
「温度を上げる・下げる」は、日常会話では turn the temperature up / down がよく使われます。
少しかために言うなら raise / lower the temperature も使えます。ただし、エアコンの「設定温度」を変えるのか、部屋の「実際の温度」を変えるのかで、自然な言い方や意味が少し変わります。
この記事では自然な表現を紹介すると同時に、それらを忘れても Make it warmer. のような知っている英語で伝える方法を考えます。
Contents
温度を上げる・下げる基本表現
Turn the temperature up.
温度を上げて。
Turn the temperature down.
温度を下げて。
ここでの turn は「ある設定を別の状態へ変える」、up / down は数値を上下させるイメージです。テレビの音量にも同じ形を使えます。
- turn the volume up(音量を上げる)
- turn the heat down(暖房を弱くする)
- turn the temperature up(温度設定を上げる)
raise・lowerとの違い
| 表現 | 特徴 | 自然な場面 |
|---|---|---|
| turn up / down | 会話的。機械の設定を操作する感覚 | エアコン、暖房、オーブン |
| raise / lower | 数値や水準を上下させる | 室温、設定温度、実験・説明 |
| increase / decrease | やや客観的・説明的 | 説明書、データ、技術文書 |
Please raise the room temperature.
室温を上げてください。
Lower the temperature by two degrees.
温度を2度下げてください。
家庭でリモコンを持って話すなら turn up / down が親しみやすく、数値の変化を客観的に述べるなら raise / lower が便利です。
設定温度と実際の室温を分けて考える

ここが大切です。設定温度を上げることと、部屋の温度が上がることは同じではありません。
- Turn the AC temperature up to 26 degrees.
エアコンの設定温度を26度に上げて。 - The room temperature went up to 26 degrees.
室温が26度まで上がりました。
冷房中に設定温度を24度から26度へ上げると、冷房は弱くなり、部屋は暑くなります。反対に設定温度を下げると、部屋はより涼しくなります。
「もっと涼しくしてほしい」のに Turn the temperature up. と言うと、意図と逆になる可能性があります。目的を直接言うほうが安全です。
Can you make it cooler?
もう少し涼しくしてもらえますか?
しゅみすけ(大山俊輔)
エアコンで使える自然な例文
- Can you turn the temperature down a little?
温度を少し下げてもらえますか? - I turned the AC up to 26 degrees.
エアコンの設定温度を26度に上げました。 - Set the temperature to 24 degrees.
温度を24度に設定して。 - It’s too cold. Can you turn the AC down?
寒すぎます。エアコンを弱くしてもらえますか? - It’s still hot in here.
ここはまだ暑いです。
turn the AC down は文脈によって「冷房の働きを弱くする」、つまり部屋を寒くしすぎないようにする意味になります。一方、turn the temperature down は設定数値を下げる意味です。何を down するかで結果が変わる点に注意しましょう。
暖房・オーブン・お風呂でも使える
暖房
Turn the heat up.
暖房を強くして。
Can you lower the heat?
暖房を弱くしてもらえますか?
オーブン
Raise the oven temperature to 200 degrees.
オーブンの温度を200度に上げて。
Turn the oven down to 160 degrees.
オーブンを160度に下げて。
お風呂・シャワー
Make the water a little hotter.
お湯をもう少し熱くして。
Can you make it cooler?
もう少しぬるくしてもらえますか?
水については「温度」という名詞を使わず、hotter / cooler で直接伝えるのが簡単です。
発音のポイント
temperature は /ˈtemprətʃər/ のように発音され、つづりどおり一文字ずつ「テンペラチュア」と読むわけではありません。会話では途中が弱くなり、「テンプラチャ」に近いまとまりで聞こえます。
長く感じる場合は、無理に temperature を使わず、warmer / cooler / hotter / colder を使えば十分です。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
turn the temperature up や lower が出てこなければ、「何をしたいのか」を結果から言います。
何をしたい?
↓
この部屋をもう少し暖かくしたい
↓
今は寒い
これだけで、基本語を使った文にできます。
- Make it warmer.
もっと暖かくして。 - Make it cooler.
もっと涼しくして。 - It’s too cold in here.
ここは寒すぎます。 - I want the room to be warmer.
部屋をもっと暖かくしたいです。 - Put it on 24.
24度にして。 - Can you change this from 26 to 24?
これを26度から24度に変えてもらえますか?
リモコンを指して Put it on 24. と言えば、temperature を知らなくても設定したい数字が伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
独り言英会話・英語日記
- I turned the temperature down because it was hot.
暑かったので設定温度を下げました。 - I set the AC to 25 degrees.
エアコンを25度に設定しました。 - The room got cooler after a few minutes.
数分後、部屋が涼しくなりました。
まとめ
温度設定を上げる・下げるなら turn the temperature up / down、数値や室温を上下させるなら raise / lower the temperature が使えます。
ただし、設定温度と実際の室温は分けて考えましょう。表現を忘れたら、Make it warmer.、Make it cooler. と望む結果を直接言えば、英語を止めずに伝えられます。
関連する英語表現
この場面の関連表現は、家電の操作・設定を英語でにまとめています。









