
「神経」は英語で nerve といいます。体の中で信号を伝える神経を指すほか、英語では「度胸」「ずうずうしさ」「神経質」といった意味にも広がる、とても面白い単語です。
この記事では、nerve の発音と語源、neuron や nervous system との違い、病院と日常会話で使える表現まで、英語としての「神経」を分かりやすく解説します。
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「神経」は英語で nerve
nerve は、脳や脊髄と体の各部をつなぎ、感覚や運動に関する信号を伝える「神経」を表します。数えられる名詞なので、1本なら a nerve、複数なら nerves です。
- a nerve:1本の神経
- nerves:複数の神経/緊張した気持ち
- the nervous system:神経系全体
I injured a nerve in my hand.
手の神経を傷めました。
Nerves carry signals throughout the body.
神経は全身に信号を伝えます。
nerveの発音と複数形
nerve の発音記号は、アメリカ英語・イギリス英語ともにおおむね /nɝːv/ または /nɜːv/ です。カタカナでは「ナーヴ」に近く、最後の v は下唇に上の前歯を軽く当てて音を出します。
- 単数形:nerve
- 複数形:nerves /nɝːvz/
nerves の最後は「ス」ではなく、有声音の /z/ に近い音になります。
nerveという名前の感覚と語源
nerve は、ラテン語の nervus にさかのぼり、「腱」「筋」「神経」など、体の中を走る丈夫な筋のようなものを表していました。そこから、体の各所をつないで信号を伝える「神経」という意味になりました。
英語ではさらに、「心を支える力」という感覚から勇気・度胸を表したり、nerves で緊張を表したりします。
- It takes nerve to speak in front of a large audience.
大勢の前で話すには度胸がいります。 - She had the nerve to blame me.
彼女はずうずうしくも私を責めました。 - My nerves were getting the better of me.
緊張に負けそうになっていました。
しゅみすけ
日常語のnerveと医学用語の違い
日常会話では、体の中を走る神経を nerve、神経系全体を nervous system と呼べば十分です。医学的な説明では、神経の場所や働きに応じて、より具体的な名称が使われます。
| 英語 | 日本語 | 使い分け |
|---|---|---|
| nerve | 神経 | 信号を伝える神経の束や特定の神経 |
| neuron | ニューロン/神経細胞 | 信号を受け渡す一つの細胞 |
| nervous system | 神経系 | 脳・脊髄・末梢神経を含む仕組み全体 |
| neurology | 神経学/神経内科 | 神経系を扱う医学分野 |
| neurologist | 神経内科医 | 神経系を専門に診る医師 |
nerve=神経の束や通り道、neuron=神経を構成する細胞と捉えると区別しやすくなります。
神経は身体のどこにある?
神経系は大きく、central nervous system(中枢神経系)とperipheral nervous system(末梢神経系)に分けられます。

- central nervous system(CNS):脳(brain)と脊髄(spinal cord)
- peripheral nervous system(PNS):中枢神経系から全身へ広がる神経
末梢神経系には、意識して体を動かす働きに関わるものと、心拍・消化などを自動的に調整するautonomic nervous system(自律神経系)があります。
体の部位全体の英語を確認したい方は、体の部位を英語で表す単語一覧、脳や心臓などについては内臓の英語一覧も参考になります。
神経は何をするもの?英語で簡単に説明
神経は、脳・脊髄と体の各部の間で情報を運びます。熱いものに触れた感覚が脳へ伝わることも、脳から手足へ「動け」という指示が届くことも、神経系の働きです。
- Nerves carry messages between the brain and the body.
神経は脳と体の間でメッセージを運びます。 - Sensory nerves carry information to the brain.
感覚神経は情報を脳へ運びます。 - Motor nerves control muscle movement.
運動神経は筋肉の動きを制御します。
厳密には電気的・化学的な信号が関わりますが、日常的な英語では carry messages や send signals と表現すると分かりやすく伝えられます。
関連する神経の英語
| 日本語 | 英語 |
|---|---|
| 神経系 | nervous system |
| 中枢神経系 | central nervous system |
| 末梢神経系 | peripheral nervous system |
| 自律神経系 | autonomic nervous system |
| 交感神経系 | sympathetic nervous system |
| 副交感神経系 | parasympathetic nervous system |
| 感覚神経 | sensory nerve |
| 運動神経 | motor nerve |
| 坐骨神経 | sciatic nerve |
| 神経細胞/ニューロン | nerve cell / neuron |
| 神経痛 | neuralgia / nerve pain |
| 神経損傷 | nerve damage |
病院で使われるnerveの表現
海外の病院では、診断名を自分で決めつけるよりも、痛み・しびれ・場所・始まった時期を簡単な英語で伝えるほうが役立ちます。
- I have nerve pain in my right arm.
右腕に神経痛があります。 - I have numbness in my fingers.
指にしびれがあります。 - I feel tingling in my left foot.
左足がピリピリします。 - The pain shoots down my leg.
痛みが脚に沿って走ります。 - Could this be nerve-related?
これは神経に関係している可能性がありますか? - The doctor said the nerve was compressed.
医師は神経が圧迫されていると言いました。
numbness は感覚が鈍い「しびれ」、tingling はピリピリ・チクチクする感覚です。痛みの伝え方は、「痛い」を英語で伝えるフレーズ一覧でも詳しく解説しています。
日常会話で使えるnerveの例文
nerve は身体の話だけでなく、日常会話でもよく登場します。
- I’m nervous about tomorrow’s presentation.
明日のプレゼンが不安です。 - Try to calm your nerves.
緊張を落ち着かせてみて。 - That noise is getting on my nerves.
あの音が神経にさわります。 - I finally worked up the nerve to call her.
ようやく勇気を出して彼女に電話しました。 - He lost his nerve at the last minute.
彼は直前になって怖気づきました。
「神経にさわる」の定番表現は、get on someone’s nervesの意味と使い方で詳しく確認できます。
しゅみすけ
nerve・nervous・nervouslyの違い
| 単語 | 品詞 | 意味・例 |
|---|---|---|
| nerve | 名詞 | 神経、度胸:a damaged nerve |
| nervous | 形容詞 | 緊張した、不安な:I’m nervous. |
| nervously | 副詞 | 緊張した様子で:She smiled nervously. |
「神経質な人」という意味で nervous person と言うこともありますが、文脈によっては「緊張しやすい人」「不安そうな人」という意味になります。細かいことを過度に気にする人なら overly sensitive、心配性なら a worrier など、伝えたい内容に合わせるのが自然です。
まとめ:神経はnerve、神経系はnervous system
身体の「神経」は英語で nerve、神経系全体は nervous system、一つの神経細胞は neuron といいます。
- nerve:神経、度胸
- nerves:複数の神経、緊張
- nervous:緊張した、不安な
- neuron:神経細胞、ニューロン
まずは Nerves carry signals throughout the body. と I’m nervous. の2文を比べ、名詞の nerve と形容詞の nervous を使い分けてみましょう。









