
「奨学金をもらう」は英語で、日常会話なら get a scholarship が自然です。
少し改まって「奨学金を受給する」と言うなら receive a scholarship、審査の結果として授与されたことを強調するなら be awarded a scholarship も使えます。
ただし、日本語の「奨学金」には返済が必要な貸与型も含まれます。英語の scholarship は通常、返済不要の学費援助を指すため、このズレにも注意が必要です。自然な表現を覚えつつ、出てこなかったときの簡単な伝え方も一緒に考えましょう。
Contents
「奨学金をもらう」は英語で?
I got a scholarship.
奨学金をもらいました。
友人との会話や英語日記なら、この一文が最も簡単で使いやすいでしょう。
I got a scholarship to study abroad.
留学するための奨学金をもらいました。
She got a full scholarship.
彼女は全額支給の奨学金をもらいました。
full scholarship は、一般に授業料などの対象費用が全額カバーされる奨学金です。何が含まれるかは制度によって異なるため、必要なら It covers all of my tuition.(授業料を全額カバーします)のように具体的に説明します。
get・receive・be awarded・winの違い
get a scholarship:奨学金をもらう
最も会話的で幅広く使える言い方です。申請や審査の過程より、「結果として奨学金を得た」ことに焦点があります。
I got a scholarship for college.
大学進学のための奨学金をもらいました。
receive a scholarship:奨学金を受給する
receive は get より少し改まった響きがあります。書類、紹介文、正式な説明にも使いやすい表現です。
He received a scholarship from the university.
彼は大学から奨学金を受け取りました。
be awarded a scholarship:奨学金を授与される
審査や選考によって奨学金が正式に与えられたことを強調します。
I was awarded a scholarship based on my grades.
成績に基づいて奨学金を授与されました。
win a scholarship:競争を経て奨学金を勝ち取る
応募者の中から選ばれた、競争を勝ち抜いた、というニュアンスが出やすい表現です。
She won a scholarship to study in Canada.
彼女はカナダ留学の奨学金を獲得しました。
しゅみすけ(大山俊輔)
普段の会話なら get a scholarship で十分です。receive や be awarded が出てこなくても、簡単な get を選べば自然に伝えられます。難しい動詞へ言い換える必要はありません。
発音のポイント
scholarship は、最初の音節を強く発音します。
SCHOL-ar-ship
カタカナの「スカラーシップ」のようにすべてを同じ強さで言わず、最初の schol をはっきり言います。冒頭の sch は「スク」ではなく、school と同じ「ス」の音から始まります。
get a scholarship は get-a をつなげ、その後に SCHOL-ar-ship を置くように練習しましょう。
なぜget a scholarshipになるの?
get の基本イメージは、自分のところに何かが「来る・手に入る」ことです。
そのため、英語ではお金そのものを「もらう」と考えるより、奨学金という資格・支援を「得る」と捉えて get a scholarship と言えます。
- get a scholarship:奨学金を得る
- get a grant:助成金を得る
- get financial aid:経済援助を受ける
scholar は「学者・学識のある人」、-ship は状態や身分などを作る語尾です。現在の scholarship は、学生の学びを支えるために与えられる金銭的援助を表します。
日本語の「奨学金」と英語のscholarshipのズレ
ここは特に重要です。
日本では、返済不要の「給付型」と、卒業後などに返済する「貸与型」の両方が奨学金と呼ばれます。一方、英語の scholarship は通常、成績、能力、活動実績、経済状況などを基準に与えられる、返済不要の援助を指します。
返済不要ならscholarship
I received a scholarship that covers half of my tuition.
授業料の半分をカバーする奨学金を受給しました。
返済が必要ならstudent loan
I took out a student loan.
学生ローン・貸与型の奨学金を借りました。
loan は返す必要のある借入金です。日本語で「奨学金を借りた」と言う状況なら、英語では student loan のほうが誤解が少ない場合があります。
I have to pay back my student loan after graduation.
卒業後、学生ローンを返済しなければなりません。
scholarship・grant・financial aidの違い
scholarship:学生に与えられる奨学金
成績、能力、スポーツ、活動、経済状況など、制度で定められた条件をもとに与えられます。
grant:特定目的のための助成金
教育だけでなく、研究や事業など幅広い目的で使われる返済不要の資金です。学生向けの支援を grant と呼ぶ制度もあります。
financial aid:経済援助の総称
奨学金、助成金、ローンなどを含む、学生向け経済支援全体を指すことがあります。
I applied for financial aid.
経済援助を申請しました。
制度名は国や学校によって異なるため、分からないときは「返す必要があるか」「授業料のどこまでを負担するか」を説明すると確実です。
英語日記・近況報告で使える例文
I applied for a scholarship last month.
先月、奨学金に応募しました。
I found out that I got the scholarship today.
今日、奨学金をもらえると分かりました。
I was so happy to get a scholarship.
奨学金をもらえて、とてもうれしかったです。
My scholarship covers my tuition.
私の奨学金は授業料をカバーします。
I got a partial scholarship.
一部支給の奨学金をもらいました。
I need to keep good grades to keep my scholarship.
奨学金を継続するには、よい成績を維持する必要があります。
I didn’t get the scholarship, so I’ll apply again next year.
奨学金をもらえなかったので、来年もう一度応募します。
I use the scholarship money for books and tuition.
奨学金を本代と授業料に使っています。
この表現を知らなかったら?【しゅみすけ式】

scholarship が出てこなくても、「誰が」「何を払う」「返す必要があるか」を簡単な英語で説明すれば伝わります。
My school will pay some of my school fees.
学校が学費の一部を払ってくれます。
The university gave me money to study.
大学が勉強するためのお金をくれました。
I don’t have to give the money back.
そのお金を返す必要はありません。
貸与型なら、次のように言えます。
I got money for school, but I have to give it back later.
学校のためのお金を受け取りましたが、後で返さなければなりません。
頭の中では、次の順番で分解できます。
- 誰がお金を出す? → My school / the university
- 何のため? → to study / for my school fees
- 返す必要がある? → I don’t have to give it back. / I have to give it back later.
give、pay、have to などの基本語だけでも、奨学金なのか借りたお金なのかまで説明できます。
しゅみすけ(大山俊輔)
scholarship が出てこないときは、「学校が学費を払ってくれる」「そのお金は返さなくていい」と中身を言いましょう。日本語一語を探すより、相手にとっても状況が具体的になります。
よくある間違い
apply forは「もらう」ではなく「応募する」
I applied for a scholarship. は「奨学金に応募した」という意味です。まだ受給が決まったとは限りません。
- I applied for a scholarship.:奨学金に応募した
- I got a scholarship.:奨学金をもらった
borrow a scholarshipとは通常言わない
返済するお金を借りたなら、borrowed money や took out a student loan と言います。scholarship 自体は通常、返済不要の援助として理解されます。
まとめ
「奨学金をもらう」の最も使いやすい表現は get a scholarship です。
- get a scholarship:会話で自然な「奨学金をもらう」
- receive a scholarship:少し改まった「奨学金を受給する」
- be awarded a scholarship:選考の結果、授与される
- win a scholarship:競争を経て獲得する
- student loan:返済が必要な学生向け借入金
表現を忘れたら、My school will pay some of my school fees. のように、誰が何を払ってくれるのかを基本語で説明すれば大丈夫です。









