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大人たちは秘密を隠そうとし、子どもたちは見たままを正直に話す。『海賊じいちゃんの贈りもの』は、別居中の夫婦と3人の子どもが、祖父の誕生日を祝うためスコットランドへ向かうところから始まる家族コメディです。
Contents
ダグとアビーは別居中ですが、父ゴーディの75歳の誕生日では夫婦円満を装うことにします。しかし、何でも記録するロッティ、バイキング好きのミッキー、石を友達にするジェスという3人の子どもたちは、大人の都合どおりには動きません。
病気を抱える祖父ゴーディは、孫たちと海辺で自由な時間を過ごします。そこで起きた突然の出来事を前に、子どもたちは祖父の望みを自分たちなりに受け止め、驚くべき行動に出ます。死や家族の不和を扱いながら、子どもの率直さとスコットランドらしい乾いたユーモアで描く作品です。

What We Did on Our Holidayは「私たちが休暇中にしたこと」という意味です。ここでのwhatは疑問詞ではなく、「~すること・もの」を表す関係代名詞。
なお、イギリス英語のholidayは、祝日だけでなく「休暇・旅行」を表します。アメリカ英語なら文脈によってvacationがよく使われます。

You need to live more and think less.
「もっと生きて、考えすぎないことだ」
moreは「もっと多く」、lessは「より少なく」。対比させることで、短く印象的な言い方になります。
I’ve been trying to hit that for years.
「何年もずっと、あれにぶつけようとしてきたんだ」
have been + 動詞ingは現在完了進行形。過去に始まった動作が現在まで続いている、または直前まで続いていたことに注目する形です。
for + 期間は「~の間」、since + 起点は「~以来」。現在完了形との違いを詳しく整理したい方は、現在完了形と現在完了進行形の違いも参考にしてください。

The water won’t be cold, will it?
「水は冷たくないよね?」
文の後ろに短い疑問形をつけて確認する形を付加疑問文と呼びます。前半が否定なら後ろは肯定、前半が肯定なら後ろは否定にするのが基本です。
Why on earth would it be cold?
「一体どうして冷たいことがある?」
on earthを疑問詞の後ろに置くと、驚き、いらだち、強い疑問を加えられます。ここでのearthを「地球」と直訳する必要はありません。
I don’t want to mess it up.
「それを台無しにしたくない」
mess upは会話でよく使う句動詞です。目的語なしなら「失敗する」、目的語を置けば「~を台無しにする・めちゃくちゃにする」という意味になります。
子どもたちの率直な英語と、大人たちの遠回しな言い方の対比が面白い作品です。まず短い会話を英語字幕で見て、付加疑問文やon earthがどんな感情で使われるかに注目すると、文法が生きた表現として残ります。

「海賊」の言葉から本格的な冒険へ寄り道するなら、『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』へ。
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