
「ギプスをする」は、英語では場面によって get a cast、have a cast on、wear a cast などと言います。
- I got a cast on my arm.(腕にギプスをつけてもらいました)
- I have a cast on my arm.(腕にギプスをしています)
- I’m wearing a cast.(ギプスをつけています)
日本語の「ギプスをする」には、「病院でつけてもらう」という動作と、「今つけている」という状態の両方があります。英語では、そこを分けて考えると自然に言えます。
この記事では自然な表現を紹介しますが、目的は cast という単語を一つ覚えることだけではありません。会話中に出てこなくても、知っている簡単な英語で伝える方法まで一緒に考えましょう。
Contents
- 1 「ギプスをする」は英語で?まずは場面別の答え
- 2 一番自然な表現① get a cast|ギプスをつけてもらう
- 3 一番自然な表現② have a cast on|今ギプスをしている
- 4 wear a cast|「身につけている」として言う
- 5 put a cast on|医師がギプスをつける
- 6 発音|castは「キャスト」より母音に注意
- 7 日本語とのズレ|「ギプスをする」は動作?状態?
- 8 plaster castとの違い|castだけで通じる?
- 9 実際に使える例文|独り言・英語日記にも
- 10 この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
- 11 関連する表現
- 12 まとめ|出来事はget、状態はhave on・wear
「ギプスをする」は英語で?まずは場面別の答え
| 伝えたい場面 | 自然な英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 病院でつけてもらった | I got a cast. | ギプスをつけてもらった |
| 今つけている | I have a cast on. | ギプスをしている |
| 装着中である | I’m wearing a cast. | ギプスを身につけている |
| 医師がつけた | The doctor put a cast on my arm. | 医師が腕にギプスをつけた |
どの部位かを言うなら、on my arm(腕に)、on my leg(脚に)のように続けます。
一番自然な表現① get a cast|ギプスをつけてもらう
get a cast は、診察や治療の結果として「ギプスをつけてもらう」という出来事を表す会話的な表現です。
I broke my wrist and got a cast.
手首を骨折して、ギプスをつけてもらいました。
I had to get a cast on my leg.
脚にギプスをしてもらわなければなりませんでした。
ここでの get は単純な「手に入れる」ではなく、治療を受けて「その状態になる」という感覚です。
一番自然な表現② have a cast on|今ギプスをしている
現在の状態を伝えるなら、have a cast on がとても自然です。
I have a cast on my right arm.
右腕にギプスをしています。
How long will you have the cast on?
そのギプスはいつまでつけていますか?
on は、ギプスが体に接して装着されている状態を表します。服や眼鏡について have a jacket on、have glasses on と言えるのと同じ考え方です。
wear a cast|「身につけている」として言う
wear a cast も「ギプスをつけている」という意味です。wear は服だけでなく、眼鏡、補聴器、装具など、体に装着している物にも使えます。
I’m wearing a cast on my left leg.
左脚にギプスをしています。
She has to wear a cast for six weeks.
彼女は6週間ギプスをつけなければなりません。
have a cast on は「今その状態」、wear a cast は「装着して過ごすこと」に少し意識が向きます。ただし、日常会話ではどちらも自然です。

put a cast on|医師がギプスをつける
ギプスをつける人を主語にするなら、put a cast on+部位 を使えます。
The doctor put a cast on my arm.
医師が私の腕にギプスをつけました。
They put my leg in a cast.
脚をギプスで固定してもらいました。
put は「物をある位置・状態へ置く」が中心の基本動詞です。put a cast on my arm なら、ギプスを腕に接する位置へ持っていくイメージです。基本動詞の感覚はbe:RIZEのputの意味とコアイメージでも詳しく確認できます。
発音|castは「キャスト」より母音に注意
cast の発音は、アメリカ英語では /kæst/、イギリス英語では /kɑːst/ が一般的です。
- アメリカ英語:cat の母音に近い「キャスト」
- イギリス英語:口を縦に開く「カースト」に近い音
カタカナの完全な再現ではありません。まずは語末の st を「スト」と強く母音付きで言いすぎず、cas(t) と一息で出す意識を持ちましょう。
日本語とのズレ|「ギプスをする」は動作?状態?
日本語では、次の二つを同じ「ギプスをする」で表せます。
- 病院でギプスをつけてもらう出来事
- ギプスをつけた状態で生活していること
英語では、出来事なら get、状態なら have … on や wear を選ぶのがポイントです。
しゅみすけ
plaster castとの違い|castだけで通じる?
cast だけで、医療用のギプスを意味します。plaster cast は伝統的な石膏製のギプスをより具体的に指す言い方です。
現在はグラスファイバーなど石膏以外の素材も使われるため、素材を限定しない日常会話では cast が使いやすい表現です。なお、日本語の「ギプス」はドイツ語 Gips に由来し、英語で医療用ギプスを gypsum とは言いません。素材としての石膏は、関連記事「石膏」は英語で?gypsum・plasterの違いで解説しています。
実際に使える例文|独り言・英語日記にも
I fell yesterday and broke my arm.
昨日転んで腕を骨折しました。
I got a cast at the hospital.
病院でギプスをつけてもらいました。
I have a cast on my right arm now.
今、右腕にギプスをしています。
It’s hard to take a shower with a cast on.
ギプスをしたままシャワーを浴びるのは大変です。
I have to wear this cast for another three weeks.
あと3週間、このギプスをつけなければなりません。
I’m getting my cast removed next Monday.
来週の月曜日にギプスを外してもらいます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
cast が出てこなくても、会話を止める必要はありません。「なぜつけている?」「これは何をする物?」に分解してみます。
何が起きた?
↓
My arm is broken.(腕の骨が折れています)
医師は何をした?
↓
The doctor put this hard cover on my arm.(医師がこの硬い覆いを腕につけました)
何のため?
↓
It keeps my arm in one place.(腕を動かないようにしてくれます)
たとえば、次のように言えば十分伝わります。
My arm is broken, so the doctor put this hard cover on it.
腕の骨が折れたので、医師がこの硬い覆いをつけました。
しゅみすけ
関連する表現
- 「骨折したかもしれない」は英語で?fracture・sprain・dislocationの違い
- 「転んだ・強く打った」は英語で?fall・slip・trip・hitの違い
- 「通院する・病院へ行く・診てもらう」は英語で?
- 「抜糸してもらう」は英語で?have stitches removed・get stitches outの違い
まとめ|出来事はget、状態はhave on・wear
- ギプスをつけてもらった:I got a cast.
- 今ギプスをしている:I have a cast on.
- ギプスを装着している:I’m wearing a cast.
- 医師がつけた:The doctor put a cast on my arm.
自然な表現を覚えたうえで、忘れたら My arm is broken. The doctor put this on my arm. と簡単な英語へ分解すれば大丈夫です。ぴったりの単語が出なくても、英語を止めない感覚を少しずつ身につけていきましょう。









