「和解する」は英語で?settle・reach a settlementの違い

「和解する」は英語で? settleとreach a settlement

「和解する」は英語で、最も幅広く使えるのが settle です。より明確に「和解に達する」と言うなら reach a settlement、裁判を続けずに和解するなら settle out of court と表現します。

この記事では、法律・ビジネス上の争いを解決する場面を中心に、似た表現の違いを初心者向けに整理します。

しゅみすけ(大山俊輔)

「和解する」は、人間関係の仲直りよりも、訴訟・請求・紛争を話し合いで終わらせる場面をイメージすると、英語を選びやすくなります。

「和解する」の英語を一言で

  • settle:争い・訴訟を解決する、和解する
  • reach a settlement:話し合いの結果、和解に達する
  • settle out of court:裁判所の判決を待たず、裁判外で和解する
  • resolve the dispute:紛争・対立を解決する

settle、reach a settlement、settle out of court、resolve the disputeの違い

settle:争い・訴訟を解決する

settle には「落ち着かせる」「決着をつける」という核があります。法律文脈では、当事者が合意して争いや訴訟を終わらせることを表します。

The two companies agreed to settle.
その2社は和解することで合意しました。

They settled the lawsuit last month.
彼らは先月、その訴訟を和解で解決しました。

自動詞では「当事者が和解する」、他動詞では settle the case / lawsuit / dispute のように「事件・訴訟・紛争を解決する」と使えます。

reach a settlement:和解に達する

settlement は名詞で「和解」「合意による解決」です。交渉の結果として合意点に到達したことを明確に伝える表現が reach a settlement です。

Both sides reached a settlement.
双方は和解に達しました。

We hope to reach a settlement soon.
私たちは近いうちに和解へ達することを望んでいます。

報道・契約・ビジネス文書では settle だけでなく、こちらも頻繁に使われます。「合意する」の英語は「agree・agreementの違い」も参考になります。

settle out of court:裁判外で和解する

out of court は「法廷外で」「裁判によらず」という意味です。訴訟は起きていても、裁判所による最終判断の前に当事者間で解決する場面に合います。

They decided to settle out of court.
彼らは裁判外で和解することにしました。

The case was settled out of court.
その事件は裁判外で和解しました。

受け身の be settled out of court もよく使われます。訴訟を起こす表現は「「訴える」は英語で?sue・appeal to・complain ofの違い」で整理できます。

resolve the dispute:紛争を解決する

resolve は「問題を解決する」、dispute は「紛争・意見の対立」です。必ずしも法的な和解契約を結ぶとは限らず、対立を解消したことに焦点があります。

The parties resolved the dispute through negotiation.
当事者たちは交渉によって紛争を解決しました。

We are trying to resolve the dispute peacefully.
私たちはその紛争を平和的に解決しようとしています。

交渉で使う英語表現は「交渉する英語|価格・納期・条件調整のフレーズ」もあわせて確認できます。

settle with・settle forの使い方

前置詞が変わると意味も変わります。

settle with+相手

「相手と和解する」ときは settle with someone を使えます。

She settled with the company.
彼女はその会社と和解しました。

settle for+金額

法律文脈では「その金額を受け入れて和解する」という意味になることがあります。

They settled for $50,000.
彼らは5万ドルで和解しました。

ただし一般会話の settle for には「本当の希望より劣るもので妥協する」という意味もあります。「妥協する」との違いは「compromise・meet halfway・settle forの違い」で解説しています。

「仲直りする」と「法的に和解する」の違い

日本語ではどちらも「和解する」と言えますが、英語では場面を分けます。

  • settle / reach a settlement:訴訟・請求・ビジネス紛争を和解で解決する
  • make up:けんかした友人・恋人などと仲直りする
  • reconcile:関係を修復する、対立を調整する

人間関係なら「「仲直りする」は英語で?make up・patch things up・reconcileの違い」が適切です。

「訴えを取り下げる」との違い

和解後に訴訟を取り下げることはありますが、2つは同じ意味ではありません。

  • settle the case:当事者が合意して事件を解決する
  • withdraw the lawsuit:原告側が訴訟を取り下げる
  • dismiss the case:裁判所が事件を退ける、または手続き上終結させる

詳しくは「「訴えを取り下げる」は英語で?withdraw a lawsuit・drop the caseの違い」も確認してください。

すぐ使える例文

Can we settle this dispute?
この紛争を和解で解決できますか。

The parties are close to reaching a settlement.
当事者たちは和解成立に近づいています。

They settled the claim without going to trial.
彼らは裁判を行わずに、その請求を和解で解決しました。

The settlement includes compensation.
その和解には補償が含まれています。

まとめ

法律・ビジネス上の「和解する」は settle が基本です。合意に達した結果を強調するなら reach a settlement、裁判所の判決によらず解決するなら settle out of court を使います。

まずは Both sides reached a settlement. をひとかたまりで覚えると、ニュースや仕事の場面でも使いやすくなります。

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この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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