
「熱や痛みはないけれど、体が重くて何もする気になれない」「休んでも疲れが取れない」。そんな倦怠感を英語で伝えるなら、まず使いやすいのは fatigue です。ただし、日常の「疲れた」なら tired、力が入らないなら weak、だるくて動きが鈍い状態なら lethargic が合うこともあります。
この記事では、「倦怠感」の英語をニュアンス別に整理し、旅行先の病院やオンライン診療でも使える短い表現を紹介します。
Contents
「倦怠感」は英語でfatigue
fatigue は、普通の疲れよりも強い・長引く「疲労、倦怠感」を表す名詞です。
- I have fatigue.
倦怠感があります。 - I’m experiencing fatigue.
倦怠感があります。 - I feel fatigued.
強い疲労感があります。
fatigued は形容詞です。病院では I feel fatigued. や I’ve been experiencing fatigue. が自然です。なお、英語圏でも fatigue は休息や睡眠だけでは改善しにくい圧倒的な疲れを指すことがあります。原因はさまざまなので、自己判断せず、長引く場合は医療機関に相談しましょう。
tired・fatigued・weak・lethargicの違い

tired:日常的な「疲れた」
I’m tired. は、仕事のあとや寝不足など、日常の「疲れた」に最も使いやすい表現です。休むと回復しそうな疲れにもよく使います。
日常会話の「疲れた」を詳しく知りたい方は、「疲れた」の英語表現まとめもどうぞ。この記事では、病院で伝えたい長引く倦怠感に焦点を当てています。
fatigued:強い・長引く疲労感
I feel fatigued. は、普通の tired より強く、医療の場でも使われる言い方です。
- I’ve felt fatigued for three days.
3日間、倦怠感があります。 - The fatigue doesn’t improve after resting.
休んでも倦怠感が改善しません。
weak:力が入らない
weak は「疲れている」より、体に力が入らない・筋力が落ちたように感じる状態に重点があります。
- I feel weak.
力が入りません。 - My legs feel weak.
脚に力が入りません。
暑い場所や運動後に、のどの渇き・めまいと一緒に弱さを感じるなら、「脱水症状」の英語も確認しておくと安心です。
lethargic:だるくて動く気になれない
lethargic は、エネルギーがなく、動作や反応まで鈍く感じる「無気力な、だるい」という形容詞です。やや硬く、医療でも見かけます。
- I feel lethargic today.
今日はだるくて動く気になれません。 - I’ve been unusually lethargic.
いつもと違って、ずっとひどくだるいです。
sluggish:体が重く、動きが鈍い
sluggish は、体や頭の働きが重く遅い感じです。日常会話なら I feel sluggish this morning.(今朝は体が重くて動きが鈍いです)のように使えます。
病院で役立つ「いつから・どのくらい」の英語
単語だけでなく、期間・休息との関係・生活への影響を加えると伝わりやすくなります。
- I’ve felt fatigued for three days.
3日前から倦怠感があります。 - I feel tired all the time.
ずっと疲れています。 - It doesn’t improve after resting.
休んでも改善しません。 - I wake up tired.
起きたときから疲れています。 - It’s getting worse.
だんだん悪化しています。 - I can’t do my usual activities.
普段どおりの活動ができません。 - I also feel dizzy.
めまいもします。
「めまい」の種類も伝えたいときは、dizzy・lightheaded・vertigoの違いも参考にしてください。
fatigueやlethargicが出てこないときは?簡単な英語で伝えよう
難しい単語を思い出せなくても大丈夫です。知っている短い英語を重ねれば、症状は十分説明できます。
- I feel tired all the time.
ずっと疲れています。 - I have no energy.
元気がありません。 - My body feels heavy.
体が重く感じます。 - I feel tired even after resting.
休んでも疲れています。 - I can’t do what I usually do.
いつもしていることができません。 - This started three days ago.
3日前に始まりました。 - I need a doctor.
医師に診てもらいたいです。
おすすめは、I feel tired even after resting. です。fatigue が出てこなくても、「休んだあとでさえ疲れている」と具体的に言えば、普通の疲れとは違うことを伝えられます。
受診時にそのまま見せられる会話例
Doctor: How long have you felt this way?
(いつからこの状態ですか?)
You: I’ve felt tired and weak for about a week. I feel tired even after resting.
(1週間ほど疲れて力が入りません。休んでも疲れています。)
Doctor: Do you have any other symptoms?
(ほかに症状はありますか?)
You: I sometimes feel dizzy, and I can’t do my usual activities.
(ときどきめまいがして、普段どおりの活動ができません。)
倦怠感が続くときの注意
倦怠感には睡眠不足やストレスだけでなく、貧血、糖尿病、甲状腺の問題などさまざまな原因があります。英国NHSは、原因不明の疲れが数週間続く、日常生活に影響する、体重減少など別の症状を伴う場合には医師への相談を勧めています。また、NHSの疲労解説では、休息や睡眠でも取れない圧倒的な疲れは基礎疾患の可能性があるため、医師に相談するよう案内しています。
胸の痛み、強い呼吸困難、失神、意識の混乱、突然の片側の顔や腕の脱力、ろれつが回らないなどがある場合は、倦怠感の英語を調べ続けず、現地の緊急番号に連絡してください。突然の片側の脱力や言葉の異常は、NHSのFASTガイドでも脳卒中の緊急サインとされています。
※この記事は英語表現の解説を目的としており、診断や治療の代わりではありません。
まとめ:「倦怠感」は状態まで短い英語で伝えよう
- fatigue / fatigued:強い・長引く疲労感、倦怠感
- tired:日常的な「疲れた」
- weak:体に力が入らない
- lethargic:だるくて動く気になれない
- sluggish:体や頭が重く、動きが鈍い
単語が出てこなければ、I feel tired even after resting. と言えばOKです。完璧な専門用語より、「いつから」「休んでも取れない」「いつものことができない」を簡単な英語で足すほうが、相手には具体的に伝わります。
関連記事:「食欲不振」は英語で?loss of appetiteの意味と使い方
だるさの背景に睡眠の問題がある場合は、「不眠」は英語で?眠れない症状の伝え方も参考にしてください。
眠れない・だるい・力が入らない・めまいなどをまとめて確認したい方は、睡眠・疲労・めまいを英語で伝える表現も参考にしてください。










