
パスタをざるにあける、洗った野菜の水を落とす、豆腐の余分な水分を抜く――料理では「水気を切る」という動作がよく登場します。英語では、液体を流して水気を切るなら、基本的に drain を使います。
この記事では「水気を切る」の自然な英語表現と、drain・pat dry・strain の違いを紹介します。ただ、本当の目的は単語を一つ覚えることだけではありません。表現を忘れたとき、知っている簡単な英語でどう伝えるかも一緒に考えてみましょう。
Contents
「水気を切る」は英語で drain
Drain the pasta.
(パスタの水気を切ってください。)
drain は、食材や容器から液体を流し出すことを表します。茹でたパスタ、洗った野菜、缶詰、炊く前の米など、液体を外へ出して水気を切る場面で広く使える動詞です。
- Drain the noodles in a colander.
麺をざるにあけて水気を切ってください。 - Wash and drain the lettuce.
レタスを洗って水気を切ってください。 - Drain the canned beans.
缶詰の豆の汁を切ってください。 - Drain off the excess water.
余分な水を切ってください。
レシピでは主語を省いた命令形の Drain the pasta. がよく使われます。自分がしたことを英語日記に書くなら、過去形の drained を使います。
I drained the pasta and added the sauce.
パスタの水気を切って、ソースを加えました。
drain の発音
drain の発音は /dreɪn/ です。カタカナの「ドレイン」に近いですが、最初の dr を「ド・レ」と分けすぎず、舌を少し奥へ引きながら一息で出すのがポイントです。
母音は day や rain と同じ /eɪ/。最後の n まで軽く残して、「ドレィン」のようにつなげます。
なぜ drain で「水気を切る」になる?
drain の中心にあるのは、中にある液体を外へ流れ出させるイメージです。日本語では「水気を切る」と言いますが、英語では「水を切断する」と考えているわけではありません。
たとえば、鍋からパスタとお湯をざるへ移すと、穴からお湯が下へ流れ落ち、パスタだけが残ります。この「液体を流し出す」という出来事を一語にしたのが drain です。
drain A なら「Aの水気を切る」、drain water from A なら「Aから水を抜く」と考えると分かりやすいでしょう。
- Drain the rice.=米の水気を切る
- Drain the water from the bowl.=ボウルから水を流し出す
- Let it drain.=水が切れるまで置いておく
しゅみすけ(大山俊輔)
drain と pat dry の違い
日本語ではどちらも「水気を切る」と言えますが、英語では方法によって表現が変わります。

| 表現 | 動作 | よく使う場面 |
|---|---|---|
| drain | 液体を流し落とす | パスタ、野菜、缶詰、米 |
| pat dry | 紙や布で軽く押さえて表面の水分を取る | 肉、魚、洗った野菜 |
Pat the chicken dry with paper towels.
鶏肉の表面の水気をキッチンペーパーで押さえて取ってください。
pat は、手や布などで軽くポンポンとたたく動作です。そのため pat dry は、こすって拭くのではなく、キッチンペーパーなどを軽く押し当てて水分を吸わせる場面に合います。
まずざるで水を落とし、そのあと表面の水分まで取るなら、両方を使えます。
Drain the vegetables, then pat them dry.
野菜の水気を切ってから、表面の水分を押さえて取ってください。
drain と strain の違い
strain も、ざるやこし器を使う場面で登場します。ただし、焦点が少し違います。
- drain:食材などから不要な液体を流し出す
- strain:こし器を通して、液体と固形物を分ける
パスタや野菜の水気を切るなら drain が自然です。一方、スープから骨や香味野菜を取り除く、だしをこすといった場面では strain がよく使われます。
Strain the soup through a fine sieve.
スープを細かいこし器でこしてください。
道具よりも「食材から水を出すこと」に注目するなら drain、「液体をこして固形物と分けること」に注目するなら strain と考えましょう。
料理中・英語日記で使える例文
- I drained the noodles.
麺の水気を切りました。 - Drain the vegetables well.
野菜の水気をよく切ってください。 - Let the tofu drain for 20 minutes.
豆腐を20分ほど置いて水切りしてください。 - I forgot to drain the canned tuna.
ツナ缶の汁を切るのを忘れました。 - Drain off any excess oil.
余分な油を切ってください。 - I washed the lettuce and let it drain.
レタスを洗って、水が切れるまで置きました。
「水気」だけでなく、油や缶詰の汁など、余分な液体を外へ出すときにも drain を使えます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
drain が出てこなくても、「水気を切る」に対応する別の難しい単語を探す必要はありません。目の前で何をしたかに分けてみましょう。
何があった?
↓
パスタとお湯が鍋に入っていた。
何をした?
↓
パスタをざるに入れた。
そのあと何が起きた?
↓
お湯が下へ落ちた。
すると、基本語だけでも次のように言えます。
- I put the pasta in a colander.
パスタをざるに入れました。 - I took the water out.
水を外へ出しました。 - I waited until the water was gone.
水がなくなるまで待ちました。 - I put the vegetables in a bowl with holes and let the water come out.
野菜を穴のあるボウルに入れて、水を外へ出しました。
colander(ざる)まで出てこなければ、a bowl with holes(穴のあるボウル)と説明できます。ぴったりの道具名も動詞も分からなくても、put・take・wait・come out だけで、起きたことはかなり伝えられます。
しゅみすけ(大山俊輔)
関連する料理の英語
水気を切るときによく使う道具については、「ざる」は英語で?colander・strainer・sieveの違いで詳しく紹介しています。
米を洗って水を切る流れは、「米を研ぐ」は英語で?rinse・wash・soakの違いも参考になります。
料理動詞を場面ごとに学びたい方は、料理で使う英語表現のまとめへどうぞ。簡単な語彙で言い換える考え方は、be-rize.comの中学英単語だけで英会話を続ける考え方でも解説しています。
まとめ
- 液体を流して「水気を切る」は drain
- パスタなら Drain the pasta.
- 紙や布で表面の水分を押さえるなら pat dry
- こし器を通して液体と固形物を分けるなら strain
- drain を忘れても I took the water out. と言い換えられる
自然な表現を知っていれば drain を使えばよい。でも忘れても、「水を外へ出した」「水がなくなるまで待った」と分解すれば、英語は止まりません。日本語一語を英語一語へ変えようとせず、料理中に実際に起きたことを簡単な英語にしてみましょう。









