
「軟骨」は英語で何と言うのでしょうか。答えは cartilage です。
膝や肩などの関節だけでなく、鼻、耳、肋骨の前側、気道にもある軟骨。英語では、日常会話でも医学の説明でも基本的に同じ cartilage を使います。ただし、数え方や形容詞形には少しコツがあります。
しゅみすけ
Contents
「軟骨」は英語で cartilage
| 日本語 | 英語 | 使い方 |
|---|---|---|
| 軟骨 | cartilage | 一般・医学のどちらでも使う基本語 |
| 軟骨の、軟骨性の | cartilaginous | 専門的な形容詞 |
| 関節軟骨 | articular cartilage | 骨の端を覆う滑らかな軟骨 |
| 半月板 | meniscus | 膝にある三日月形の線維軟骨 |
cartilage は通常、物質として扱う不可算名詞です。そのため、一般的な「軟骨」を表すときは a cartilage ではなく、冠詞を付けずに使います。
- Cartilage covers the ends of the bones.
軟骨が骨の端を覆っています。 - This part is made of cartilage.
この部分は軟骨でできています。 - a piece of cartilage
軟骨の一片
解剖学で複数の種類や個々の軟骨を区別する場合には cartilages も使われますが、日常英語ではまず不可算の cartilage と覚えれば十分です。
cartilage の発音
cartilage の発音記号は、アメリカ英語で /ˈkɑːr.təl.ɪdʒ/、イギリス英語で /ˈkɑː.təl.ɪdʒ/ が目安です。カタカナでは「カーティリッジ」に近く、最初の car にアクセントがあります。
- CAR-tuh-lidge
- 語尾の -lage は「レイジ」ではなく「リッジ」に近い音
- アメリカ英語では最初の r をはっきり響かせる
形容詞 cartilaginous は /ˌkɑːr.təlˈædʒ.ə.nəs/ が目安で、「カーティラジナス」に近い音です。専門用語なので、まず cartilage を自然に言えるようにしましょう。
cartilage の語源と名前の感覚
cartilage は、ラテン語で「軟骨」を意味する cartilago に由来します。現代英語では、硬く石灰化した bone(骨) と区別される、弾力のある支持組織を指します。
日本語の「軟骨」から「soft bone」と言いたくなりますが、英語では軟骨は単なる「柔らかい骨」ではなく、cartilage という独立した組織名です。
日常語と医学用語の違い
「心臓」の heart と cardiac のように、日常語と医学用語が大きく変わる部位もあります。しかし軟骨は、一般的な説明でも診察でも名詞は cartilage のままです。
| 表現 | 意味 | 場面 |
|---|---|---|
| cartilage | 軟骨 | 日常・病院・科学 |
| articular cartilage | 関節軟骨 | 整形外科など |
| costal cartilage | 肋軟骨 | 解剖学 |
| cartilaginous tissue | 軟骨組織 | 科学・医学 |
| cartilage damage | 軟骨の損傷 | 診察・検査結果 |
軟骨は身体のどこにある?

- joints(関節):骨の端を覆う articular cartilage
- nose(鼻):鼻の形を支える nasal cartilage
- outer ear(外耳):耳の形と柔軟性を保つ elastic cartilage
- ribs(肋骨):肋骨と胸骨をつなぐ costal cartilage
- trachea(気管):気道がつぶれにくいよう支える cartilage rings
つまり cartilage は、joint(関節)だけにあるわけではありません。「硬さ」と「しなやかさ」の両方が必要な場所に使われています。
軟骨は何をするもの?
軟骨の主な役割を、英語では次のように説明できます。
- It reduces friction between bones.
骨どうしの摩擦を減らします。 - It absorbs shock in the joints.
関節で衝撃を吸収します。 - It supports flexible structures.
柔軟な構造を支えます。 - It helps bones grow during childhood.
成長期の骨の成長を助けます。
関節軟骨には血管がほとんどなく、英語では Cartilage has no blood vessels. や Cartilage is avascular. と説明されます。後者は医学寄りの表現です。
cartilage と bone の違い
| cartilage | bone | |
|---|---|---|
| 日本語 | 軟骨 | 骨 |
| 感触 | 弾力があり、しなやか | 硬く、石灰化している |
| 血管 | 基本的にない | ある |
| 主な役割 | 摩擦軽減、衝撃吸収、柔軟な支持 | 支持、保護、運動、ミネラル貯蔵 |
| 英語の数え方 | 通常は不可算 | 通常は可算:a bone / bones |
しゅみすけ
関連する身体英語
| 英語 | 日本語 | ポイント |
|---|---|---|
| joint | 関節 | 骨と骨が接する場所 |
| bone | 骨 | 硬い支持組織 |
| ligament | 靱帯 | 主に骨と骨をつなぐ |
| tendon | 腱 | 筋肉と骨をつなぐ |
| meniscus | 半月板 | 膝で衝撃を分散する線維軟骨 |
| connective tissue | 結合組織 | 組織や器官を支え、つなぐ |
病院で使われる cartilage の表現
- The scan showed cartilage damage in my knee.
検査で膝の軟骨損傷が見つかりました。 - The cartilage has worn down.
軟骨がすり減っています。 - Do I have a cartilage injury?
軟骨を損傷していますか。 - Is the meniscus torn?
半月板は断裂していますか。 - How much cartilage is left in the joint?
関節に軟骨はどのくらい残っていますか。
worn cartilage は「すり減った軟骨」、cartilage loss は「軟骨の減少」、torn cartilage は文脈によって半月板などの損傷を指します。身体の異常を英語で伝えるときは、自己判断で病名を決めず、痛む場所や経過も具体的に伝えるのが大切です。
日常会話で使える例文
- Your outer ear is mostly made of cartilage.
外耳の大部分は軟骨でできています。 - Cartilage is more flexible than bone.
軟骨は骨よりもしなやかです。 - I injured the cartilage in my knee while running.
ランニング中に膝の軟骨を痛めました。 - The cartilage in the nose helps it keep its shape.
鼻の軟骨は鼻の形を保つのに役立ちます。 - Sharks have skeletons made of cartilage, not bone.
サメの骨格は骨ではなく軟骨でできています。
まとめ
「軟骨」は英語で cartilage。通常は不可算名詞で、形容詞は cartilaginous です。関節では摩擦を減らして衝撃を吸収し、鼻・外耳・肋骨・気道では、形を保ちながら柔軟性を与えます。
病院では cartilage damage、worn cartilage、cartilage injury などがよく使われます。bone・joint・ligament・tendon とセットで覚えると、人体の構造を英語でずっと説明しやすくなります。









