
料理中の「焼き色をつける」は、英語ではまず brown を使えば自然です。
Brown the chicken on both sides.
鶏肉の両面に焼き色をつけて。
ただし、肉や魚の表面を強火で短時間焼くなら sear がぴったりです。反対に、焼きすぎて「焦がす」なら burn。この記事では、この3つの違いと、言葉が出てこないときに知っている英語だけで伝える方法を紹介します。
自然な表現を覚えることは大切です。でも英会話では、その表現を忘れることもあります。そんなときも英語を止めず、簡単な単語で何が起きたかを説明できるようになりましょう。
Contents
「焼き色をつける」は英語で brown
brown は「茶色」という色の名前だけでなく、動詞で「茶色になる」「焼き色をつける」という意味でも使えます。
- Brown the meat.
肉に焼き色をつけて。 - Brown the chicken on both sides.
鶏肉の両面に焼き色をつけて。 - Brown the onions in a little oil.
少量の油で玉ねぎに焼き色をつけて。
料理の手順では、目的語をすぐ後ろに置いて brown + 食材 とするのが基本です。日本語の「焼き色をつける」を一語ずつ英語にして、put brown color on the chicken のように考える必要はありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
brownの発音
brown の発音記号は /braʊn/ です。カタカナの「ブラウン」に近いものの、英語では「ブラ」と「ウン」を分けず、ブラゥンと一息で言うイメージです。
口を少し開けた「あ」の音から、唇を丸める「ウ」へ滑らかに動かします。最後の n は「ン」と強く切らず、舌先を上の歯の裏側につけて終えます。
なぜbrownで「焼き色をつける」になる?
brownの中心にあるのは、文字どおり「茶色になる」という変化です。加熱して食材の表面が白っぽい色から茶色へ変わるので、英語ではその結果を動詞にして表します。
つまり、英語の感覚では「焼き色を付着させる」というより、食材を茶色の状態にすると捉えています。
- The chicken is browning.
鶏肉に焼き色がついてきています。 - Let the meat brown for a few minutes.
肉に数分焼き色をつけましょう。
is browning と進行形にすれば、「今まさに焼き色がついている」という変化も表せます。
brown・sear・burnの違い

brown:焼き色をつける
brown は、食材の表面をこんがり茶色にすることを広く表します。肉、玉ねぎ、バターなど、さまざまな食材に使えます。
Brown the beef before adding the sauce.
ソースを加える前に牛肉に焼き色をつけて。
sear:強火で表面を短時間焼きつける
sear /sɪr/ は、肉や魚などの表面を高温で短時間焼き、濃い焼き色や香ばしい表面を作るときに使います。
Sear the steak over high heat.
ステーキの表面を強火で焼きつけて。
brownよりも、高温・短時間・表面にしっかりした焼き目というニュアンスが強い言葉です。なお、searは風味のある表面を作る調理法ですが、「肉汁を完全に閉じ込める」という意味ではありません。
burn:焼きすぎて焦がす
burn は、火を通しすぎて黒くしたり、食べ物を焦がしたりすること。基本的には失敗や望ましくない結果です。
Be careful not to burn the garlic.
ニンニクを焦がさないように気をつけて。
意図しておいしい焼き色をつけるのが brown や sear、行きすぎて焦げてしまうのが burn、と分けると分かりやすいでしょう。詳しくは「料理を焦がす」は英語で?burn・overcook・brownの違いでも紹介しています。
「きつね色になるまで」は until golden brown
レシピでよく見る「きつね色になるまで」は、英語では until golden brown が定番です。
- Cook the onions until golden brown.
玉ねぎをきつね色になるまで炒めて。 - Fry the croquettes until golden brown.
コロッケをきつね色になるまで揚げて。 - Bake until the top is golden brown.
表面がきつね色になるまで焼いて。
日本語の「きつね色」をそのまま fox color とするのではなく、英語では「金色がかった茶色」と表現します。
日本語の「焼き色」は、英語では言い方が変わる
日本語では「焼き色をつける」という同じ表現を、フライパン、オーブン、揚げ物など幅広い場面で使います。英語では、何を伝えたいかによって形が変わります。
- 食材を茶色にする動作:brown the chicken
- 強火で表面を焼きつける:sear the steak
- きつね色という仕上がり:cook until golden brown
- 焼きすぎて焦がす:burn the food
日本語一語に完全一致する英単語を探すより、どんな焼き方をしたのか、どんな色になったのかを考えると選びやすくなります。
独り言・英語日記で使える例文
- I browned the chicken on both sides.
鶏肉の両面に焼き色をつけました。 - I seared the steak in a hot pan.
熱したフライパンでステーキの表面を焼きつけました。 - The onions turned golden brown.
玉ねぎがきつね色になりました。 - I wanted a nice brown crust.
きれいな焼き色のついた表面にしたかったです。 - I burned one side of the fish.
魚の片面を焦がしてしまいました。 - The outside was crispy, but the inside was still soft.
外側はカリッとしていましたが、中はまだやわらかかったです。
この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】
brownやsearが会話中に出てこなくても、大丈夫です。「焼き色をつける」の英単語を探すのをいったんやめて、実際に起きたことへ分解してみます。
何をした?
鶏肉を焼いた。
どこを?
両面・外側を。
どうなるまで?
外側が茶色になるまで。
ここまで分ければ、知っている単語だけでも言えます。
- I cooked the chicken until the outside was brown.
外側が茶色になるまで鶏肉を焼きました。 - I cooked both sides for a few minutes.
両面を数分ずつ焼きました。 - The outside became brown and crispy.
外側が茶色くカリッとなりました。 - I used high heat for a short time.
短い時間、強火で焼きました。
どれも「焼き色をつける」の専門的な表現ではありません。しかし、相手には何をしたのかが十分伝わります。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ
- 一般的な「焼き色をつける」は brown
- 強火で表面を短時間焼きつけるなら sear
- 「きつね色になるまで」は until golden brown
- 焼きすぎて「焦がす」なら burn
- 言葉を忘れたら I cooked it until the outside was brown. で伝えられる
料理の動詞は、日本語と英語で切り分け方が違います。関連して、「焼く」を表す bake・grill・roast・toast の違いや、「炒める」の英語表現も確認してみてください。
料理全体の表現をまとめて知りたい方は、「料理する」は英語で何と言う?も役立ちます。基本単語で会話を組み立てる考え方は、be-rize.comの中学英単語だけで英会話はできる?でも解説しています。









