コメディ映画から学ぶ英会話:英会話初心者に役立つ無料の英語学習コンテンツ



ジム・キャリー主演のコメディ映画『ディック&ジェーン 復讐は最高!』。会社の突然の破綻によって生活が一変する夫婦を描いた作品で、仕事、失業、家計、困った状況について話す英語が数多く登場します。
この記事では、原題 Fun with Dick and Jane の意味を確認しながら、検索されることの多い in a pickle と some other time、注意して使いたい get screwed を中心に解説します。
Contents
原題は Fun with Dick and Jane です。
直訳すると「ディックとジェーンと一緒に楽しもう」「ディックとジェーンの楽しいお話」といった意味です。しかし実際の物語で2人が直面するのは、会社の破綻、失業、借金という笑えない状況。明るく無邪気な響きの原題と、ブラックコメディー的な内容との落差が面白さになっています。
日本語タイトルの「復讐は最高!」は直訳ではなく、物語の痛快さを前面に出した邦題です。

ディックは大企業で働き、昇進も決まった会社員。妻ジェーンと息子とともに、郊外の家で豊かな生活を送っていました。
ところが、経営陣の不正によって会社が突然破綻し、ディックは失業。再就職もうまくいかず、貯金は減り、家の支払いにも困るようになります。追い詰められた夫婦が取った行動は、次第にとんでもない方向へ進んでいきます。
展開は大胆なコメディーですが、「会社を信じて働いていたのに突然職を失う」「生活水準を維持できない」という題材には、仕事やお金に関する実用的な英語が詰まっています。
in a pickle は「困った状況にある」「窮地に陥っている」という英語イディオムです。
pickle の基本的な意味は「ピクルス」「漬物」ですが、be in a pickle という形では、簡単に抜け出せない面倒な状況を表します。
I’m in a bit of a pickle.
ちょっと困った状況なんです。
We’ll be in a real pickle if we miss the deadline.
締め切りに間に合わなければ、本当に困ったことになります。
She got herself into a pickle.
彼女は自分から厄介な状況に陥ってしまいました。
深刻な事故や危険には in trouble が自然です。in a pickle は「さて、どうしよう」と頭を抱えるような場面で、少し軽さを持たせて使えます。
some other time は「また別のときに」「今回は無理だけれど、別の機会に」という意味です。
Can we talk about this some other time?
この話はまた別の機会にしてもいい?
Maybe some other time.
また今度にしましょう。
Let’s have lunch some other time.
また別の日にランチしましょう。
誘いを断るときの Maybe some other time. は柔らかく聞こえますが、具体的な代案を示さなければ社交辞令に聞こえる場合もあります。本当に会いたい相手には、次のように続けると親切です。
How about next Friday instead?
代わりに来週の金曜日はどうですか?
another time も「また今度」という意味で、多くの場面で some other time と置き換えられます。
会話ではどちらも自然ですが、some other time は「今は都合が悪い」という対比が少し強く出ます。
get screwed は「ひどい目に遭う」「不当に扱われる」「だまされる」という意味の、かなりくだけた表現です。
We followed the rules and still got screwed.
私たちはルールを守ったのに、それでもひどい目に遭いました。
I got screwed on the deal.
その取引で不利な目に遭いました。
screw には「ねじ」という意味がありますが、人に対して使う screw someone over は「人をだます」「人をひどい目に遭わせる」という俗語です。
They screwed us over.
彼らは私たちを不当に扱いました。
注意:screwed は乱暴で、職場の正式な場面や初対面の相手には向きません。丁寧に言い換えるなら、次の表現が安全です。
Dick got promoted.
ディックは昇進しました。
She was promoted to manager.
彼女はマネージャーに昇進しました。
promote A to B は「AをBへ昇進させる」。本人を主語にすると be promoted to … または会話的な get promoted to … を使います。
The company went bankrupt.
会社は倒産しました。
They were on the verge of bankruptcy.
彼らは破産寸前でした。
bankrupt は形容詞、bankruptcy は名詞です。会社の話では「倒産」、個人の話では「破産」と訳すのが一般的です。
He got laid off when the company downsized.
会社の人員削減で、彼は解雇されました。
lay off は業績悪化や人員整理など、会社側の事情による解雇に使います。本人の問題による解雇を表す get fired とはニュアンスが異なります。
It’s hard to make ends meet on one income.
一人分の収入で家計をやりくりするのは大変です。
We took extra jobs to make ends meet.
生活費を賄うために副業をしました。
make ends meet は、収入と支出の両端を合わせるイメージから「家計をやりくりする」「どうにか生活費を賄う」という意味になります。

cut back on は「~を減らす」、figure something out は「解決策を考え出す」。仕事や家計の問題を話し合うときにも使いやすい表現です。
この作品は会話のテンポが速く、俗語も登場するため、初心者が最初からすべて聞き取るのは簡単ではありません。まずは日本語字幕で状況をつかみ、次に次の3分野へ絞って英語字幕を見るのがおすすめです。
特に in a pickle や some other time のような短いかたまりは、場面と一緒に覚えると実際の会話で使いやすくなります。
『ディック&ジェーン 復讐は最高!』の原題は Fun with Dick and Jane。明るい響きと、失業や家計難を描くブラックコメディーとの対比が効いたタイトルです。
作品から学べる in a pickle は「困った状況で」、some other time は「また別の機会に」。get screwed は「ひどい目に遭う」というくだけた表現なので、場面と相手を選んで使いましょう。
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