「頼みを断れない」は英語で?I can’t say no.の意味と簡単な言い換え

「頼みを断れない」は英語で?と困っている会社員

「頼みを断れない」は英語で、いちばんシンプルに I can’t say no. と言えます。少しやわらかく「断るのが苦手」と言うなら、I have trouble saying no.I find it hard to say no. が自然です。

この記事では、これらの違いと実際の使い方を紹介します。ただし、本当の目的は表現を一つ暗記することだけではありません。会話中にぴったりの英語が出てこなくても、知っている簡単な単語で状況を伝える方法まで一緒に考えましょう。

「頼みを断れない」の一番自然な英語

I can’t say no.

I can’t say no. は「ノーと言えない」、つまり人から頼まれたり誘われたりすると断れない、という意味です。

I can’t say no to my friends.
友達の頼みを断れません。

She can never say no when someone asks for help.
誰かに助けを求められると、彼女はどうしても断れません。

say no to+人・もの の形にすると、「誰に・何に対して断れないのか」まで言えます。

I have trouble saying no.

have trouble doing は「〜するのが難しい・苦手」という形です。I can’t say no. ほど断定的ではなく、「断ろうとは思うけれど、うまくできない」という困りごとを自然に表せます。

I have trouble saying no to my coworkers.
同僚の頼みを断るのが苦手です。

I find it hard to say no.

find it hard to do は「〜するのは難しいと感じる」という意味です。少し落ち着いた言い方で、自分の性格や傾向を説明するときにも向いています。

I find it hard to say no when people ask me for a favor.
人からお願いされると、断るのが難しいと感じます。

発音のポイント

say no は「セイ・ノー」と一語ずつ切るより、say の終わりから no へ滑らかにつなげます。can’t は最後の「ト」を強く出しすぎず、全体を I can’t say no. とひとかたまりで練習すると自然です。

trouble は「トラブル」に近いものの、英語では最初の trub- にアクセントがあります。saying は「セイイング」と分けすぎず、「セイイン」に近い流れです。

なぜ say no で「断る」になるの?

英語では、依頼や誘いに対して no と言うことを、そのまま say no と表します。日本語の「断る」に対応する難しい動詞を探さなくても、「ノーと言う」という実際の行動を言えばよいわけです。

反対は say yes です。

I wanted to say no, but I said yes.
断りたかったのに、引き受けてしまいました。

この say no / say yes の対比は、知っている英語で状況を説明するときにも非常に便利です。

日本語の「断れない」と英語のズレ

日本語の「断れない」には、少なくとも二つの意味があります。

  • 性格的・心理的に断るのが苦手:I can’t say no. / I have trouble saying no.
  • 事情があって断る選択肢がない:I can’t refuse. / I have no choice but to accept.

たとえば、友達に頼まれると申し訳なくて断れないなら I can’t say no to my friends. が自然です。一方、上司からの正式な指示で「断れない」なら、性格の話ではありません。I couldn’t refuse.I had no choice. の方が文脈に合います。

しゅみすけ(大山俊輔)

日本語の「断れない」を見たら、まず「気が弱くて断れないのか」「立場上、断る選択肢がないのか」を考えてみましょう。理由が違えば、自然な英語も変わります。

似た表現との違い

turn down

turn down は、依頼・誘い・提案などを「断る」という句動詞です。

I turned down the invitation.
その誘いを断りました。

I can’t turn him down.
彼の頼みは断れません。

say no は会話的で広く使え、turn down は「差し出されたものを受けない」という行為に焦点があります。

refuse

refuse も「拒否する・断る」ですが、say no より強く、はっきりした響きがあります。日常のちょっとしたお願いを断れない性格なら、まずは say no が使いやすいでしょう。

be a people pleaser

a people pleaser は、人に嫌われたくない、喜んでもらいたいという気持ちから、いつも相手に合わせようとする人です。「頼みを断れない」ことと重なる場合はありますが、意味はもっと広く、性格そのものを表す言葉です。

I’m a people pleaser, so I often take on too much.
私は人に合わせすぎるところがあるので、よく仕事を抱えすぎます。

会話や英語日記で使える例文

I can’t say no when my family asks me for help.
家族に助けを求められると断れません。

I said yes again, even though I was busy.
忙しかったのに、また引き受けてしまいました。

I have trouble saying no because I don’t want to disappoint people.
人をがっかりさせたくなくて、断るのが苦手です。

I need to learn to say no sometimes.
時には断ることも覚えないといけません。

Today, a coworker asked me for help. I wanted to say no, but I said yes.
今日、同僚に助けを頼まれました。断りたかったけれど、引き受けました。

この英語を知らなかったら?【しゅみすけ式】

I have trouble saying no. が出てこなくても、「頼みを断れない」に対応する一語を探し続ける必要はありません。何が起きたのかを順番に説明します。

誰かが私に助けを頼む

断りたい

でも、いつも引き受ける

知っている英語だけなら、次のように言えます。

Someone asks me for help. I want to say no, but I say yes.
誰かに助けを頼まれます。断りたいのですが、引き受けてしまいます。

さらに簡単にするなら、これでも伝わります。

I often say yes, even when I’m busy.
忙しいときでも、よく「いいよ」と言ってしまいます。

頼みを断れない状況を知っている英語で分解した図

しゅみすけ(大山俊輔)

ぴったりの表現が出ないときは、「頼まれた」「断りたかった」「でも引き受けた」の三つに分けましょう。知っている動詞だけでも、状況は十分に伝えられます。

関連する英語表現

まとめ

「頼みを断れない」は、日常会話なら I can’t say no. がシンプルで自然です。「断るのが苦手」という悩みをやわらかく説明するなら、I have trouble saying no.I find it hard to say no. を使えます。

そして、表現を忘れても大丈夫です。I want to say no, but I say yes. のように、実際に起きたことへ分解すれば、基本語だけで会話を止めずに伝えられます。

この記事を書いた人
しゅみすけ(大山俊輔)

b わたしの英会話および英語コーチングGRIT/be:RIZE代表。米国MBA取得、外資系企業4社での勤務経験を持ち、これまで多くの大人の英語学習を支援。日本語と英語の処理構造の違いに着目した「英語OS」の考え方をもとに、独学で伸び悩む人の学び直しをサポートしています。

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