
海外で突然入院することになり、検査や手術の説明まで英語で受けるのは大きな不安があります。しかし、すべての医学用語を覚える必要はありません。
まずは「何をするのか」「なぜ必要なのか」「次にどうすればよいか」を短い英語で確認できれば、会話の入口を作れます。このページでは、海外の病院で使う英語を入院→検査・処置→手術・麻酔→退院→書類・保険の順に整理します。
Contents
海外の入院・検査・手術で使う基本英語一覧
| 場面 | 英語 | 意味 |
|---|---|---|
| 入院 | be admitted to the hospital | 病院へ入院する |
| 検査 | have a test / scan | 検査・画像検査を受ける |
| 血液検査 | blood test / blood work | 血液検査 |
| 点滴 | IV / IV drip / infusion | 点滴・静脈注入 |
| 手術 | have surgery / undergo surgery | 手術を受ける |
| 麻酔 | anesthesia / anesthetic | 麻酔・麻酔薬 |
| 退院 | be discharged | 退院を許可される |
| 診断書 | medical certificate | 診断書・医療証明書 |
簡単な英語で乗り切る3ステップ
説明が分からないときに、分かったふりをする必要はありません。次の3つは入院、検査、手術のどの場面でも使えます。

- I need help.
助けが必要です。 - Please explain slowly.
ゆっくり説明してください。 - I need an interpreter.
通訳が必要です。
さらに確認したいときは、What will happen next?(次はどうなりますか?)、Please write it down.(書いてください)でも会話を進められます。
1.入院が決まったときの英語
You need to be admitted. は「入院が必要です」という意味です。自分から伝えるなら I was admitted to the hospital.(入院しました)、状態を表すなら I’m in the hospital.(入院中です)が使えます。
- Why do I need to be admitted?
なぜ入院が必要なのですか? - How long will I need to stay?
どのくらい入院する必要がありますか? - Can I contact my family?
家族に連絡できますか? - Can I speak with my insurance company?
保険会社と話せますか?
詳しい違いと会話例は、「入院する」のbe admitted・be hospitalized・stay in the hospitalで確認できます。
2.CT・MRI・レントゲン検査の英語
CT scan、MRI scan、X-ray は日本語でもなじみがあります。ただし、造影剤は contrast または contrast dye といいます。
- What is this scan for?
この検査は何のためですか? - Do I need contrast?
造影剤が必要ですか? - How long will the scan take?
検査にはどのくらいかかりますか? - When will I get the results?
結果はいつ分かりますか?
検査ごとの違い、金属類、妊娠の可能性、造影剤アレルギーの伝え方は、CT・MRI・X-ray・contrastの英語にまとめています。
3.血液検査・点滴・輸血の英語
blood test は血液検査、IV は静脈から薬や水分を入れる点滴、transfusion は輸血です。同じ「入れる処置」でも意味が異なります。
- What is the blood test for?
この血液検査は何のためですか? - What is in the IV?
点滴には何が入っていますか? - How long will I need the IV?
点滴はどのくらい必要ですか? - Why do I need a blood transfusion?
なぜ輸血が必要なのですか?
詳しくは、blood test・IV・infusion・transfusionの違いをご覧ください。
4.手術・緊急手術の英語
「手術を受ける」は会話では have surgery が自然です。undergo surgery はやや改まった表現です。operation も手術を指しますが、動詞では通常 have an operation とします。
- Why do I need surgery?
なぜ手術が必要なのですか? - What are the risks and benefits?
リスクと利点は何ですか? - Are there any alternatives?
ほかの選択肢はありますか? - What happens if I wait?
待った場合はどうなりますか?
「手術を受ける」の英語では予定手術を含む基本表現を、emergency surgery・urgent surgeryの違いでは緊急度の伝え方を解説しています。
5.麻酔を受けるときの英語
general anesthesia は全身麻酔、local anesthesia は局所麻酔、sedation は鎮静です。
- What kind of anesthesia will I have?
どの種類の麻酔を受けますか? - Will I be awake?
意識はありますか? - I had a reaction to anesthesia before.
以前、麻酔で反応が出たことがあります。 - When can I eat or drink?
いつから飲食できますか?
用語や副作用歴の伝え方は、anesthesia・anesthetic・sedationの違いで確認できます。
6.退院時に確認する英語
be discharged は医療者が退院を許可するという意味です。単に病院を出るなら leave the hospital、会話で帰宅できるか聞くなら Can I go home? でも十分伝わります。
- When can I be discharged?
いつ退院できますか? - What medicine should I take?
どの薬を飲めばよいですか? - What symptoms should I watch for?
どの症状に注意すべきですか? - When is my follow-up appointment?
次の診察はいつですか?
退院許可、注意事項、再診の聞き方は、be discharged・leave the hospital・go homeの違いにまとめています。
7.診断書・医療費・旅行保険の英語
保険の手続きでは、medical certificate(診断書)、itemized bill(明細付き請求書)、receipt(領収書)を区別して依頼します。
- I need documents for my travel insurance claim.
旅行保険の請求に書類が必要です。 - Can I get an itemized bill and a receipt?
明細付き請求書と領収書をもらえますか? - Can the hospital bill my insurer directly?
病院から保険会社へ直接請求できますか?
必要書類と会話例は、medical certificate・itemized bill・receiptの違いで詳しく解説しています。
病院で使える短い会話例
Doctor: We need to run some tests before deciding on surgery.
You: What tests do I need?
Doctor: A blood test and a CT scan.
You: Please explain slowly. Do I need contrast?
Doctor: Yes. We will check your allergies first.
You: Thank you. I also need to contact my insurance company.
重要なのは、聞き取れないときに止めることです。I don’t understand.、Could you say that again?、Please write it down. を使って確認しましょう。
医療上の注意:分からないまま同意しない
検査や治療、手術について説明が理解できない場合は、通訳や分かりやすい説明を求めてください。NHSは、治療・検査・診察を受ける前の同意には医療者からの説明が必要だと案内しています。
外務省の「世界の医療事情」でも、国や地域により医療制度、費用、設備、支払い方法が大きく異なることが示されています。緊急時以外は保険会社のアシスタンス窓口に医療機関や支払い方法を確認し、緊急時は手続きだけを理由に治療を遅らせないでください。
命に関わる症状や重大な事故では、滞在国・地域の緊急番号へ連絡してください。この記事は自己診断や治療の選択を促すものではありません。
しゅみすけ(大山俊輔)
まとめ:入院から退院まで、短い英語で一つずつ確認する
海外の病院では、admission、tests、surgery、anesthesia、discharge の順に場面を整理すると理解しやすくなります。
体調不良や症状の伝え方から確認したい方は、体調不良・症状を英語で伝える総合ガイドや、病気・体調不良のときに役立つ英語表現もあわせてご覧ください。
入院前の重大症状と救急要請の英語は、海外で緊急性の高い症状を伝える英語にまとめています。
救急要請や重大症状を含む海外医療の全体像は、海外の救急・入院・手術で使う英語をご覧ください。
激しい腹痛から入院・手術へ進む例として、盲腸・虫垂炎を英語で伝える記事も確認できます。










