
海外の空港で回転台が止まったのに、自分のスーツケースだけ出てこない。そんなとき、最初に伝えたいのはMy suitcase hasn’t arrived.(スーツケースが届いていません)です。
一般に「ロストバゲージ」と呼ばれますが、到着直後は本当に紛失したと確定しているとは限りません。英語ではdelayed baggage(遅延手荷物)やmissing baggage(見当たらない手荷物)として扱われることも多く、空港を出る前に航空会社の手荷物サービスへ届け出ることが大切です。
しゅみすけ(大山俊輔)
Contents
まず覚えたい「荷物が届かない」の英語
| 英語 | 意味・使う場面 |
|---|---|
| My suitcase hasn’t arrived. | スーツケースが届いていません |
| My bag is missing. | 荷物が見当たりません |
| I can’t find my luggage. | 荷物が見つかりません |
| My bag didn’t come out on the carousel. | 回転台に荷物が出てきませんでした |
| I need help with my baggage. | 手荷物について助けが必要です |
旅行者自身が話すときはbagやsuitcaseで十分です。空港や航空会社の案内ではbaggageがよく使われます。
lost baggage・delayed baggage・missing baggageの違い
| 表現 | ニュアンス | 日本語の目安 |
|---|---|---|
| delayed baggage | 別便などで遅れていることが分かっている、または追跡中 | 遅延手荷物 |
| missing baggage | 今のところ見当たらない状態 | 未着・行方不明の手荷物 |
| lost baggage | 一般的な呼び方。正式に紛失扱いとなった荷物にも使う | 紛失手荷物 |
| mishandled baggage | 遅延・紛失・破損などをまとめる業界・手続き上の表現 | 取扱いに問題があった手荷物 |
到着直後にMy baggage is delayed.と断定する必要はありません。状況が分からなければ、My suitcase hasn’t arrived.が自然で確実です。

空港を出る前にすること
- 自分の便のcarousel / baggage beltが正しいか確認する
- oversized baggageなど別の受取場所も確認する
- 航空会社または委託会社のBaggage Service / Lost Baggageカウンターへ行く
- 搭乗券、パスポート、baggage claim tag(手荷物引換証)を見せる
- 荷物の色・大きさ・ブランド以外の特徴・中身を説明する
- 宿泊先、電話番号、メールアドレスを伝える
- 届出書や追跡番号の控えを受け取る
IATAは、預け荷物が受取場所に届かなかった場合、空港を離れる前に手荷物受取エリアで未着報告を行うよう案内しています。窓口名や手続きは空港・航空会社で異なるため、現地の案内に従ってください。
受取場所の表示が分からない場合は、Baggage claim・Carouselの違いも確認できます。
手荷物サービスで使う英語
未着を届け出る
I’d like to file a baggage report.
手荷物の未着を届け出たいです。
Where is the baggage service counter?
手荷物サービスのカウンターはどこですか?
Everyone else’s bags have arrived, but mine hasn’t.
ほかの人の荷物は届きましたが、私の荷物はまだです。
引換証・搭乗券を見せる
Here is my baggage claim tag.
こちらが手荷物引換証です。
This is my boarding pass.
こちらが搭乗券です。
I flew from Tokyo on Flight BC123.
東京からBC123便で来ました。
スーツケースの特徴を説明する
It’s a medium-sized navy suitcase with four wheels.
4輪の紺色の中型スーツケースです。
It has a red ribbon on the handle.
持ち手に赤いリボンが付いています。
There is a name tag on the side.
側面にネームタグが付いています。
写真があるなら、This is a photo of my suitcase.と言って見せるのが一番簡単です。スーツケースの部位はTSA lock・wheels・handle・zipperの英語で確認できます。
追跡番号・到着予定を尋ねる英語
Could I have a copy of the report?
届出書の控えをいただけますか?
What is my reference number?
私の照会番号は何番ですか?
How can I track my bag?
荷物はどうやって追跡できますか?
When do you expect it to arrive?
いつ届く見込みですか?
Who should I contact for an update?
状況確認はどこへ連絡すればよいですか?
Could you write that down for me?
それを書いていただけますか?
ホテルへの配送を頼む英語
Can you deliver it to my hotel?
ホテルまで届けてもらえますか?
This is the address of my hotel.
こちらがホテルの住所です。
I’ll be staying there until August 20.
8月20日まで滞在します。
Please call or email me before delivery.
配送前に電話かメールをください。
宿泊先には、My suitcase has been delayed. The airline may deliver it here.(スーツケースが遅れています。航空会社からここへ配送されるかもしれません)と伝えておくと安心です。ホテルでの基本会話はホテル・宿泊で使う英語も参考にしてください。
必要品の購入・補償について尋ねる英語
Can I buy essential items while I wait?
待っている間に生活必需品を購入してもよいですか?
Which expenses may be reimbursed?
どの費用が払い戻しの対象になりますか?
Should I keep the receipts?
レシートを保管したほうがよいですか?
How do I submit a claim?
請求はどのように提出しますか?
補償の対象、金額、申請期限、必要書類は、旅程・国・航空会社の規定によって異なります。購入前に航空会社へ確認し、必要品を購入した場合はレシート、届出書、搭乗券、手荷物引換証などを保管してください。旅行保険やクレジットカード付帯保険を利用する場合も、保険会社へ早めに連絡しましょう。
初心者は短い英語+画面で乗り切れる
長い説明ができなくても、次の順番で十分伝えられます。
- My bag isn’t here. — 荷物がありません
- Please help me. — 助けてください
- This is my tag. — これが引換証です
- This is my suitcase. — これが私のスーツケースです(写真を見せる)
- My hotel is here. — ホテルはここです(予約画面を見せる)
- Please write it down. — 書いてください
完璧な文法より、荷物がない・助けてほしい・証明書類はこれの3点を短く伝えることが重要です。
荷物が見つかった後も確認しよう
届いたスーツケースに破損や中身の不足がないか、その場で確認しましょう。問題があれば写真を撮り、すぐ航空会社へ連絡します。外装が割れた、へこんだ、車輪がない場合はスーツケースが破損したときの英語が使えます。
まとめ
- 最初の一言はMy suitcase hasn’t arrived.
- delayed baggageは遅延、missing baggageは見当たらない状態
- 空港を出る前に航空会社の手荷物サービスへ届け出る
- 手荷物引換証・搭乗券・届出書・追跡番号・レシートを保管する
- 単語が出なければMy bag isn’t here. Please help me.でよい
空港・入国審査・乗り継ぎまで含めた流れは、空港・飛行機で使う英語をご覧ください。海外旅行中の紛失・盗難などは海外旅行のトラブル・緊急時に使う英語にまとめています。
参考にした公式情報
- IATA|Passenger Baggage Rules
- IATA|Travel & Baggage
- U.S. Department of Transportation|Lost, Delayed, or Damaged Baggage
よく似た荷物だけが回転台に残っている場合は、単なる未着ではなく取り違えの可能性もあります。スーツケースを取り違えたときの英語で、自分が別の荷物を取った場合と、誰かが自分の荷物を持っていった場合の伝え方を確認できます。










