
朝起きたときなどにする「伸びをする」は、英語で stretch と言います。
I stretched when I woke up.
目を覚ましたとき、伸びをしました。
stretch は「身体や腕、脚などを伸ばす」という動作を一語で表せる便利な動詞です。ただし、日本語の「伸び」には、背が伸びる、髪が伸びる、売上が伸びるなど、いろいろな意味があります。英語では、そのすべてに stretch を使うわけではありません。
この記事では、朝起きて両腕を上げる「伸びをする」の自然な英語表現、発音、stretch out との違い、英語日記に使える例文を紹介します。そして、もし stretch を忘れても、知っている簡単な英語だけでどう伝えられるかも一緒に考えてみましょう。
Contents
「伸びをする」は英語でstretch
stretch は、筋肉や身体の一部をいつもより長く引き伸ばす動作を表します。朝、ベッドの上で腕を上げて伸びをする場面なら、次のように言えます。
- I stretched.
伸びをしました。 - I stretched in bed.
ベッドの中で伸びをしました。 - I stretched my arms above my head.
両腕を頭の上に伸ばしました。 - She stretched when she got out of bed.
彼女はベッドから出たときに伸びをしました。
日本語では「伸びをする」と名詞+するの形ですが、英語では stretch だけで動詞になります。したがって、do a stretch と考える必要はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
stretchの発音
stretch の発音は、カタカナなら「ストレッチ」に近いですが、日本語のように「ス・ト・レッ・チ」と一音ずつ区切りません。英語では一音節で、最初から最後までひとまとまりに言います。
最初の str は、舌先を上の歯茎に近づけて r へ滑らかにつなげます。最後の tch は「チ」と母音を足さず、短く息を止めるように終えます。
- stretch:伸ばす・伸びをする
- stretched:伸ばした・伸びをした
- stretching:伸ばしている・ストレッチをしている
過去形 stretched の語尾は「ストレッチド」とはっきり二つに分けず、stretch の直後に小さく t の音を添えるイメージです。
stretchのコアイメージは「引っ張って長くする」

stretch の中心にあるのは、縮んでいたものを引っ張って長くするイメージです。寝ている間に固まっていた身体を長く伸ばすため、朝の「伸びをする」にぴったりです。
I stretched my back.
背中を伸ばしました。
Stretch your legs before you run.
走る前に脚を伸ばしてください。
目的語を置かずに I stretched. と言えば「身体全体を伸ばした」、身体の部分を続けて I stretched my arms. と言えば「腕を伸ばした」と表せます。
stretchとstretch outの違い
stretch だけで「伸びをする」は十分表せます。stretch out は、腕や脚、身体を端までしっかり伸ばす感じを少し強く出したいときに使われます。
| 表現 | 中心となる意味 | 例文 |
|---|---|---|
| stretch | 身体や筋肉を伸ばす | I stretched when I woke up. |
| stretch out | 腕・脚・身体を十分に伸ばす | I stretched out my arms. |
| do some stretches | 何種類かのストレッチ運動をする | I did some stretches. |
朝起きて無意識に伸びをしたなら I stretched.、運動前にいくつかの決まったストレッチをしたなら I did some stretches. が自然です。
「背伸びをする」は場面で英語が変わる
日本語の「背伸びをする」には、少なくとも二つの意味があります。
身体を上へ伸ばす
腕を上げたり、つま先立ちになったりして身体を伸ばす意味なら、stretch を使えます。
I stood on my toes and stretched.
つま先立ちになって背伸びをしました。
実力以上によく見せようとする
「大人っぽく見せる」「無理をして自分をよく見せる」という比喩的な背伸びは、単純に stretch とは言いません。場面を具体的に説明します。
He is trying to look older than he is.
彼は実際より大人っぽく見せようとしています。
日本語では同じ「背伸び」でも、身体の動作と比喩では英語が変わります。まず「実際に身体を伸ばしたのか」「よく見せようとしたのか」を切り分けると、英語を選びやすくなります。
「伸びる」なら何でもstretchではない
ここは日本語とのズレが大切です。「伸びる」を見たら、すべて stretch に置き換えるわけではありません。
| 日本語 | 自然な英語 | 例文 |
|---|---|---|
| 朝、伸びをする | stretch | I stretched in bed. |
| 髪が伸びる | grow | My hair is growing. |
| 背が伸びる | grow taller | She grew taller. |
| 売上が伸びる | increase / grow | Sales increased. |
| ゴムが伸びる | stretch | This band stretches. |
stretch が得意なのは、身体や素材が物理的に引っ張られて長くなる場面です。成長や数値の増加なら、通常は grow や increase を使います。
朝の独り言・英語日記に使える例文
- I woke up and stretched.
目を覚まして、伸びをしました。 - I stretched before getting out of bed.
ベッドから出る前に伸びをしました。 - I stretched my arms above my head.
両腕を頭の上に伸ばしました。 - I stretched because my back felt stiff.
背中がこわばっていたので伸びをしました。 - I yawned and stretched at the same time.
あくびをしながら伸びをしました。 - A good stretch helped me wake up.
しっかり伸びをしたら目が覚めました。 - I did some light stretches this morning.
今朝、軽いストレッチをしました。 - I stretched for a few minutes after I got up.
起きたあと、数分間ストレッチをしました。
英語日記なら、まず I woke up and stretched. のように二つの朝の動作を and でつなぐだけでも十分です。そこへ理由や時間を一つ足すと、自分の一日をより具体的に説明できます。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
stretch が出てこなくても、「伸びをする」に対応する別の難しい単語を探す必要はありません。実際に身体がどう動いたのかへ分解します。
何を動かした?
両腕を動かした。
↓
どこへ動かした?
頭の上へ上げた。
↓
身体はどうなった?
長くなった。
知っている基本語だけなら、たとえば次のように言えます。
I moved my arms up and made my body long.
両腕を上へ動かして、身体を長くしました。
もっと短くするなら、動作を一つだけ切り取っても構いません。
I put my arms over my head.
両腕を頭の上に上げました。
I moved my arms up after I woke up.
目を覚ましたあと、両腕を上へ動かしました。
これらは stretch ほど簡潔ではありませんが、目の前で何をしたかは十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
朝の動作を英語でつなげてみよう
「伸びをする」は、朝のほかの動作と一緒に覚えると、独り言や英語日記で使いやすくなります。
I woke up, yawned, stretched, and got up.
目を覚まし、あくびをし、伸びをして、起き上がりました。
まとめ
朝起きたときの「伸びをする」は、英語で stretch と言います。
- I stretched.:伸びをしました。
- I stretched in bed.:ベッドの中で伸びをしました。
- I stretched my arms above my head.:両腕を頭の上に伸ばしました。
- I did some stretches.:いくつかストレッチ運動をしました。
stretch を忘れても、I moved my arms up. や I put my arms over my head. のように、実際の動きを基本語で説明できます。
自然な表現を知っていれば stretch を使う。思い出せなくても、「腕をどこへ動かした?」「身体がどうなった?」へ戻る。これが、英語を止めないためのしゅみすけ式です。









