
「今日は聞き役になった」「私はどちらかというと聞き役です」は、英語でどう言えばよいのでしょうか。
英語では、日本語の「役」に引っ張られて難しい表現を作るより、自分は主に聞いていたとそのまま言うのが自然です。
この記事では「聞き役になる」の自然な英語を紹介します。ただ、本当の目的は表現を一つ覚えることだけではありません。ぴったりの言い方を忘れても、talk・ask・listenなどの知っている英語で場面を説明する方法も一緒に考えます。
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「聞き役になる」は英語で?
会話の中で聞く側に回ったなら、最も簡単で自然なのは次の表現です。
I mostly listened.
私は主に聞き役でした。
I did more listening than talking.
話すより聞くほうが多かったです。
「私はどちらかというと聞き役だった」と役割を対比させるなら、次の言い方もできます。
I was more of a listener.
私はどちらかというと聞き役でした。
性格として「私は聞き上手です」と言うなら、I’m a good listener.が自然です。
I mostly listened:その場では主に聞いていた
mostlyは「大部分は・主に」という意味です。誰かがよく話し、自分はあまり話さなかった場面を簡潔に表せます。
She had a lot to say, so I mostly listened.
彼女は話したいことがたくさんあったので、私は聞き役になりました。
At dinner, I mostly listened and asked questions.
夕食では、主に聞き役になって質問をしました。
「聞き役になる」を英語にするときは、これくらい直接的な文で十分です。
I did more listening than talking:話すより聞いた
do more A than Bで「BよりAを多くする」という比較ができます。
I did more listening than talking at the meeting.
会議では、話すより聞く側に回りました。
He did most of the talking, and I listened.
彼がほとんど話し、私は聞き役でした。
このdo the talkingは「話す役を引き受ける・主に話す」という自然な表現です。反対側を難しく言わず、I listened.と続ければ対比が伝わります。
I was more of a listener:どちらかというと聞く側
more of a ~は「どちらかというと~」「むしろ~に近い」という感覚です。
In that group, I was more of a listener.
そのグループでは、私はどちらかというと聞き役でした。
I’m usually more of a listener than a talker.
私は普段、話し手というより聞き手です。
一時的な場面ならwas、普段の傾向ならamを使います。
a good listener:性格として「聞き上手」
a good listenerは、ただ黙っている人ではなく、相手に注意を向けて上手に話を聞ける人です。
She’s a good listener.
彼女は聞き上手です。
My friends say I’m a good listener.
友達には、私は聞き上手だと言われます。
「今日たまたま聞き役になった」という出来事より、性格や能力を表す言い方です。
発音のポイント
listenerの発音は /ˈlɪs.ən.ər/ です。つづりにはtがありますが、通常このtは発音しません。「リスナー」に近い音です。
listenも /ˈlɪs.ən/ で、tを読まない点は同じです。
I was more of a listener.は、単語を一つずつ切らず、more of aをひとかたまりにすると自然に聞こえます。
しゅみすけ(大山俊輔)
「相談に乗る」との違い
「聞き役になる」は、必ずしも悩み相談とは限りません。友達との雑談、初対面の集まり、会議などで、自分が話すより相手の話を聞いた場合にも使います。
一方、「相談に乗る」は、相手の悩みを聞き、一緒に考えたり助言したりする場面です。
- I mostly listened.:私は主に聞き役だった
- I listened to her problems.:彼女の悩みを聞いた
- I gave her some advice.:彼女に助言した
相談場面の言い分けは、「相談に乗る」は英語で?で詳しく紹介しています。
「黙っていた」と「聞いていた」は同じではない
I was quiet.は「静かにしていた・口数が少なかった」ことを表します。相手の話に注意を向けていたとは限りません。
I listened.は、相手の話に意識を向けて聞いたことを表します。
I didn’t say much, but I listened carefully.
あまり話しませんでしたが、注意深く聞いていました。
聞き役は、ただ発言しない役ではありません。相づちを打ち、質問し、相手が話しやすいようにする積極的な役割です。
会話で使える自然な例文
You talk. I’ll listen.
あなたが話して。私は聞くよ。
I’ll be happy to listen.
喜んで話を聞くよ。
I asked a few questions and let her talk.
いくつか質問して、彼女に話してもらいました。
He needed someone to listen to him.
彼には話を聞いてくれる人が必要でした。
I tried not to interrupt her.
彼女の話を遮らないようにしました。
独り言・英語日記で使える例文
I met an old friend today. She talked a lot, and I mostly listened.
今日は昔の友達に会いました。彼女がたくさん話し、私は主に聞き役でした。
I was more of a listener at today’s meeting.
今日の会議では、私はどちらかというと聞き役でした。
Everyone was excited, so I let them talk.
みんな興奮していたので、話してもらいました。
I asked questions and learned a lot about her.
質問をして、彼女のことをたくさん知りました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

I was more of a listener.が出てこなくても、「聞き役」という日本語を英語へ直訳する必要はありません。その場で実際に起きたことを順番に言います。
相手は何をした?
彼女がたくさん話した。
She talked a lot.
↓
自分は何をした?
彼女に質問した。
I asked her questions.
↓
そのあと?
彼女の話を聞いた。
I listened to her.
三つをつなげれば、聞き役になった場面がそのまま伝わります。
She talked a lot. I asked her some questions and listened to her.
彼女はたくさん話しました。私はいくつか質問をして、彼女の話を聞きました。
もっと短くても構いません。
She talked. I listened.
彼女が話し、私は聞きました。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する英語表現
- 「相談に乗る」は英語で?listen・hear out・give adviceの違い
- 「話を遮る」は英語で?interrupt・cut someone offの違い
- 「聞き流す」は英語で?tune out・ignoreとの違い
- 「話しやすい」は英語で?easy to talk to・approachableの違い
まとめ
「聞き役になる」は、日常会話ではI mostly listened.が簡単で自然です。「話すより聞いた」ならI did more listening than talking.、「どちらかというと聞く側」ならI was more of a listener.と言えます。
どの表現も出てこなければ、She talked. I listened.で十分です。難しい一語を探すより、実際に起きたことを基本動詞へ戻せば、英語を止めずに伝えられます。









