「話を振る」は英語で?ask someone what they thinkの自然な言い方と簡単な言い換え

「話を振る」は英語で?ask someone what they thinkのアイキャッチ

友達との会話で「黙っていたミカに話を振った」、会議で「急に話を振られた」と言いたいとき、英語ではどう表現すればよいのでしょうか。

日常会話で一番使いやすいのは、ask someone what they think です。ただし、日本語の「話を振る」は場面によって意味が変わります。この記事では自然な英語を覚えながら、それが出てこなくても知っている簡単な英語でどう伝えるかまで考えます。

「話を振る」は英語で ask someone what they think

相手に意見を聞くために話を振るなら、ask someone what they think が自然です。直訳は「その人がどう思うか尋ねる」。日本語の「話を振る」という比喩を使わず、実際にしたことをそのまま表しています。

I asked Mika what she thought.
ミカに話を振りました。

Why don’t we ask Ken what he thinks?
ケンにも話を振ってみませんか。

She asked me what I thought about the idea.
彼女はその案について私に話を振りました。

what someone thinks は疑問文の形ではない点に注意しましょう。I asked her what did she think. ではなく、I asked her what she thought. の語順です。

会話に入ってもらうなら bring someone into the conversation

話していない人にも会話へ参加してもらう、という意味をはっきり出すなら bring someone into the conversation が使えます。

I brought Lisa into the conversation.
リサにも話を振って、会話に入ってもらいました。

He tried to bring everyone into the conversation.
彼は全員に話を振って、会話に入ってもらおうとしました。

bring は「持ってくる」、into は「中へ」。会話の外側にいた人を、会話の輪の中へ連れてくるイメージです。

turn to someone は「その人へ向く」

会話や進行の中で次の人へ注意を向けるなら、turn to someone も使えます。

Then she turned to me and asked about my trip.
それから彼女は私に話を振り、旅行について尋ねました。

ただし、turn to someone だけでは、文字どおり「その人の方を向く」意味にも、「その人に助けを求める」意味にもなります。何を尋ねたのかまで続けると誤解がありません。

日本語の場面 自然な英語 英語の焦点
意見を聞くため話を振る ask someone what they think どう思うか尋ねる
会話へ入ってもらう bring someone into the conversation 会話の輪へ招く
次の人へ話を向ける turn to someone 注意をその人へ移す
会議などで発言を求める ask someone for their thoughts 考えを求める

日本語の「振る」をそのまま throw にしない

日本語では話題や質問を「振る」と言いますが、英語で throw a topic to someone と直訳するのは一般的ではありません。

throw a question at someone という言い方はありますが、「相手に質問を投げつける」のように、急だったり強かったりする響きが出ることがあります。友達を自然に会話へ招く場面なら、askbring の方が使いやすいでしょう。

しゅみすけ(大山俊輔)

「話を振る」の「振る」に対応する英単語を探すより、相手に何をしたのかを考えてみましょう。「意見を聞いた」「会話に入ってもらった」と分かれば、英語はかなり作りやすくなります。

「急に話を振られた」は英語で?

自分が突然答えるよう求められたなら、次のように言えます。

She suddenly asked me what I thought.
彼女に急に話を振られました。

He called on me without warning.
彼は前触れなく私を指名しました。

call on someone は、先生が生徒を当てたり、司会者が発言者を指名したりする場面に合います。カジュアルな雑談より、授業や会議で使われやすい表現です。

I wasn’t ready when she asked me.
話を振られたとき、答える準備ができていませんでした。

日常で使える例文

友達との会話

Mika was quiet, so I asked her what she thought.
ミカが静かだったので、彼女に話を振りました。

I tried to bring her into the conversation.
彼女にも話を振って、会話に入ってもらおうとしました。

Then I turned to Yuki and asked about her new job.
それからユキに話を振り、新しい仕事について聞きました。

職場やオンライン会議

Let’s ask Aya for her thoughts.
アヤさんにも話を振ってみましょう。

My boss suddenly asked me for my opinion.
上司から急に話を振られました。

I made sure everyone had a chance to speak.
全員に話を振れるよう、話す機会を作りました。

英語日記・独り言

I asked Emi what she thought about the movie.
映画についてエミに話を振った。

Someone asked me about my weekend, but I wasn’t ready.
週末のことを急に振られたけれど、答える準備ができていなかった。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

bring someone into the conversation のような表現が出てこなくても大丈夫です。「話を振る」を実際に起きた順番へ分けます。

会話中に相手へ向き、What do you think?と尋ねて話を振る3段階のイラスト

  1. 何をしていた? → みんなで話していた
  2. 次に何をした? → ミカの方を向いた
  3. 何と言った? → 「どう思う?」と聞いた

We were talking.
私たちは話していました。

I turned to Mika.
私はミカの方を向きました。

I asked, “What do you think?”
私は「どう思う?」と聞きました。

この3文で、ミカに話を振った場面がそのまま伝わります。もっと短くするなら、次の一文だけでも十分です。

I asked Mika, “What do you think?”
ミカに「どう思う?」と聞きました。

「急に話を振られた」なら、自分に起きたことを簡単に説明できます。

My boss asked me a question. I wasn’t ready.
上司が私に質問しました。私は準備ができていませんでした。

しゅみすけ(大山俊輔)

難しい動詞がなくても、実際のセリフをそのまま言えば大丈夫です。What do you think? と尋ねたなら、それ自体が「話を振った」のRaw Dataになっています。

関連する表現

まとめ

「話を振る」は、意見を聞くなら ask someone what they think、会話に入ってもらうなら bring someone into the conversation、次の人へ話を向けるなら turn to someone が自然です。

ただし、これらを忘れても I asked Mika, “What do you think?” で十分伝わります。「振る」の英単語を探すのではなく、誰に何と尋ねたのかを英語にすれば、会話を止めずに済みます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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