
「写真を保存する」「食品を保存する」「思い出の品を保存する」「文化を保存する」。日本語ではどれも保存するですが、英語は保存するものや目的によって動詞が変わります。
まず結論をいうと、データなら save、物や食品を保管するなら store、捨てずに取っておくなら keep、文化や自然を守り残すなら preserve が基本です。
Contents
「保存する」は英語で?まずは4語を使い分けよう
| 英語 | 中心の意味 | よく使う対象 |
|---|---|---|
| save | 失わないように保存する | データ・写真・ファイル |
| store | 使うときまで保管する | 食品・物・情報 |
| keep | 手元に取っておく | レシート・手紙・残り物 |
| preserve | 価値や状態を守り残す | 文化・自然・歴史的建物 |

なぜ「保存する」は一語では決まらない?
日本語の「保存する」は、データを記録すること、食品を傷まないように置くこと、物を捨てずに持つこと、文化や自然を未来へ残すことまで含む広い言葉です。
英語では「何を」「どんな目的で」保存するかを考えると、自然な動詞を選びやすくなります。
save:データ・写真・ファイルを保存する
save は、消えたり失われたりしないようにデータを記録するときの基本語です。パソコンやスマートフォンの「保存」は、まず save と覚えれば大丈夫です。
- Save the file before you close it.
閉じる前にファイルを保存して。 - I saved the photo on my phone.
その写真をスマホに保存しました。 - Don’t forget to save your work.
作業内容を保存するのを忘れないで。
「一時保存」「上書き保存」は?
- 一時保存する:save temporarily / save as a draft
- 上書き保存する:save / overwrite the file
- 別名で保存する:save as
- 自動保存する:autosave / save automatically
なお、データの予備コピーを作る「バックアップする」は back up です。詳しくはBack upの意味とデータ保存の使い方も参考にしてください。
store:食品や物を保管する
store は、あとで使うために適切な場所へしまっておくイメージです。食品・荷物・在庫のほか、情報をシステム内に蓄える場合にも使います。
- Store the vegetables in the fridge.
野菜は冷蔵庫で保存してください。 - We store winter clothes in these boxes.
冬服はこの箱に保管しています。 - The app stores your data securely.
そのアプリはデータを安全に保存します。
冷蔵庫や冷凍庫の英語も確認したい方は、refrigeratorとfridgeの違いもあわせてどうぞ。
keep:捨てずに取っておく
keep は日常会話でとても使いやすい基本動詞です。「そのまま持っていて」「捨てないで」「あとで使うから取っておいて」というときに自然です。
- Please keep the receipt.
レシートは取っておいてください。 - I keep old letters in this box.
古い手紙をこの箱に保存しています。 - Can I keep the leftovers?
残り物を取っておいてもいいですか?
Keep it. だけでも「それ、取っておいて」「そのまま持っていて」という意味になります。
preserve:文化・自然・よい状態を守り残す
preserve は、価値のあるものや今の状態を損なわず、未来へ残すときに使います。save よりも「守り残す」という意味が強い語です。
- We must preserve this beautiful forest.
この美しい森を守り残さなければなりません。 - The town works to preserve its traditions.
その町は伝統を保存するために取り組んでいます。 - This building has been carefully preserved.
この建物は大切に保存されてきました。
場面別:「保存する」の自然な英語
| 日本語 | 自然な英語 |
|---|---|
| 写真を保存する | save a photo |
| ファイルを保存する | save a file |
| 食品を保存する | store food / keep food |
| 冷蔵庫で保存する | keep it in the fridge |
| レシートを保存する | keep the receipt |
| 情報を保存する | save information / store data |
| 文化を保存する | preserve a culture |
| 自然を保存する | preserve nature |
初心者向け:もっと簡単な英語で言い換える
難しい単語がすぐに出なくても、何をするかを具体的に言えば伝わります。
- 食品を保存してください。
Put it in the fridge.
冷蔵庫に入れてください。 - これは保存しておきます。
I’ll keep this.
これは取っておきます。 - この手紙を保存したいです。
I don’t want to throw this letter away.
この手紙を捨てたくありません。 - 写真をスマホに保存しました。
The photo is on my phone now.
写真は今、私のスマホにあります。
間違えやすい表現
save food は間違い?
間違いではありませんが、save food は「食品を無駄にしない」「あとで食べるために残す」という意味にもなります。容器や冷蔵庫で保管することを明確にしたいなら store food や keep it in the fridge が分かりやすいです。
preserve は日常の「取っておく」に使える?
preserve は少しかたい語です。レシートや箱を取っておく程度なら、日常会話では keep が自然です。
conserve との違いは?
conserve は、水・電気・資源などを無駄に使わず節約して守る意味でよく使います。文化や建物を元の状態で守り残すなら preserve が基本です。
会話例:残り物を保存する
A: Should I throw this away?
これ、捨てたほうがいい?
B: No, let’s keep it for tomorrow.
ううん、明日のために取っておこう。
A: Okay. I’ll put it in the fridge.
わかった。冷蔵庫に入れておくね。
まとめ
「保存する」は、保存する対象と目的で英語を選びます。
- save:データや写真を失わないように保存する
- store:食品や物を使うときまで保管する
- keep:捨てずに取っておく
- preserve:文化・自然・よい状態を守り残す
迷ったら「写真やファイルなら save」「物をしまうなら store」「取っておくなら keep」「未来へ守り残すなら preserve」と考えてみてください。難しい単語が出ないときは、Put it in the fridge. や I’ll keep this. のように、具体的な動作を基本語で伝えれば大丈夫です。
データを残しておくsaveと、データ・疲労・仕事などが時間とともに増える表現の違いは、「蓄積する」のaccumulate・build up・pile up・gainで整理しています。










