
船会社・海運会社の営業、カスタマーサービス、オペレーション部門では、海外代理店や荷主、フォワーダー、港湾ターミナルとの連絡に英語を使います。よくあるのは、輸送スペースの回答、本船スケジュール、搬入締切、空コンテナ、積み残し、到着案内です。
この記事では、コンテナ船を扱う船会社スタッフがそのまま使いやすい短い英語を6場面に分けて紹介します。
Contents
船会社・海運会社は英語で?
「船会社」は一般に shipping company、「海運会社」は shipping line や ocean carrier と表現します。コンテナ定期船会社なら container shipping line も明確です。
- I work for a shipping line.
私は船会社に勤務しています。 - I handle vessel schedules and bookings.
本船スケジュールとブッキングを担当しています。 - Our company operates services between Asia and North America.
当社はアジアと北米間の航路を運航しています。
船会社でよく使う基本用語
- vessel / voyage:本船/航海番号
- port of loading (POL):積出港
- port of discharge (POD):荷揚港
- ETD / ETA:出港予定/到着予定
- space:貨物を積む輸送枠
- cut-off:搬入・書類の締切
- empty container:空コンテナ
- rollover:予定船から次便への積み替え

1.輸送スペースを回答する英語
- Space is available on the August 20 sailing.
8月20日出港便に空きがあります。 - We can accept two 40-foot containers.
40フィートコンテナを2本受け付けられます。 - Space is currently limited.
現在、スペースが限られています。 - Please submit your booking request by noon tomorrow.
明日の正午までに予約依頼をご提出ください。
available、limited、fully bookedを使い分けると、空き状況を簡潔に伝えられます。
2.本船スケジュールを案内する英語
- The vessel is scheduled to depart Yokohama on August 22.
本船は8月22日に横浜を出港予定です。 - The estimated arrival date is September 5.
到着予定日は9月5日です。 - This service calls at Busan before Singapore.
このサービスはシンガポールの前に釜山へ寄港します。 - Please note that the schedule is subject to change.
スケジュールは変更される可能性があります。
3.搬入締切を伝える英語
- The cargo cut-off is 3 p.m. on August 19.
貨物の搬入締切は8月19日午後3時です。 - The shipping instructions are due by noon.
船積指図書は正午までです。 - Cargo received after the cut-off cannot be loaded.
締切後に搬入された貨物は積載できません。 - Please check the terminal calendar for holiday closures.
休業日はターミナルカレンダーをご確認ください。
4.空コンテナを手配する英語
- An empty container has been allocated to your booking.
ご予約に空コンテナを割り当てました。 - Please pick up the container at the designated depot.
指定デポでコンテナを引き取ってください。 - Forty-foot high-cube containers are currently unavailable.
40フィート・ハイキューブは現在在庫がありません。 - We are checking availability at another depot.
別のデポの在庫を確認しています。
5.ロールオーバー・積み残しを連絡する英語
- Your shipment has been rolled over to the next sailing.
お荷物は次便へ繰り越されました。 - The original vessel was fully booked.
当初の本船は満船でした。 - The revised ETD is August 27.
変更後の出港予定日は8月27日です。 - We apologize for the inconvenience and are prioritizing your cargo.
ご迷惑をおかけし申し訳ありません。お荷物を優先して調整しています。
変更連絡では、変更された事実、理由、新しい予定、次の対応の順に伝えると相手が判断しやすくなります。
6.到着・荷渡しを案内する英語
- The vessel arrived at the destination port this morning.
本船は今朝、到着港に入港しました。 - The arrival notice has been issued.
到着案内を発行しました。 - Please contact the destination agent for cargo release.
貨物の引き取りについて現地代理店へご連絡ください。 - Demurrage may apply after the free-time period.
フリータイム経過後は超過保管料が発生する場合があります。
数字を聞き間違えない確認フレーズ
- Let me confirm the vessel name and voyage number.
- Did you say zero-one-two-W?
- Could you confirm the cut-off date in writing?
- I will send you the revised schedule by email.
フォワーダーとの役割の違い
船会社は自社の本船、輸送スペース、コンテナ、運航スケジュールを管理します。一方、フォワーダーは複数の船会社・航空会社や倉庫を組み合わせ、荷主に合う輸送案を調整します。輸送全体を取りまとめる側の表現は、国際物流・フォワーダーが使う英語をご覧ください。
船会社スタッフの英語を学ぶコツ
自社のスケジュール表、ブッキング確認書、搬入案内、遅延通知を教材にし、項目名と定型文をセットで音読するのが近道です。必要技能と練習方法は、船会社・海運会社スタッフに必要な英語力と勉強法で詳しく解説しています。
まとめ
船会社の英語では、スペース、本船、締切、コンテナ、変更後の予定を正確に伝えることが最優先です。流暢さよりも、数字と固有名詞を復唱し、確定情報と予定を分けて伝える習慣を身につけましょう。
航空輸送側の予約、貨物受託、特殊貨物、搭載変更については、航空貨物・カーゴスタッフが使う英語をご覧ください。
ゲート受付、ヤード位置、本船荷役、損傷・安全指示を現場で扱う方は、港湾ターミナル・コンテナヤードスタッフが使う英語をご覧ください。










