権利侵害・威圧・弾圧の英語表現まとめ|violate・intimidate・oppressの違い

「権利侵害・威圧・弾圧」は英語で?violate・intimidate・oppressの違い

「侵害する」「威圧する」「弾圧する」「差別する」は、いずれも人の権利・自由・尊厳を傷つける行為に関わる言葉です。ただし英語では、権利や規則を破るのか、恐怖で従わせるのか、集団の自由を抑えるのか、属性によって不公平に扱うのかで表現が変わります。

このページでは、権利侵害・威圧・弾圧に関する9つの「二字熟語+する」を整理し、それぞれの詳しい解説記事へ案内します。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい単語が出てこないときは、「権利を守らなかった」「怖がらせた」「不公平に扱った」「弱い立場を利用した」のように、何が起きたかを基本語で説明しましょう。break rights、make someone afraid、treat unfairly、take advantage of でも伝えられます。

権利侵害・威圧・弾圧の英語表現早見表

日本語 中心表現 意味の焦点
侵害する violate / infringe on / encroach on 権利・法律・領域を不当に傷つける
脅迫する threaten / intimidate / blackmail 害を加えると告げて相手を動かす
威圧する intimidate / pressure / bully 態度や力で怖がらせ、従わせる
弾圧する suppress / crack down on / repress 権力で活動・言論・反対運動を押さえる
迫害する persecute / oppress / harass 信仰・人種・立場などを理由に継続的に苦しめる
差別する discriminate against / treat unfairly 属性を理由に不公平に扱う
搾取する exploit / take advantage of 弱い立場や労働を自分の利益に利用する
虐待する abuse / mistreat / neglect 人や動物を継続的にひどく扱う
侮辱する insult / offend / humiliate 言葉や態度で尊厳を傷つける

4つの中心表現を場面で比較

violate・intimidate・discriminate against・exploitの意味の違いを4場面で比較

violate:権利・法律・規則を侵害する

violate は、法律・規則・権利・プライバシーなどを破る広い表現です。権利を具体的に侵害する場合は violate someone’s rights と言えます。

The policy violates workers’ rights.
その方針は労働者の権利を侵害しています。

intimidate:怖がらせて従わせる

intimidate は、強い態度・言葉・立場などで相手を怖がらせ、発言や行動を抑える表現です。必ずしも明確な危害の予告があるとは限りません。

They tried to intimidate her into silence.
彼らは彼女を威圧して黙らせようとしました。

discriminate against:属性で不公平に扱う

discriminate against は、年齢・性別・人種・障害などの属性を理由に不利益な扱いをする表現です。前置詞 against を忘れないようにしましょう。

It is illegal to discriminate against employees based on age.
年齢を理由に従業員を差別することは違法です。

exploit:弱い立場や労働を利用する

exploit は、人の弱い立場・知識不足・労働などを自分の利益のために不当に利用する表現です。資源を「活用する」という中立的な意味もあるため、目的語と文脈が重要です。

The company exploited temporary workers.
その会社は臨時労働者を搾取しました。

9つの個別記事で違いを詳しく確認

権利や自由を傷つける

恐怖や圧力で相手を動かす

弱い立場や尊厳を傷つける

初心者向け:知っている英語で言い換える

  • They did not respect her rights.(彼らは彼女の権利を尊重しませんでした=侵害した)
  • He said he would hurt them.(彼は危害を加えると言いました=脅迫した)
  • They made her afraid to speak.(彼らは彼女を怖がらせ、話せなくしました=威圧した)
  • The government did not let people speak freely.(政府は人々の自由な発言を認めませんでした=弾圧した)
  • She was treated unfairly because of her age.(彼女は年齢を理由に不公平に扱われました=差別された)
  • They used his weak position for profit.(彼らは彼の弱い立場を利益のために利用しました=搾取した)
  • He said something that hurt her dignity.(彼は彼女の尊厳を傷つけることを言いました=侮辱した)

よく迷う境界

脅迫する と 威圧する

「脅迫する」は危害・不利益を加えると告げて相手を動かすことです。「威圧する」は、明確な予告がなくても、態度・立場・言葉で相手を怖がらせることを含みます。

弾圧する と 迫害する

「弾圧する」は権力が運動・言論・反対勢力を押さえ込む行為に焦点があります。「迫害する」は、宗教・人種・思想などを理由に、特定の人々を継続的に苦しめることです。

迫害する と 差別する

「差別する」は属性を理由に不公平な扱いをする広い語です。「迫害する」は、それが継続的・組織的で、生活や安全を深く脅かすほど強い場合に使われます。

搾取する と 虐待する

「搾取する」は相手の弱い立場や労働を自分の利益に利用することです。「虐待する」は、人や動物を身体的・心理的・養育上の面でひどく扱うことに焦点があります。

前後のクラスターも確認する

反対・抵抗・擁護などの表現は、対立・抵抗・攻撃の英語表現まとめで確認できます。シリーズ48語をまとめて探す場合は、力関係・介入・抑制・社会制度の英語表現まとめをご覧ください。

まとめ

権利侵害・威圧・弾圧の表現は、「権利や規則を破る」「恐怖で従わせる」「集団の自由を押さえる」「属性で不公平に扱う」「弱い立場を利用する」のどこに焦点があるかで選びます。権利を侵害するなら violate、威圧するなら intimidate、差別するなら discriminate against、搾取するなら exploit が基本です。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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