
atを使った句動詞・重要表現12選を、意味とコアイメージから一覧で整理します。atの基本は「対象を一点として捉える」。look atの視線、come atの接近、go atの攻撃、work atの努力は、一見ばらばらでも「ある一点へ力や意識を向ける」という共通感覚でつながっています。
句動詞全体の仕組みを先に確認したい方は句動詞とは?意味・仕組み・語順・覚え方へ。基本動詞別に探したい方は句動詞一覧436選もあわせてご覧ください。
Contents
atのコアイメージは「対象を一点として捉える」

atは、広がりのある空間よりもピンポイントの対象に焦点を当てます。視線・言葉・力・努力などが、矢印のように一点へ向かうイメージです。
- 視線・意識を向ける:look at
- 対象へ近づく・攻める:come at、go at
- 手や言葉で働きかける:pull at、pick at、keep on at
- 課題へ努力を集中する:keep at、work at
- 特定地点を示す:call at
atを使った句動詞・重要表現12選一覧
| No. | 表現 | 主な意味 |
|---|---|---|
| 1 | pull at | 何度も引く・ぐいぐい引っ張る |
| 2 | come at | 向かってくる・ある角度から取り組む |
| 3 | pick at | 食べ物をつつく・細かく批判する |
| 4 | keep at | 取り組み続ける |
| 5 | keep at bay | 寄せ付けない・悪影響を抑える |
| 6 | keep on at | 人に何度もしつこく言う |
| 7 | call at | 列車が停車する・船が寄港する |
| 8 | get at | 届く・言おうとする・批判する |
| 9 | get back at | 人に仕返しする |
| 10 | look at | ~を見る |
| 11 | work at | 上達や改善のため努力する |
| 12 | go at | 勢いよく取りかかる・攻めかかる |
表現名をクリックすると、意味・ニュアンス・語順・例文・類似表現との違いを解説した個別記事へ進めます。
意味グループ1:見る・届く・言いたい点を示す
look at|視線を一点へ向ける
look atは、視線を特定の対象へ向ける基本表現です。seeが自然に目に入ること、watchが動きのあるものを継続して見ることを表しやすいのに対し、look atは意識的に「そこを見る」動作を表します。
get at|対象へ届く・核心を指す
get atは「手が届く」から、「何を言おうとしているか」「人を批判する」へ意味が広がります。いずれも、物理的・心理的な対象点へ到達する感覚です。
意味グループ2:対象へ力を向ける
pull atは一点を繰り返し引き、pick atは食べ物や問題の小さな部分へ細かく触れます。come atは対象へ向かって接近し、go atは勢いよく取りかかる、または攻めかかる表現です。
- She pulled at my sleeve.(彼女は私の袖を何度も引っ張った)
- He only picked at his dinner.(彼は夕食を少しつついただけだった)
- The dog came at me.(その犬が私に向かってきた)
- They went at the task with energy.(彼らは精力的に課題へ取りかかった)
意味グループ3:一点へ努力・言葉を向け続ける
keep atとwork atは、課題や技能へ努力を集中する表現です。keep atは「やめずに続ける」、work atは「改善のため努力する」に重点があります。keep on atは、人へ同じ要求や注意を繰り返すニュアンスです。
- Keep at it.(その調子で続けて)
- I’m working at my pronunciation.(発音の改善に取り組んでいます)
- She kept on at him to apologize.(彼女は謝るよう彼に何度もしつこく言った)
意味グループ4:地点・防御・仕返し
call atは、列車や船が特定の駅・港という一点に停まる表現です。keep at bayでは、脅威を一定の地点より近づけない感覚があります。get back atは、仕返しの矛先を特定の相手へ向けます。
atを使う表現の語順
atは多くの場合、後ろに対象を必要とする前置詞です。そのため、目的語を動詞とatの間へ移動させません。
- look at the picture(○)/look the picture at(×)
- work at your English(○)
- get back at him(○)/get him back at(×:別構造に聞こえる)
一方、Keep at it.のitはatの後ろに置きます。keep at bayは「keep+目的語+at bay」の形で、keep the disease at bayのように目的語がkeepの直後に入ります。
at・to・on・intoの違い
| 語 | 中心イメージ | 例 |
|---|---|---|
| at | 対象を一点として狙う | look at、go at |
| to | 到達点・方向とのつながり | go to、speak to |
| on | 接触・継続・支え | work on、keep on |
| into | 外から中への侵入・変化 | run into、look into |
たとえばwork atは技能の上達へ努力する響き、work onは特定の課題・制作物に作業を加える響きが中心です。look atは対象を見る、look intoは問題の内側まで調べる、という違いがあります。
atを使った句動詞のよくある質問
atはパーティクルですか、前置詞ですか?
ここで扱う多くの表現では、atは後ろに目的語を取る前置詞として働きます。ただし学習上は、動詞と組み合わさってまとまった意味を作る語として、パーティクル視点で整理すると意味のつながりをつかみやすくなります。
look atは本当に句動詞ですか?
分類法によって「前置詞動詞」と呼ぶ場合もあります。本記事では、動詞+短い機能語で一まとまりの意味を作り、語順ごと覚える価値が高い表現を広くまとめています。
keep atとkeep onの違いは?
keep atは課題・活動への取り組みをやめないこと、keep onは動作そのものを続けることを表します。keep at itは「それに粘り強く取り組め」、keep on workingは「働き続けろ」です。
atの表現は分離できますか?
原則としてatとその目的語は分離しません。look at it、come at me、work at itの語順で覚えましょう。ただしkeep A at bayのように、表現全体の構文が異なるものは個別に確認が必要です。
まとめ|atは「一点へ向ける」で覚える
atを使う表現は、視線・力・言葉・努力を特定の一点へ向けるイメージで整理できます。look atから始め、get at、keep at、work at、come at、go atへ広げると、丸暗記せず意味を連想しやすくなります。
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