
「話を濁す」「答えを濁す」は英語で、be vague や give a vague answer と言えます。質問に答えてはいるものの、内容が曖昧で要点が分からない場面にぴったりです。
この記事では自然な英語表現だけでなく、それを思い出せなかったとき、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えます。
Contents
「話を濁す」は英語で?
会話で使いやすい基本表現は次の二つです。
She was vague about the details.
彼女は詳細について話を濁しました。
He gave me a vague answer.
彼は私に曖昧な答えをしました。
vague は「はっきりしない・具体的でない」という形容詞です。日本語の「濁す」という動作を直訳せず、英語では「答えが曖昧だった」と状態を表します。
be vagueの使い方
be vague about+話題 で、「〜について曖昧に話す・はっきり言わない」と表せます。
He was vague about when the project would start.
彼はプロジェクトの開始時期について話を濁しました。
She was deliberately vague about the reason.
彼女は理由について、わざと曖昧に話しました。
Why are you being so vague?
どうしてそんなに話を濁すの?
being vague と進行形にすると、「今、意図的にはっきり言わない態度を取っている」という響きが出ます。
give a vague answerなら「曖昧な答えをする」
give+人+answer は「人に答えを与える」。その答えが vague なら、「曖昧な答えをする」です。
She gave us a vague answer about the budget.
彼女は予算について曖昧な回答をしました。
All I got was a vague answer.
返ってきたのは曖昧な答えだけでした。
誰かを強く責めず、単に説明が不明確だったと言いたい場合にも使いやすい表現です。
発音のポイント
vague は /veɪɡ/ で、「ヴェイグ」に近い一音節です。最後の gue を「グー」と伸ばさず、短く濁ったgの音で止めます。a vague answer は「ァヴェイグ・アンサー」のようにつなげます。
vagueとvaguelyの違い
vague は人・説明・答えが「曖昧な」という形容詞です。vaguely は「曖昧に」という副詞で、動詞を説明します。
- Her answer was vague. 彼女の答えは曖昧でした。
- She answered vaguely. 彼女は曖昧に答えました。
形容詞と副詞の置き場所は、be-rize.comの形容詞と副詞の見分け方で詳しく確認できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
「話をそらす」とは何が違う?
「話を濁す」は、同じ話題について話しながら、核心や詳細をはっきり言いません。一方、「話をそらす」は、別の話題へ移ったり、質問そのものを避けたりします。
- be vague:同じ話題のまま曖昧に話す
- change the subject:別の話題へ変える
- dodge the question:質問をうまくかわす
- beat around the bush:本題を避けて遠回しに話す
たとえば「いつ完成しますか?」に「近いうちです」と答えるなら be vague。「ところで次の企画ですが」と別の話を始めるなら change the subject です。
詳しい違いは、「話をそらす」は英語で?でも解説しています。
日本語の「話を濁す」とのズレ
日本語の「話を濁す」には、意図的に核心を言わないニュアンスが含まれやすくあります。ただし、英語の vague だけでは、わざとなのか、本人もよく分かっていないのかは決まりません。
意図を明確にするなら、副詞や説明を足します。
He was intentionally vague.
彼は意図的に話を濁しました。
She avoided giving a clear answer.
彼女は明確な答えを出すことを避けました。
Maybe she didn’t know the details herself.
彼女自身も詳細を知らなかったのかもしれません。
相手の意図が分からないときは、最初から「わざと」と決めつけず、Her answer was vague. と事実だけを述べるほうが安全です。
実際に使える例文
仕事・会議で
The manager was vague about the deadline.
マネージャーは締め切りについて話を濁しました。
I asked about the cost, but she gave me a vague answer.
費用について尋ねましたが、彼女は曖昧な答えをしました。
Could you be a little more specific?
もう少し具体的にお話しいただけますか?
友人との会話で
I asked what happened, but he was vague.
何が起きたのか聞きましたが、彼は話を濁しました。
She wouldn’t give me a straight answer.
彼女はどうしてもはっきり答えてくれませんでした。
独り言・英語日記で
I asked her when she would decide, but her answer was vague.
いつ決めるのか聞きましたが、答えは曖昧でした。
She talked for a while, but I still didn’t know the answer.
彼女はしばらく話しましたが、結局答えは分かりませんでした。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
vague を思い出せなくても、「質問した」「はっきり答えなかった」「結局分からなかった」と順に言えば、話を濁した状況を説明できます。

はっきりした質問をした
↓
They asked a clear question.
彼女ははっきり答えなかった
↓
She didn’t answer clearly.
彼らは結局分からなかった
↓
They still didn’t know.
もっと短く言うなら、She didn’t give a clear answer.(彼女は明確な答えをしませんでした)だけでも十分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 話を濁す:be vague
- 曖昧な答えをする:give a vague answer
- 曖昧に答える:answer vaguely
- 明確な答えを避ける:avoid giving a clear answer
- 知らなければ:She didn’t answer clearly.
自然な vague を覚えつつ、忘れたら「はっきり答えなかった」と基本語へ分解しましょう。日本語の比喩を直訳しなくても、起きたことは十分に伝えられます。









