
「この問題について話し合おう」「家族で今後のことを話し合った」。日本語の「話し合う」は、英語では discuss、talk about、talk things over などで表します。
この記事では自然な表現と使い分けを紹介します。ただ、英会話で大切なのは一つの動詞を覚えることだけではありません。表現が出てこないとき、知っている簡単な英語でどう話し合いを始め、進めるかも一緒に考えましょう。
Contents
「話し合う」は英語で?
- discuss ~:議題・問題について意見を交わす
- talk about ~:~について話す
- talk ~ over:決める前によく話し合う
- talk through ~:問題や手順を順を追って話し合う
We need to discuss this problem.
この問題について話し合う必要があります。
Let’s talk about what happened.
何が起きたのか話し合いましょう。
We should talk it over before we decide.
決める前によく話し合ったほうがよいです。
discussの意味と使い方
discuss は、ある話題について複数の人が意見や情報を出し合う動詞です。仕事の会議だけでなく、家族や友人との話し合いにも使えます。
We discussed the new plan.
新しい計画について話し合いました。
I need to discuss this with my manager.
このことを上司と話し合う必要があります。
Let’s discuss what we can do.
私たちに何ができるか話し合いましょう。
discuss aboutは基本的に使わない
日本語の「~について」に引っぱられて discuss about the problem と言いたくなりますが、discuss の直後には話題をそのまま置きます。
- ○ discuss the problem
- × discuss about the problem
about を使うなら、動詞を talk にします。
talk about the problem
その問題について話す
しゅみすけ(大山俊輔)
発音のポイント
discuss は /dɪˈskʌs/。後半の cuss を強く読み、「ディスカス」に近い響きです。最初の di は軽く発音します。
talk it over は単語ごとに切らず、talk-it-over をつなげます。アメリカ英語では it の /t/ が軽くなり、「トーキロウヴァー」に近く聞こえることがあります。
talk aboutは最も簡単で幅広い
talk about は「~について話す」という基本表現です。結論を出すための正式な話し合いとは限りませんが、日常会話では「話し合う」と訳せる場面が多くあります。
Can we talk about our schedule?
予定について話し合えますか?
We talked about the problem last night.
昨夜、その問題について話し合いました。
初心者が迷ったときには、まず talk about を使えば十分伝わります。
talk things overは「よく話してから決める」
talk something over は、判断や決定の前に、その件を一緒によく検討する表現です。
Let’s talk it over tonight.
今夜、よく話し合いましょう。
I need to talk the offer over with my family.
その提案について家族と話し合う必要があります。
目的語が it の場合は、必ず talk it over の語順にします。
- ○ talk it over
- × talk over it
talk throughは「順を追って整理する」
talk through は、問題・選択肢・手順などを一つずつ確認しながら話す感覚です。
Let’s talk through our options.
選択肢を一つずつ話し合いましょう。
She talked me through the process.
彼女はその手順を順番に説明してくれました。
talk someone through ~ になると、「人に~を順を追って説明する」という意味にもなります。
「相談する」と「話し合う」の違い
日本語でも似ていますが、中心が違います。
- 相談する:相手に事情を話し、助言や意見を求める
- 話し合う:お互いに意見を出し、理解・解決・決定を目指す
Can I ask you for advice?
相談してもいいですか?
We need to discuss this together.
これは一緒に話し合う必要があります。
一方的にアドバイスをもらうなら ask for advice、双方が意見を出すなら discuss や talk about が自然です。
日本語の「話し合う」と英語のズレ
日本語の「話し合う」には、「問題を共有する」「互いの意見を聞く」「解決策を決める」という複数の動作が含まれています。英語では、その目的を具体的に言うと自然です。
- 問題を共有する:talk about the problem
- 意見を聞く:ask what the other person thinks
- 選択肢を検討する:talk through the options
- 一緒に決める:decide together
「話し合う」の単語を探すだけでなく、話し合って何をしたいのかを考えると、英語を組み立てやすくなります。
実際に使える例文
職場で
We need to discuss the deadline.
締め切りについて話し合う必要があります。
Let’s talk about what went wrong.
何がうまくいかなかったのか話し合いましょう。
家族・友人と
We talked it over as a family.
家族でよく話し合いました。
Can we sit down and talk?
座って話し合えますか?
恋愛・人間関係で
I don’t want to argue. I just want to talk.
言い争いたいのではなく、ただ話し合いたいです。
Let’s talk about how we both feel.
お互いがどう感じているか話し合いましょう。
英語日記・独り言で
I talked things over with my coworker today.
今日は同僚とよく話し合いました。
We shared our ideas and decided what to do next.
意見を出し合い、次に何をするか決めました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

discuss や talk things over が出てこなくても、話し合いで実際にすることを順番に言えば大丈夫です。
まず、何がある?
↓
問題がある
We have a problem.
私たちには問題があります。
相手の意見を聞く
↓
What do you think?
あなたはどう思いますか?
次の行動を一緒に考える
↓
What should we do?
私たちはどうすればいいですか?
この3文を続けるだけで、すでに話し合いが始まっています。
We have a problem. What do you think? What should we do?
問題があります。あなたはどう思いますか?私たちはどうすればいいですか?
しゅみすけ(大山俊輔)
基本語だけで会話を組み立てる考え方は、be:RIZEの中学英単語だけで英会話はどこまでできる?でも詳しく解説しています。
関連する人間関係の英語
- talk overの意味は?talk about・talk throughとの違い
- 「相談する」は英語で?talk to・ask for adviceの違い
- 「本音を言う」は英語で?speak one’s mind・open upの違い
- 「誤解する」は英語で?misunderstandの使い方
まとめ
「話し合う」は、場面によって discuss、talk about、talk something over、talk through などで表します。
- 議題について意見を交わす:discuss
- 幅広く~について話す:talk about
- 決める前によく話す:talk it over
- 順を追って整理する:talk through
そして表現を忘れたら、We have a problem.、What do you think?、What should we do? と言ってみましょう。難しい動詞がなくても、その3文で話し合いは始められます。









