路地は英語で?alley・lane・side streetの違いと道案内例文

路地は英語で?alleyを解説するアイキャッチ

建物の間を通る細い「路地」は、英語で最も一般的に alley と言います。alleyway もほぼ同じ意味です。

ただし、日本語の「路地」は住宅街の静かな小道、飲食店が並ぶ横丁、大通りから入る脇道まで幅広く指します。英語では道の幅・場所・役割によって laneside streetbackstreet などを使い分けます。

この記事では、発音と語源、米英差、日本と海外の概念差、街中で見る表示、旅行や道案内で使える例文まで解説します。

路地は英語で?一番自然な表現

  • alley:建物の間にある細い通路・路地
  • alleyway:alleyとほぼ同じ。細い通り道であることを明確にした語
  • lane:細く穏やかな小道・田舎道・住宅街の道
  • side street:大通りから枝分かれする小さな脇道
  • backstreet:中心の通りから外れた裏通り

The café is down a narrow alley.
そのカフェは細い路地を入ったところにあります。

単純に「建物の間の細い路地」を伝えるなら、まずalleyを選べば自然です。

しゅみすけ

建物の間の細い道ならalley、大通りから入る普通の脇道ならside streetが分かりやすいです。日本語の「路地」を毎回alleyにする必要はありません。

alleyの発音

alley の発音は /ˈæli/ です。カタカナでは「アリー」に近いですが、最初の /æ/ は「ア」と「エ」の中間の音です。

  • アクセント:最初のal
  • 語末:長く伸ばしすぎず、軽い「リー」

alleyway は /ˈæliweɪ/、lane は /leɪn/、side street は /ˈsaɪd striːt/ です。

語源と名前の感覚

alley は「歩く・行く」ことにつながる古いフランス語系の語に由来し、もともと人が通り抜ける細い道・通路という感覚を持ちます。

alleyway はalley+way。「細い通路」という構造をよりはっきり示します。

lane は昔から使われてきた「細い道」。建物のすき間より、長く続く穏やかな小道を想像させやすい語です。

side street は文字どおり「横・脇にある通り」で、主要道路ではないことが中心です。必ずしも人しか通れないほど細いわけではありません。

alley・lane・side streetの違い

alley・lane・side streetの違いを3種類の道で比較

英語 中心イメージ よく使う場面
alley 建物の間の細い通路 都市の路地、店の裏、近道
alleyway 細い通り道・路地 歩行者用の細い通路、英国の会話
lane 細く長く続く小道 住宅街、田舎道、通りの名称
side street 大通りから分かれる小さな道 都市の脇道、車も通れる道
backstreet 表通りから外れた裏通り 古い街並み、中心部の裏側

alleyにはボウリングのレーンという意味もある

bowling alley は「ボウリング場」です。alley単独でも文脈によってボウリングのレーンを指します。

We found a small restaurant in an alley. なら街の路地ですが、There are twenty lanes at the bowling alley. ならボウリング場の話です。

「路地裏」は英語でどう言う?

日本語の「路地裏」に完全一致する一語が常にあるわけではありません。場面に合わせて次のように表現します。

  • in a back alley:建物の裏側の路地に
  • in the back alleys:街の入り組んだ路地裏に
  • down a side street:脇道を入ったところに
  • tucked away in an alley:路地にひっそり隠れるように
  • on a quiet backstreet:静かな裏通りに

There’s a tiny bar tucked away in a back alley.
路地裏に小さなバーがひっそりあります。

back alleyは地域や文脈によって、建物裏の搬入口・ごみ置き場があるサービス通路を連想させる場合もあります。風情のある路地を言いたいならquiet alley、narrow laneなど、様子を加えると誤解が減ります。

日本と海外で概念が違う場合

日本の路地や横丁には、生活道路、参道、商店街の一部、飲食店街など多様な役割があります。一方、北米都市のalleyは、建物の裏口、配送、駐車場、廃棄物回収のための通路であることも多くあります。

飲食店が並ぶ日本の「横丁」を説明するなら、単にalleyとするより次のように補うと伝わります。

  • a narrow alley lined with small bars:小さなバーが並ぶ細い路地
  • a traditional dining alley:昔ながらの飲食店街の路地
  • a maze of narrow lanes:入り組んだ細い路地

観光地の魅力として話す場合は、lively、charming、historicなどを添えると、暗く危険な裏路地という印象を避けられます。

アメリカ英語とイギリス英語の違い

アメリカ英語では alley が一般的で、都市の建物裏にある車両・サービス用通路もよく指します。back alley も日常的です。

イギリス英語ではalleyに加えて alleywaylane、地域によっては passage がよく使われます。通りの固有名にLaneが入ることも多く、実際には広い道路になっている場合もあります。

backstreet は英米どちらでも通じますが、一本の狭いすき間というより、主要道路から外れた裏通り・一帯の感覚です。

街中で実際に見る表記

  • Alley:路地
  • Private Alley:私有路地
  • Service Alley:搬入・サービス用路地
  • No Through Road(英):通り抜け不可
  • Dead End(米):行き止まり
  • No Entry:進入禁止
  • One Way:一方通行
  • Pedestrians Only:歩行者専用
  • Deliveries Only:配送車のみ
  • Residents Only:居住者のみ
  • Restricted Access:通行制限あり

細いからといって自由に通れるとは限りません。private、restricted、residents onlyなどの表示がある場合は立ち入らないようにしましょう。

旅行で使える例文

路地の場所を尋ねる

Is the restaurant in this alley?
そのレストランはこの路地にありますか?

Which alley leads to the market?
市場へ通じるのはどの路地ですか?

Can we walk through this alley?
この路地を通り抜けられますか?

Is this alley open to the public?
この路地は一般に開放されていますか?

店を探す

The entrance is in the alley behind the building.
入口は建物裏の路地にあります。

The café is down a small side street.
カフェは小さな脇道を入ったところです。

Look for a blue door halfway down the alley.
路地の中ほどにある青いドアを探してください。

安全を確認する

Is it safe to walk through here at night?
夜にここを通っても安全ですか?

Does this alley lead back to the main street?
この路地は大通りへ戻れますか?

I think this is a dead end.
ここは行き止まりだと思います。

道案内で使う表現

Turn into the narrow alley on your left.
左手の細い路地に入ってください。

Go down the alley until you reach a small shrine.
小さな神社に着くまで路地を進んでください。

Take the first side street on the right.
右手最初の脇道に入ってください。

Walk through the alley and turn left at the end.
路地を通り抜け、突き当たりを左に曲がってください。

The shop is just around the corner from the alley.
店はその路地から角を曲がったすぐ先です。

Don’t take the back alley; stay on the main street.
裏路地には入らず、大通りを進んでください。

しゅみすけ

路地に「入る」はturn into the alley、奥へ「進む」はgo down the alley、向こう側へ「通り抜ける」はwalk through the alleyが使いやすい表現です。

in・down・through・alongの使い分け

  • in the alley:路地の中にいる・ある
  • down the alley:路地の先・奥へ進む
  • through the alley:路地の中を通り抜ける
  • along the alley:路地に沿って進む・並ぶ

Small shops are lined along the alley.
小さな店が路地に沿って並んでいます。

alongの「長く伸びる線に沿う」感覚は、be-rize.comのalongのコアイメージと使い方で詳しく確認できます。

関連語

  • main street:大通り・中心街の通り
  • back road:裏道・幹線ではない道
  • passage:通路
  • path:小道・歩道
  • shortcut:近道
  • dead end:行き止まり
  • entrance:入口
  • narrow:狭い
  • hidden:隠れた
  • tucked away:人目につかない場所にひっそりある

路地へ入る目印になる交差点=intersection信号=traffic light、道案内全体の外国人に道を聞かれたときの英語フレーズもあわせて確認できます。

路地裏の店の雰囲気を表すなら、「ひっそり」は英語で?tucked awayなどの違いも役立ちます。

まとめ

建物の間にある細い「路地」は英語で alley。alleywayもほぼ同じ意味です。穏やかな細い小道ならlane、大通りから分かれる脇道ならside street、表通りから外れた裏通りならbackstreetが自然です。

道案内では、Turn into the narrow alley on your left.(左手の細い路地に入ってください)をひとまとまりで覚えておくと便利です。日本の路地の雰囲気を伝えたいときは、charming、quiet、lined with small barsなど、様子を表す言葉も添えましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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