
電車の旅の途中で観光したり、友人に会ったりするために、目的地より前の駅でいったん降りることがあります。そんな「途中下車する」は英語でどう言えばよいのでしょうか。
日常会話なら、I got off at Nagoya on the way.(途中の名古屋で降りました)のように、get off+場所+on the way と具体的に言うのが分かりやすく自然です。
英国の鉄道旅行や切符の文脈では break my journey、途中の町へ立ち寄るなら stop off in Nagoya も使えます。ただし、日本語の「途中下車」に常に対応する一つの英単語があるわけではありません。この記事では違いを整理し、表現を知らないときの簡単な伝え方も考えます。
先に結論
- 途中の駅で降りる:get off at ~ on the way
- 旅程をいったん中断する:break one’s journey
- 途中の町に短く立ち寄る:stop off in ~
- 簡単に説明する:I got off in Nagoya. Then I took another train.
Contents
「途中下車する」は get off at ~ on the way が分かりやすい
会話で「目的地へ行く途中、ある駅で降りた」と伝えるなら、get off に駅名と on the way を加えます。
- I got off at Nagoya on the way to Kyoto.
京都へ行く途中、名古屋で途中下車しました。 - We got off at a small station on the way.
私たちは途中の小さな駅で降りました。 - I’m going to get off at Kamakura on the way to Enoshima.
江の島へ行く途中、鎌倉で降りる予定です。 - Can we get off somewhere on the way?
途中でどこかに降りられますか。
get off は電車・バス・飛行機などから「降りる」、on the way は「目的地へ向かう途中で」です。二つを組み合わせれば、「途中下車」という日本語を無理に英語一語へ変換せず、その場面をそのまま説明できます。
なぜget offを使う?
電車やバスのように、乗客が中で立ったり歩いたりできる比較的大きな乗り物には、乗るとき get on、降りるとき get off を使います。
- get on the train:電車に乗る
- get off the train:電車を降りる
- get off at Nagoya:名古屋駅で降りる
駅名の前には通常 at を使います。都市全体を立ち寄り先として捉える場合は、get off in Nagoya と言うこともできます。
get off の「乗り物を降りる」以外の意味は、get offの意味と使い分けで詳しく解説しています。
break one’s journeyは旅程をいったん中断する
break one’s journey は、目的地までの旅を途中でいったん中断し、後で再開することです。特に英国英語や鉄道の切符・利用条件で見かける表現です。
- I broke my journey in Nagoya.
名古屋で途中下車しました。 - We broke our journey to spend the night in York.
私たちはヨークで一泊するため、旅を途中で中断しました。 - Can I break my journey with this ticket?
この切符で途中下車できますか。 - A break of journey is not allowed with this ticket.
この切符では途中下車できません。
ここでの break は「壊す」ではなく、続いている移動を途中で区切ることです。journey は出発地から目的地までの移動全体を表します。
ただし、友人との日常会話で単に「途中の名古屋で降りた」と言うだけなら、I got off at Nagoya on the way. の方が簡単で状況も伝わりやすいでしょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
stop offは途中の場所に立ち寄る
stop off は、最終目的地へ向かう途中で、別の場所に短時間立ち寄ることを表します。英国英語でよく使われます。
- We stopped off in Nagoya for lunch.
私たちは昼食のため名古屋に途中で立ち寄りました。 - I stopped off to see a friend.
友人に会うため途中で立ち寄りました。 - Let’s stop off in Hakone on the way home.
帰りに箱根へ立ち寄りましょう。
stop off は、必ずしも電車から降りる動作だけを指しません。車・バス・電車など移動手段を問わず、「旅の途中でそこに滞在する」という意味です。
stopoverは名詞として使うことが多い
stopover は「途中降機・途中滞在」という名詞です。飛行機の乗り継ぎで特によく使われますが、旅程の途中で一定時間滞在する場合にも使えます。
- We had a two-day stopover in Seoul.
ソウルで2日間の途中滞在をしました。 - Is a stopover allowed on this ticket?
この切符では途中滞在が認められていますか。
動詞として「途中下車した」と言いたいときに、いきなり I stopovered のように作るのではなく、I stopped off、I broke my journey、または I got off ~ on the way を使う方が自然です。
日本語の「途中下車」と英語のズレ
| 日本語で想定する場面 | 自然な英語 |
|---|---|
| 途中の駅で電車を降りた | I got off at Nagoya on the way. |
| 切符を使った旅程を中断し、後で再開した | I broke my journey in Nagoya. |
| 観光や食事のため途中の町に立ち寄った | I stopped off in Nagoya. |
| 飛行機の乗り継ぎ地で滞在した | I had a stopover in Seoul. |
日本語ではこれらを広く「途中下車」「途中で立ち寄る」と表せますが、英語では降りる動作、旅程の中断、途中滞在のどこに焦点を置くかで表現が変わります。
発音のポイント
get off は、二語を完全に切らずにつなげます。get の最後の /t/ は弱くなり、「ゲット・オフ」より「ゲトフ」に近いまとまりになります。
journey は /ˈdʒɝː.ni/ または /ˈdʒɜː.ni/ が目安で、最初の音節を強く読みます。break my journey を一つのかたまりで練習しましょう。
途中下車について駅員に確認する例文
- Can I get off at Nagoya and continue later?
名古屋で降りて、後で続きを移動できますか。 - Can I leave the station with this ticket?
この切符で駅の外へ出られますか。 - Can I use the same ticket after I get off?
降りた後も同じ切符を使えますか。 - Do I need to buy another ticket?
別の切符を買う必要がありますか。 - How long can I stay here before continuing?
移動を再開するまで、ここにどのくらい滞在できますか。
途中下車の規則は鉄道会社・切符・国によって異なります。英語表現を知っていても利用できるとは限らないため、実際の切符条件を確認しましょう。
英語日記・独り言で使える例文
- I got off at Nagoya on the way to Kyoto.
京都へ行く途中、名古屋で途中下車しました。 - I left the station and had lunch nearby.
駅を出て、近くで昼食を食べました。 - I visited a friend and took another train in the evening.
友人を訪ね、夕方に別の電車へ乗りました。 - We stopped off in a small town for two hours.
小さな町に2時間立ち寄りました。 - Breaking the journey made the long trip more enjoyable.
途中で旅を区切ったことで、長旅がより楽しくなりました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
break my journey や stop off を知らなくても、「どこで降りた?」「何をした?」「その後どうした?」の三つに分ければ伝えられます。

どこで降りた?
名古屋で降りた。
↓
I got off in Nagoya.
そこで何をした?
友人を訪ねた。
↓
I visited my friend.
その後どうした?
別の電車に乗った。
↓
Then I took another train.
三文をつなげると、次のようになります。
I got off in Nagoya. I visited my friend. Then I took another train.
「途中下車」に当たる専門的な表現は一つもありません。それでも、名古屋でいったん電車を降り、友人に会い、その後また電車で移動したことがはっきり伝わります。
もっと短く言うなら、次のような基本語だけでも大丈夫です。
- I went to Kyoto, but I visited Nagoya first.
京都へ行きましたが、先に名古屋を訪れました。 - I got off the train, walked around the town, and got on another train later.
電車を降り、町を歩き、後で別の電車に乗りました。 - I stayed there for two hours and then went to Kyoto.
そこに2時間滞在し、その後京都へ行きました。
しゅみすけ(大山俊輔)
よくある間違い
- × I got down the train.
電車を降りるなら、通常は get off the train を使います。 - × I got off from the train.
get off の後ろに乗り物を直接置き、get off the train とします。 - △ I stopped at Nagoya.
自分が名古屋で立ち止まった、滞在したという意味にはなりますが、電車を降りたことは明示しません。 - × I missed my stop.
これは降りる予定の駅を通り過ぎた「乗り過ごす」です。意図的な途中下車とは逆なので、詳しくは「乗り過ごす」の英語をご覧ください。
まとめ|「途中下車」を実際の動作に分ける
日常会話で「途中下車する」と言うなら、get off at ~ on the way が分かりやすい表現です。旅程をいったん中断する制度的な意味なら break one’s journey、途中の町へ立ち寄るなら stop off in ~ が使えます。
表現を忘れても、I got off in Nagoya. I visited my friend. Then I took another train. と出来事を順番に話せば十分です。日本語一語を探すのではなく、実際にした動作へ分けることが英会話を止めないコツです。
電車・外出で一緒に使う英語
- get offの意味は?乗り物を降りる使い方
- 「電車に乗る」は英語で?get on・take・rideの違い
- 「寄り道する」は英語で?stop by・detourの違い
- 「乗り過ごす」は英語で?miss my stopの使い方
- 海外の移動・交通で使う英語まとめ
改札・ホーム・切符・乗車・乗り換え・遅延など、電車と駅で使う表現をまとめて確認するなら、電車・駅で使う英語総合ガイドもご覧ください。









