
「ボタンを押す」は英語で、基本的に press a button と言います。
「押す」と聞くと push を思い浮かべる人も多いでしょう。push a button も使われますが、機械やリモコンのボタンを指で押して作動させるなら、まず press を覚えておくと自然です。
この記事では「ボタンを押す」の自然な表現を紹介します。ただ、英会話で press が出てこなくても大丈夫です。最後に、すでに知っている簡単な英語だけでどう伝えるかも一緒に考えましょう。
Contents
一番基本の形は次のとおりです。
Press the button.
ボタンを押して。
I pressed the power button.
電源ボタンを押しました。
目の前にある特定のボタンなら the button、どれか一つのボタンなら a button を使います。
- Press this button.(このボタンを押して)
- Press the red button.(赤いボタンを押して)
- Press a button to start.(開始するにはボタンを押してください)
pressの発音
press の発音記号は /pres/ です。「プレス」と3拍に分けず、最初の p から最後の s までを短く一息で言うのがポイントです。日本語の「プ」より母音を弱くし、プレッスに近い感覚で素早く言います。
過去形・過去分詞は pressed /prest/。つづりには -ed が付きますが、「プレスト」に近く、edを「エド」とは読みません。
なぜpressを使うの?
press のコアイメージは、ある面に力を加えて押しつけることです。指をボタンの表面に当て、下へ力を加える動きによく合います。
ボタンを押した結果、テレビがつく、ドアが開く、エレベーターが動くなど、機械が作動します。そのため、取扱説明や画面の案内でも press がよく使われます。

pressとpushの違い
日本語ではどちらも「押す」ですが、英語では見ている動きが少し違います。
| 英語 | 中心のイメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| press | 面に力を加える、押しつける | ボタン、キー、画面、服にアイロンをかける |
| push | 力を加えて前方へ動かす | ドア、箱、カート、人を押す |
たとえば、ドアそのものを向こうへ動かすなら push the door。ドアを開けるための小さなボタンを押すなら press the button が自然です。
ただし、push a button も実際の会話では使われ、誤りではありません。特に「とにかくそのボタンをグッと押す」という物理的な動きを意識すると push が選ばれることがあります。初心者は、機械を作動させるボタンなら press を第一候補にすれば十分です。
しゅみすけ(大山俊輔)
よく使うボタン操作の英語
ボタンを長押しする
Press and hold the button.
ボタンを長押ししてください。
英語では「押して、そのまま保つ」と分解して press and hold と言います。
ボタンをもう一度押す
Press the button again.
ボタンをもう一度押して。
間違ったボタンを押す
I pressed the wrong button.
間違ったボタンを押しました。
ボタンを二回押す
Press the button twice.
ボタンを二回押してください。
ボタンが反応しない
The button doesn’t work.
そのボタンは反応しません。
難しく考えず「ボタンが働かない」と表現すれば伝わります。
リモコン・エレベーター・家電で使える例文
- I pressed the power button on the remote.
リモコンの電源ボタンを押しました。 - Press the volume button.
音量ボタンを押して。 - Which button should I press?
どのボタンを押せばいいですか? - Press the button for the fifth floor.
5階のボタンを押してください。 - I pressed the start button on the washing machine.
洗濯機のスタートボタンを押しました。 - Don’t press that button.
そのボタンは押さないで。 - Nothing happened when I pressed it.
それを押しても何も起きませんでした。
「押す」の英語は物によって変わる
日本語の「押す」は幅が広く、いつも press になるわけではありません。
- ボタンを押す:press a button
- ドアを押す:push the door
- キーボードのキーを押す:press a key
- 画面を軽く押す:tap the screen
- 呼び鈴を押す:press the doorbell / ring the doorbell
スマホ画面では、短く触れる動作を tap と言うのが一般的です。「何を」「どんなふうに」押したかを見るのがコツです。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
press が会話中に出てこなかったら、「押す」にぴったり対応する別の難しい動詞を探す必要はありません。
結局、何をした?
↓
指でボタンに触れた
↓
そのあと機械が動いた
この順に、知っている語で説明できます。
- I touched this button.
このボタンに触りました。 - I used this button.
このボタンを使いました。 - Put your finger here.
ここに指を置いて。 - Touch this, and the TV will turn on.
ここに触れると、テレビがつきます。 - I did this, but nothing happened.
こうしたけれど、何も起きませんでした。
touch や use は press と完全に同じ意味ではありません。それでも、実物を指したり身ぶりを付けたりすれば、用件は十分伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
独り言英会話・英語日記で使ってみよう
今日した動作をそのまま I で始めれば、練習になります。
- I pressed the button and turned on the TV.
ボタンを押してテレビをつけました。 - I pressed the wrong button on the remote.
リモコンの違うボタンを押してしまいました。 - I pressed the elevator button twice.
エレベーターのボタンを二回押しました。
まとめ
「ボタンを押す」は、まず press a button と覚えましょう。push a button も使われますが、ボタンを押して機械を作動させる場面では press が基本です。
そして press を忘れても、I touched this button. や I used this button. と知っている単語で説明できます。ぴったりの一語が出ないときこそ、「結局、何をしたのか」に分解してみてください。
関連する英語表現
- 「リモコン」は英語で?remote・remote controlの違い
- 「電気をつける・消す」は英語で?turn on・turn off
- 「コンセントを挿す・抜く」は英語で?plug in・unplug
この場面の関連表現は、家電の操作・設定を英語でにまとめています。









