
料理の「混ぜる」は、英語でまず mix と言えます。ただし、スプーンなどをぐるぐる動かして「かき混ぜる」動作に焦点を当てるなら stir が自然です。
この記事では、mix・stir・combine・blend・whisk の違いと、料理ですぐ使える例文を紹介します。ただ、本当の目的は料理動詞を一つ覚えることだけではありません。ぴったりの表現が出てこないときに、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。
Contents
「混ぜる」は英語でmix
mix は、二つ以上の材料を一緒にして、全体を一体にすることを表す最も基本的な動詞です。
Mix the flour and sugar.
小麦粉と砂糖を混ぜてください。
Mix the eggs with the milk.
卵を牛乳と混ぜてください。
I mixed all the ingredients in a bowl.
ボウルですべての材料を混ぜました。
「AとBを混ぜる」は mix A and B、または mix A with B と言えます。「何を混ぜたか」に焦点があり、混ぜる道具や手の動かし方は重要ではありません。
mixの発音
mix の発音記号は /mɪks/ です。カタカナの「ミックス」に近いものの、最後に母音の「ウ」を足さず、一息で「ミクス」と発音します。
過去形・過去分詞は mixed。語尾は /t/ の音になり、「ミクスト」に近い発音です。
I mixed the sauce this morning.
今朝、ソースを混ぜました。
stirはスプーンなどを動かして「かき混ぜる」
stir は、スプーン・へら・おたまなどを液体や柔らかい材料の中で動かして、かき混ぜる動作を表します。スープ、コーヒー、ソース、鍋の中身などによく使います。
Stir the soup slowly.
スープをゆっくりかき混ぜてください。
Stir the sugar into the coffee.
コーヒーに砂糖を入れてかき混ぜてください。
Keep stirring so it doesn’t burn.
焦げないように混ぜ続けてください。
stir の中心は「道具を中で動かすこと」です。その結果、材料が混ざることもありますが、動作そのものに注目しています。

mixとstirの違い
| 英語 | 中心イメージ | よく使う場面 |
|---|---|---|
| mix | 複数の材料を一体にする | 小麦粉と砂糖、卵と牛乳、サラダの材料 |
| stir | スプーンなどを中で動かす | スープ、コーヒー、ソース、鍋の中身 |
たとえばサラダの具材を混ぜ合わせるなら mix the salad、鍋のスープをスプーンでぐるぐる混ぜるなら stir the soup が自然です。
ただし、実際には重なる場面もあります。ボウルの材料をスプーンで混ぜるなら、材料を一体にすることに注目して mix とも、スプーンの動きに注目して stir とも言えます。日本語訳だけで一対一に決めず、「何を伝えたいか」で選びましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
日本語の「混ぜる」と英語のズレ
日本語では、サラダを混ぜる、スープを混ぜる、卵を混ぜる、生地を混ぜるなどを広く「混ぜる」で表します。英語では、材料や動かし方によって動詞が変わることがあります。
- mix:複数のものを一緒にする
- stir:スプーンなどでかき混ぜる
- combine:材料を合わせる。レシピでよく使う少し説明的な語
- blend:なめらかになるまで混ぜ合わせる
- whisk:泡立て器で素早く混ぜる
英語では「混ぜた」という結果だけでなく、どんな道具を使い、どんな状態にしたかまで動詞に含めることがあります。
combine・blend・whiskとの違い
combine:材料を合わせる
combine は「複数のものを一つに合わせる」という意味です。レシピの説明でよく見かけます。
Combine the dry ingredients in a bowl.
粉類をボウルで合わせてください。
日常会話では、より基本的な mix で言い換えられることが多い表現です。
blend:なめらかになるまで混ぜる
blend は、材料の境目が分かりにくくなるまで、均一になめらかに混ぜる感覚です。ミキサーを使う場面にもよく合います。
Blend the fruit until smooth.
なめらかになるまで果物を混ぜてください。
whisk:泡立て器で素早く混ぜる
whisk は、泡立て器を使って卵やクリームなどを素早く混ぜることです。
Whisk the eggs well.
卵をよくかき混ぜてください。
whisk は道具の名前としても「泡立て器」を意味します。泡立て器については、「泡立て器」は英語で?whisk・hand mixer・beaterの違いでも解説しています。
よく使うmix・stirの料理表現
- mix well:よく混ぜる
- mix together:一緒に混ぜ合わせる
- mix until smooth:なめらかになるまで混ぜる
- stir gently:やさしくかき混ぜる
- stir constantly:絶えずかき混ぜる
- stir occasionally:ときどきかき混ぜる
- stir in the butter:バターを入れてかき混ぜる
Mix everything well.
すべてをよく混ぜてください。
Stir occasionally for ten minutes.
10分間、ときどきかき混ぜてください。
Stir in the cheese at the end.
最後にチーズを加えて混ぜてください。
独り言・英語日記で使える例文
I mixed some eggs and milk for breakfast.
朝食用に卵と牛乳を混ぜました。
I mixed all the ingredients in a large bowl.
大きなボウルですべての材料を混ぜました。
I stirred the soup while it was cooking.
スープを煮ている間、かき混ぜました。
I forgot to stir the sauce, and it burned a little.
ソースをかき混ぜるのを忘れて、少し焦がしました。
I mixed the salad with some dressing.
サラダをドレッシングと混ぜました。
I whisked two eggs for an omelet.
オムレツ用に卵を2個かき混ぜました。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
mix や stir が出てこなければ、「混ぜる」に対応する別の難しい動詞を探す必要はありません。自分が実際にしたことを、知っている基本語に分解します。
何を使った?
スプーンを使った
↓
何をした?
スープの中でスプーンを動かした
↓
何が起きた?
全部が一緒になった
すると、次のように言えます。
I moved the spoon around in the soup.
スープの中でスプーンをぐるぐる動かしました。
I put the eggs and milk together.
卵と牛乳を一緒にしました。
I used a spoon and made everything come together.
スプーンを使って、全部が一緒になるようにしました。
料理表現として最も洗練された言い方ではありませんが、使っているのは move・put・use・make・come などの基本語です。何をしたかは十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する料理の英語
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- 「料理」は英語で?cooking・dish・food・cuisineの違い
知っている基本単語で会話を組み立てる考え方は、be:RIZEの中学英単語だけで英会話はできる?でも詳しく紹介しています。
まとめ
- 料理の「混ぜる」の基本は mix
- stir はスプーンなどを動かして「かき混ぜる」
- combine は材料を合わせる、blend は均一になめらかにする、whisk は泡立て器で混ぜる
- mix・stirを忘れたら I put them together. や I moved the spoon around. でも伝えられる
自然な表現を知っていれば、mix や stir を使えばよい。でも忘れても、「何を一緒にしたのか」「何をどう動かしたのか」を基本英語で説明すれば、英語は止まりません。









