
海外で「洗剤を飲んだかもしれない」「子どもが薬を誤飲した」「薬を飲みすぎた」と気づいたら、難しい医学用語を探すより、何を・どれくらい・いつを簡単な英語で伝えることが重要です。
この記事では、poisoning・swallow・accidental ingestion・overdoseの違いと、現地の救急機関や中毒相談窓口に伝える英語を整理します。
Contents
「毒を飲んだ・誤飲した」を英語でどう言う?
| 英語 | 意味・使い分け | 例文 |
|---|---|---|
| poisoning | 薬品・薬・ガスなどによる「中毒」の総称 | It may be poisoning.(中毒かもしれません) |
| swallow | 「飲み込む」。何を飲んだか具体的に言いやすい | He swallowed some cleaner.(彼は洗剤を飲み込みました) |
| accidental ingestion | 医療・公的な文脈で使う「誤飲・誤って摂取」 | It was an accidental ingestion.(誤飲でした) |
| overdose | 薬物や医薬品の「過量摂取」 | She may have overdosed on this medicine.(この薬を過量摂取したかもしれません) |
| take too much medicine | overdoseが出ないときの簡単な言い方 | I took too much medicine.(薬を飲みすぎました) |
poisonは「毒」という名詞、または「毒を盛る」という動詞です。旅行者が原因を断定できないときは、It may be poisoning. や They may have swallowed… のようにmayを使うと安全です。
food poisoningとは別の検索意図
food poisoningは食べ物が原因と考えられる「食中毒」です。洗剤、薬、化学物質などの誤飲とは対応が異なるため、区別して伝えましょう。食べ物が原因なら、「食中毒」は英語で?food poisoning・stomach bugの違いも参考にしてください。
簡単な英語で乗り切る|まずこの3ステップ

- 何を飲んだか:They swallowed this.(これを飲み込みました)
- 量と時間:We don’t know how much. It happened 10 minutes ago.(量は分かりません。10分前です)
- 今すぐ連絡:Call emergency services now.(今すぐ救急に連絡してください)
商品名が読めなくても、容器や包装を見せながら this と言えば伝わります。量が不明なら推測せず、We don’t know how much. と明確に言いましょう。
しゅみすけ(大山俊輔)
場面別|そのまま使える英語フレーズ
何を飲んだか伝える
- My child swallowed some of this.
子どもがこれを少し飲み込みました。 - He may have swallowed a cleaning product.
彼は洗剤を飲み込んだかもしれません。 - She took these pills by mistake.
彼女は誤ってこの錠剤を飲みました。 - I inhaled some chemical fumes.
化学物質の蒸気を吸い込みました。
量・時間・本人の情報を伝える
- It happened about 20 minutes ago.
約20分前に起きました。 - He took three tablets.
錠剤を3錠飲みました。 - We don’t know how much she swallowed.
どのくらい飲んだか分かりません。 - He is five years old and weighs about 18 kilograms.
5歳で体重は約18キロです。
今見えている異変を伝える
- She is very sleepy and hard to wake.
とても眠そうで、起こしにくいです。 - He is confused.
混乱しています。 - She is having trouble breathing.
呼吸が苦しそうです。 - He is having a seizure.
けいれんしています。 - She is unconscious.
意識がありません。
反応がない場合は「意識がない・気を失った」の英語、けいれんがある場合は「けいれんしている」の英語も確認できます。
救急電話の会話例
Caller: My child may have swallowed some cleaner.
子どもが洗剤を飲み込んだかもしれません。
Operator: Is your child awake and breathing?
お子さんは意識があり、呼吸していますか?
Caller: Yes, but she is coughing. It happened about five minutes ago.
はい。ただ、せきをしています。約5分前です。
Operator: Do you know how much she swallowed?
どのくらい飲んだか分かりますか?
Caller: No, we don’t know. I have the bottle with me.
いいえ、分かりません。容器は手元にあります。
Operator: Follow my instructions and stay on the line.
私の指示に従い、電話を切らないでください。
医療上の注意|吐かせず、専門家の指示を待つ
NHSの中毒情報では、有害物質を飲み込んだ可能性がある場合は速やかに医療相談を受け、自己判断で吐かせたり、食べ物や飲み物を与えたりしないよう案内しています。吐かせると窒息する危険があります。
- 自己判断で吐かせない
- 専門家の指示なしに食べ物や飲み物を与えない
- 原因と思われる容器・包装・薬を確保する
- 何を、どのくらい、いつ摂取したか分かる範囲で伝える
- 症状がなくても、現地の中毒相談窓口または医療機関へ相談する
Poison Controlは、倒れる、けいれん、呼吸困難、起こしても反応しない場合は緊急通報するよう案内しています。米国以外では番号や制度が異なるため、滞在国・地域の緊急番号と中毒相談窓口を利用してください。
薬物の過量摂取が疑われる場合、CDCも、判断に迷うときは過量摂取として扱い、緊急通報して本人のそばを離れないよう案内しています。薬の使用や処置は、現地の救急担当者・医療専門家の指示に従ってください。
まとめ
- 「中毒」は poisoning
- 「飲み込んだ」は swallowed
- 「誤飲」は医療文脈で accidental ingestion
- 「薬を飲みすぎた」は overdose または take too much medicine
- 診断を断定せず、何を・量・時間・見えている異変を伝える
- 緊急時は滞在国・地域の緊急番号へ連絡する
電話で救急車を求める表現は、「救急車を呼んで」は英語で?もあわせて確認してください。重大な症状全体は海外で緊急性の高い症状を伝える英語、救急・入院までの全体像は海外の救急・入院・手術で使う英語にまとめています。
事故現場での救急要請と安全確保は海外の事故・救急で使う英語にまとめています。










