「ギプスをする」は英語で?get a cast・have a cast on・wearの違いと簡単な言い換え

「ギプスをする」は英語で?腕にギプスをした人

「ギプスをする」は、英語では場面によって get a casthave a cast onwear a cast などと言います。

  • I got a cast on my arm.(腕にギプスをつけてもらいました)
  • I have a cast on my arm.(腕にギプスをしています)
  • I’m wearing a cast.(ギプスをつけています)

日本語の「ギプスをする」には、「病院でつけてもらう」という動作と、「今つけている」という状態の両方があります。英語では、そこを分けて考えると自然に言えます。

この記事では自然な表現を紹介しますが、目的は cast という単語を一つ覚えることだけではありません。会話中に出てこなくても、知っている簡単な英語で伝える方法まで一緒に考えましょう。

「ギプスをする」は英語で?まずは場面別の答え

伝えたい場面 自然な英語 意味
病院でつけてもらった I got a cast. ギプスをつけてもらった
今つけている I have a cast on. ギプスをしている
装着中である I’m wearing a cast. ギプスを身につけている
医師がつけた The doctor put a cast on my arm. 医師が腕にギプスをつけた

どの部位かを言うなら、on my arm(腕に)、on my leg(脚に)のように続けます。

一番自然な表現① get a cast|ギプスをつけてもらう

get a cast は、診察や治療の結果として「ギプスをつけてもらう」という出来事を表す会話的な表現です。

I broke my wrist and got a cast.
手首を骨折して、ギプスをつけてもらいました。

I had to get a cast on my leg.
脚にギプスをしてもらわなければなりませんでした。

ここでの get は単純な「手に入れる」ではなく、治療を受けて「その状態になる」という感覚です。

一番自然な表現② have a cast on|今ギプスをしている

現在の状態を伝えるなら、have a cast on がとても自然です。

I have a cast on my right arm.
右腕にギプスをしています。

How long will you have the cast on?
そのギプスはいつまでつけていますか?

on は、ギプスが体に接して装着されている状態を表します。服や眼鏡について have a jacket onhave glasses on と言えるのと同じ考え方です。

wear a cast|「身につけている」として言う

wear a cast も「ギプスをつけている」という意味です。wear は服だけでなく、眼鏡、補聴器、装具など、体に装着している物にも使えます。

I’m wearing a cast on my left leg.
左脚にギプスをしています。

She has to wear a cast for six weeks.
彼女は6週間ギプスをつけなければなりません。

have a cast on は「今その状態」、wear a cast は「装着して過ごすこと」に少し意識が向きます。ただし、日常会話ではどちらも自然です。

I got a castとI have a cast onの違いを示すイラスト

put a cast on|医師がギプスをつける

ギプスをつける人を主語にするなら、put a cast on+部位 を使えます。

The doctor put a cast on my arm.
医師が私の腕にギプスをつけました。

They put my leg in a cast.
脚をギプスで固定してもらいました。

put は「物をある位置・状態へ置く」が中心の基本動詞です。put a cast on my arm なら、ギプスを腕に接する位置へ持っていくイメージです。基本動詞の感覚はbe:RIZEのputの意味とコアイメージでも詳しく確認できます。

発音|castは「キャスト」より母音に注意

cast の発音は、アメリカ英語では /kæst/、イギリス英語では /kɑːst/ が一般的です。

  • アメリカ英語:cat の母音に近い「キャスト」
  • イギリス英語:口を縦に開く「カースト」に近い音

カタカナの完全な再現ではありません。まずは語末の st を「スト」と強く母音付きで言いすぎず、cas(t) と一息で出す意識を持ちましょう。

日本語とのズレ|「ギプスをする」は動作?状態?

日本語では、次の二つを同じ「ギプスをする」で表せます。

  1. 病院でギプスをつけてもらう出来事
  2. ギプスをつけた状態で生活していること

英語では、出来事なら get、状態なら have … onwear を選ぶのがポイントです。

しゅみすけ

日本語の単語をそのまま英語へ移そうとせず、「病院でつけてもらったのか」「今つけているのか」を先に考えると、使う動詞が見えやすくなります。

plaster castとの違い|castだけで通じる?

cast だけで、医療用のギプスを意味します。plaster cast は伝統的な石膏製のギプスをより具体的に指す言い方です。

現在はグラスファイバーなど石膏以外の素材も使われるため、素材を限定しない日常会話では cast が使いやすい表現です。なお、日本語の「ギプス」はドイツ語 Gips に由来し、英語で医療用ギプスを gypsum とは言いません。素材としての石膏は、関連記事「石膏」は英語で?gypsum・plasterの違いで解説しています。

実際に使える例文|独り言・英語日記にも

I fell yesterday and broke my arm.
昨日転んで腕を骨折しました。

I got a cast at the hospital.
病院でギプスをつけてもらいました。

I have a cast on my right arm now.
今、右腕にギプスをしています。

It’s hard to take a shower with a cast on.
ギプスをしたままシャワーを浴びるのは大変です。

I have to wear this cast for another three weeks.
あと3週間、このギプスをつけなければなりません。

I’m getting my cast removed next Monday.
来週の月曜日にギプスを外してもらいます。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

cast が出てこなくても、会話を止める必要はありません。「なぜつけている?」「これは何をする物?」に分解してみます。

何が起きた?

My arm is broken.(腕の骨が折れています)

医師は何をした?

The doctor put this hard cover on my arm.(医師がこの硬い覆いを腕につけました)

何のため?

It keeps my arm in one place.(腕を動かないようにしてくれます)

たとえば、次のように言えば十分伝わります。

My arm is broken, so the doctor put this hard cover on it.
腕の骨が折れたので、医師がこの硬い覆いをつけました。

しゅみすけ

castを忘れたら、腕を見せながら “My arm is broken. The doctor put this on my arm.” でも大丈夫です。知っている単語と目の前の状況を一緒に使いましょう。

関連する表現

まとめ|出来事はget、状態はhave on・wear

  • ギプスをつけてもらった:I got a cast.
  • 今ギプスをしている:I have a cast on.
  • ギプスを装着している:I’m wearing a cast.
  • 医師がつけた:The doctor put a cast on my arm.

自然な表現を覚えたうえで、忘れたら My arm is broken. The doctor put this on my arm. と簡単な英語へ分解すれば大丈夫です。ぴったりの単語が出なくても、英語を止めない感覚を少しずつ身につけていきましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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