。
ロバート・デ・ニーロの言葉から学べる英語表現
- this moment:この瞬間
- learn something:何かを学ぶ
- victory lap:勝利の周回、成功に浸ること
- rejection might sting:拒絶は心に刺さるかもしれない
- be afraid to:〜することを恐れる
- go with it:流れを受け入れて進む
- as long as:〜する限り
まとめ|過去の役ではなく、次の一瞬へ
ロバート・デ・ニーロの言葉には、派手な自己肯定も、成功の公式もありません。あるのは、目の前の瞬間に集中し、拒絶されても戻ってきて、次の仕事からまた学ぶ姿勢です。
まず一つ覚えるなら、Reality is this moment.。不安や迷いで頭がいっぱいになったとき、いま目の前にあることへ戻してくれる短い英語です。
ほかの人物の言葉も読みたい方は、英語の名言集や、キアヌ・リーブスの英語の名言もあわせてどうぞ。映画で学ぶ方法は、映画で英語学習する方法にまとめています。










