人体の構造を英語で|body・organ system・organ・tissue・cellの違いを図解

人体の構造は英語で? body・organ system・organ・tissue・cellの階層を示したアイキャッチ

人体は英語でhuman body、人体の構造はthe structure of the human bodyhuman body structureと表せます。

ただし、身体の中を英語で理解するには、臓器の名前だけを並べて覚えるよりも、cell(細胞)→ tissue(組織)→ organ(器官)→ organ system(器官系)→ body(人体)という階層を先に知るほうが分かりやすくなります。

この記事では医学的な診断ではなく、「英語として人体を理解する」ことを軸に、body・organ system・organ・tissue・cellの違い、主な器官系の英語、病院や科学記事で使われる表現を整理します。身体の外側の名称を確認したい方は、体の部位を英語で|顔・手足・内臓など身体の英単語一覧もご覧ください。

人体の構造を英語で表す基本5語

英語 日本語 大きさ・役割のイメージ
cell 細胞 生命を構成する基本単位 muscle cell
tissue 組織 似た働きをする細胞の集まり muscle tissue
organ 器官・臓器 複数の組織が集まった構造 heart
organ system 器官系 複数の器官が連携する仕組み circulatory system
body 身体・人体 すべての器官系を含む全体 human body

structureは「構造」、anatomyは身体の構造を扱う「解剖学」や、身体そのものの構造を表します。日常的に「人体の仕組み」と言いたいなら、how the human body worksも自然です。

  • the structure of the human body:人体の構造
  • human anatomy:人体の解剖・人体構造
  • how the human body works:人体がどのように働くか

しゅみすけ(大山俊輔)

bodyは完成した身体全体、organは心臓や肝臓などの一つの器官です。その間に、複数の器官が協力するorgan systemという階層があると理解すると、人体英語がばらばらの単語ではなくなります。

cellからbodyへ|人体はどのように組み立てられる?

cellからtissue、organ、organ system、bodyへつながる人体の構造を英語と日本語で示した図解

たとえば心臓を大きさの階層で見てみましょう。個々のcardiac muscle cells(心筋細胞)が集まるとcardiac muscle tissue(心筋組織)になります。複数の組織がまとまってthe heart(心臓)という器官を作り、心臓と血管が連携してthe circulatory system(循環器系)として働きます。

  1. Cells form tissues.
    細胞が組織を作ります。
  2. Tissues form organs.
    組織が器官を作ります。
  3. Organs work together in organ systems.
    器官は器官系の中で協力して働きます。
  4. Organ systems make up the human body.
    器官系が人体を構成します。

「細胞」は英語で?cellの発音・語源と人体の細胞構造では、cell membrane、nucleus、mitochondriaなど、細胞より小さな世界を詳しく解説しています。

cell・tissue・organの違い

cellは生命の基本単位

cellは「細胞」です。人間の身体には、nerve cell(神経細胞)、red blood cell(赤血球)、muscle cell(筋細胞)など、形や働きの異なる細胞があります。cellのさらに内側にあるnucleusやmitochondrionなどはorganelles(細胞小器官)と呼ばれます。

tissueは同じ仕事をする細胞の集まり

tissueは人体では「組織」です。日常英語ではティッシュペーパーもtissueですが、生物学では細胞がまとまった組織を指します。主な組織は次の4種類です。

英語 日本語 主な働き
epithelial tissue 上皮組織 身体や器官の表面を覆う
connective tissue 結合組織 支える・つなぐ
muscle tissue 筋組織 収縮して動きを作る
nervous tissue 神経組織 情報を伝える

organは複数の組織からできた器官

organは一定の形と働きを持つ「器官」です。heart(心臓)、lung(肺)、liver(肝臓)、kidney(腎臓)、stomach(胃)などが代表例です。「内臓」は日常的にはinternal organs、医学寄りの文脈ではvisceraという語もあります。

organは内臓だけではありません。skin(皮膚)は身体の表面にありますが、複数の組織からなり、特定の働きを持つため人体最大のorganと説明されます。

organ systemとは? 器官が協力する「系」

systemには、複数の要素がつながって働く「仕組み・体系」という感覚があります。人体でも、1つの器官だけで仕事が完結するわけではありません。たとえば、心臓が血液を送り、血管が全身へ運ぶまとまりがcirculatory systemです。

器官系 英語 主な器官・働き
神経系 nervous system brain、spinal cord、nerves/情報伝達
循環器系 circulatory system heart、blood vessels/血液を循環させる
呼吸器系 respiratory system lungs、airways/酸素と二酸化炭素を交換する
消化器系 digestive system stomach、intestines、liver/消化・吸収
泌尿器系 urinary system kidneys、bladder/尿を作り排出する
運動器系 musculoskeletal system bones、muscles、joints/身体を支え動かす
内分泌系 endocrine system glands、hormones/身体機能を調節する
免疫系 immune system white blood cellsなど/身体を守る

systemごとに見ると、別々に覚えた臓器や組織のつながりが見えてきます。神経の基本は「神経」は英語で?nerve・nervous system・neuronの違い、運動器は骨・筋肉・関節を英語で|bone・muscle・jointの違いで詳しく確認できます。

organとinternal organ、body partの違い

表現 意味 含むもの
body part 身体の部位 head、arm、hand、heartなど広い範囲
organ 特定の働きを持つ器官 heart、lung、skinなど
internal organ 体内にある器官・内臓 liver、kidney、stomachなど
organ system 連携して働く器官のまとまり digestive systemなど

日本語の「臓器」は体内のものを思い浮かべやすい一方、英語のorganはより広く、skinも含みます。反対に「腕」「指」のような部位はbody partsですが、通常organとは呼びません。

人体の構造について使える英語表現

  • The human body is made up of cells.
    人体は細胞からできています。
  • Muscle tissue is made up of muscle cells.
    筋組織は筋細胞からできています。
  • The heart is an organ.
    心臓は器官です。
  • The heart is part of the circulatory system.
    心臓は循環器系の一部です。
  • Several organs work together in the digestive system.
    消化器系では複数の器官が協力して働きます。
  • The nervous system controls and coordinates the body.
    神経系は身体を制御し、調整します。

しゅみすけ(大山俊輔)

be made up ofは「〜から構成されている」、be part ofは「〜の一部である」です。人体の階層を説明するときに、この2つを使えるとcellからbodyまでを簡単な英語でつなげられます。

病院・健康・科学記事で見かける関連語

英語 日本語
anatomy 解剖学・身体構造 human anatomy
physiology 生理学・身体機能 human physiology
cellular 細胞の cellular level
tissue 組織 tissue damage
organ function 臓器機能 check organ function
organ failure 臓器不全 multiple organ failure
body system 身体の系統 major body systems

anatomyが主に「どのような構造になっているか」を扱うのに対し、physiologyは「どのように働くか」を扱います。英語記事でat the cellular levelとあれば「細胞レベルで」、at the organ levelなら「器官レベルで」という意味です。

なお、検査結果や症状については英単語だけで自己判断せず、医療専門家に確認してください。

まとめ|人体英語は階層でつなぐと分かりやすい

人体の構造を表す基本の流れは、cell → tissue → organ → organ system → bodyです。

  • cell:細胞
  • tissue:細胞が集まった組織
  • organ:複数の組織からできた器官
  • organ system:複数の器官が連携する器官系
  • body:器官系が集まった身体全体

この地図があると、heart・nerve・muscle・cellなどの英単語が、人体のどの階層にあるのかを理解できます。個別語を暗記するだけでなく、英語のまま人体全体のつながりを捉えていきましょう。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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