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映画『ベイブ』(原題:Babe)は、牧羊犬に憧れる子ブタのベイブが、自分の可能性を信じて新しい役割に挑む物語です。
家族で楽しめる温かな作品ですが、Tuccabuccaが旧記事で注目した英語は意外に実用的。その中心が、理由に気づいたときのIs that why …?です。
相手の話を聞いて「だから元気がなかったの?」「それで遅れたの?」と反応できるため、会話を一問一答で終わらせない便利な表現です。この記事では、映画のテーマを生かしながら、Is that why …?、too … to、through the nightなどを初心者向けに整理します。
Contents
農場主ホゲットに引き取られた子ブタのベイブは、牧羊犬フライに温かく見守られながら農場で暮らし始めます。ベイブは羊たちと心を通わせ、やがて「ブタにはできない」と思われていた羊の誘導に挑戦します。
一方、牧羊犬レックスはベイブを快く思いません。その厳しさの裏には、かつて優れた牧羊犬になれる可能性を持ちながら、思いどおりにならなかった過去がありました。ベイブは事情を知り、表面に見える怒りだけでレックスを判断しなくなります。
作品情報と詳しい制作クレジットはAFI(アメリカ映画協会)の『Babe』作品記録で確認できます。本作は第68回アカデミー賞で作品賞を含む7部門にノミネートされ、視覚効果賞を受賞しました(Academy公式記録)。
Is that why+主語+動詞? は、聞いた情報を理由として受け止め、「だから〜なの?」「それで〜なんですね?」と確かめる表現です。
ベイブはレックスのつらい過去を聞き、そのことが現在の怒りっぽさにつながっているのか尋ねます。相手の事情を理解しようとするベイブらしい一言です。
Is that why he’s so angry?
だから彼はあんなに怒っているの?
Is that why you look tired?
だから疲れているように見えるの?
Is that why she left early?
それで彼女は早く帰ったの?
thatは、直前に相手が話した出来事や理由を指します。「そのことが理由なの?」という組み立てです。
理由が合っていれば、次のように答えられます。
Yes, that’s why.
はい、そういう理由です。
Yes, that’s exactly why I’m worried.
はい、まさにそれで心配しているんです。
違う場合は、柔らかく修正します。
No, that’s not why. I just didn’t sleep well.
いいえ、そういう理由ではありません。ただよく眠れなかったんです。
Not exactly. There’s another reason.
正確には違います。別の理由があります。
会話ではIs that why …?を使うだけで、「あなたの話を聞いています」「原因と結果を理解しようとしています」という姿勢も伝わります。
形がよく似ていますが、疑問文と説明文の違いです。
A: I missed the last train.
終電に乗り遅れました。B: Is that why you took a taxi?
それでタクシーに乗ったの?A: Yes. That’s why I got home so late.
はい。だから帰宅がとても遅くなったんです。
Why …?だけで直接理由を尋ねるより、相手がすでに話した内容を受けて確認する分、会話が自然につながります。
レックスについて語られる場面には、have the makings of …という表現が合います。これは「〜になるための資質や特徴を持っている」という意味です。
Cambridge Dictionaryのmakingにも、将来何かへ成長しそうな資質を表す用法が掲載されています。
He had the makings of a great champion.
彼には偉大なチャンピオンになる素質がありました。
She has all the makings of a good leader.
彼女には優れたリーダーになる素質がすべて備わっています。
This story has the makings of a great movie.
この物語には素晴らしい映画になる要素があります。
have the ability to …が「〜する能力がある」と現在の能力を直接表すのに対し、have the makings ofは「将来そうなる可能性を感じる」というニュアンスです。
the greatest … there ever wasは、「かつて存在した中で最も偉大な〜」という強い最上級です。
He wanted to be the greatest champion there ever was.
彼は史上最高のチャンピオンになりたいと思っていました。
日常会話では少しドラマチックなので、もっと自然に言うなら次の形が使いやすいでしょう。
She is one of the greatest players of all time.
彼女は史上最高の選手の一人です。
It was the best meal I’ve ever had.
これまで食べた中で最高の食事でした。
旧記事には「Iphone is …」という例文がありましたが、固有名詞はiPhoneと表記します。また、一つに断定するよりone of the greatest inventionsとすると自然で、意見としても柔らかくなります。
throughには「ある時間の始めから終わりまで通して」という感覚があります。
He stayed with them through the night.
彼は一晩中、彼らのそばにいました。
It rained through the night.
夜通し雨が降りました。
She studied through the night.
彼女は徹夜で勉強しました。
似た表現との違いも見ておきましょう。
through the nightには、長い時間を耐えたり見守ったりした印象があり、物語を語るときによく合います。

too+形容詞+to+動詞は、「あまりに…なので〜できない」という構文です。
The box is too heavy to carry.
その箱は重すぎて運べません。
I was too tired to cook.
疲れすぎて料理できませんでした。
He was too nervous to speak.
彼は緊張しすぎて話せませんでした。
形容詞を二つ並べたい場合は、too A and B to …とします。
They were too frightened and confused to move.
彼らは怖くて混乱しており、動けませんでした。
旧記事の旧記事の例文は、主語と動詞がなく、複数の形容詞も接続詞なしで並んでいたため不自然でした。次のようにすれば意味が明確です。
I was too sleepy and distracted to concentrate on the test.
眠いうえに気が散って、テストに集中できませんでした。
初心者は、まずI was too tired to …を一つの型として覚えると応用しやすくなります。
save one’s skinは、危険や困難から「自分の身を守る」「自分だけ助かる」という意味のイディオムです。Cambridge Dictionaryにも掲載されています。
He ran away to save his own skin.
彼は自分だけ助かろうと逃げました。
She risked her life to save them instead of saving her own skin.
彼女は自分の身を守るのではなく、彼らを救うために命を懸けました。
save your lifeが文字どおり「命を救う」なのに対し、save your own skinは「ほかのことより自分の安全を優先する」という批判的な響きを持つ場合があります。
なお、単に「身を守る」と中立的に言うなら、初心者にはprotect yourselfのほうが使いやすい表現です。
計画や夢が実現しなかったとき、It wasn’t meant to be.と言うことがあります。
We wanted it to work, but it wasn’t meant to be.
うまくいってほしかったのですが、そうなる運命ではありませんでした。
Maybe it just wasn’t meant to be.
たぶん、そうなる巡り合わせではなかったのでしょう。
ここでのbe meant toは「〜することになっている」「〜する運命である」という意味です。日常会話では、失恋、選考不合格、実現しなかった計画などを受け入れるときに使われます。
ただし、単に予定が変更になっただけなら、It didn’t work out.(うまくいかなかった)のほうが大げさになりません。
you knowは「知っていますよね」だけでなく、言葉を探したり、言いにくいことを少しぼかしたりするときにも使われます。
Is that why he’s so, you know, angry?
だから彼はあんなに、その、怒っているの?
She seemed, you know, a little upset.
彼女は、ほら、少し動揺しているようでした。
日本語の「その」「なんというか」「ほら」に近い働きです。ただし頻繁に入れすぎると話が聞き取りにくくなるため、便利な間つなぎとして適度に使いましょう。
A: I stayed up studying through the night.
夜通し勉強していました。B: Is that why you look so tired?
だからそんなに疲れて見えるの?A: Yes. I was too nervous to sleep.
はい。緊張しすぎて眠れなかったんです。B: You should get some rest.
少し休んだほうがいいですよ。
別の場面でも試してみましょう。
A: The trains were delayed this morning.
今朝、電車が遅れていました。B: Is that why you were late?
それで遅れたの?A: Exactly.
そのとおりです。
Tuccabuccaが『ベイブ』から拾った表現の魅力は、相手の過去を知ったベイブが、怒りの理由を理解しようとする場面にあります。まずは相手の話を受けて、Is that why …?と一歩踏み込む練習をしてみましょう。
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