
againstを使った句動詞・定型表現には、「反対する」だけでなく、「基準と照合する」「問題に直面する」「競争相手に挑む」「不利に働く」といった意味があります。againstの核にある「何かに向かい合う・接触する」という感覚を押さえると、これらを一つの流れとして理解できます。
この記事では、againstを含む重要表現10個を一覧と意味別グループで整理します。句動詞全体の仕組みは句動詞とは?基本から使い方まで、全体一覧は英語の句動詞436選もあわせてご覧ください。
Contents
againstのコアイメージは「向かい合う・接触する」

againstは、物理的には「壁に接して」「流れに逆らって」のように、対象へ向かって力がかかる関係を表します。そこから、意見・規則・競争相手などに反対する、対抗する、ぶつかるという抽象的な意味へ広がります。
againstを使った句動詞・表現10選一覧
| 句動詞・表現 | 主な意味 |
|---|---|
| check against | 基準・原本と照合する |
| come out against | 公に反対を表明する |
| come up against | 問題・反対・強敵に直面する |
| go up against | 強敵・競争相手に挑む |
| hold against | 過去のことを理由に悪く見る |
| run against | 競う・対抗する・規則などに反する |
| set against | 対立させる・比較する |
| take against | 人を嫌いになる・反感を持つ |
| turn against | 味方から敵・反対側に回る |
| work against | 不利に働く・反対して動く |
※文法上、againstは多くの場合、後ろに名詞や代名詞を取る前置詞です。本記事では、動詞とagainstがまとまって一つの意味を作り、ひとかたまりで覚えると役立つ表現を広く整理しています。
意味別に見るagainstの句動詞
1.反対を表明する・反対側へ変わる
come out against / turn against / work against
come out againstは立場を公にする表現、turn againstは支持から反対へ変化する表現です。work againstは意図的に反対して活動するほか、条件が人に不利に作用する場合にも使います。
2.問題・強敵と向かい合う
come up against / go up against
come up againstは進んだ先で壁や問題にぶつかる感覚です。go up againstは、自ら競争相手や強敵へ向かって挑むニュアンスがあります。
3.競争・対立・比較
run against / set against
run againstは選挙や競争で相手と競うほか、規則・考え・流れに反する意味でも使います。set A against Bは、AとBを対立させたり、並べて比較したりする表現です。
4.基準と照合する
check against
資料やデータを原本・基準に向かい合わせるイメージから、「照合する」という意味になります。基本形はcheck A against Bです。
5.人への反感・悪い評価
take against / hold against
take againstは人や物に反感を持ち始める主にイギリス英語の表現です。hold something against someoneは、過去の事情や失敗を理由にその人を悪く評価する意味です。
語順のポイント:againstの後ろに対象を置く
基本語順は動詞+(別のパーティクル)+against+対象です。againstの目的語を動詞とagainstの間へ移すことはできません。
- We checked the figures against the original report.(数字を元の報告書と照合しました)
- She came up against strong opposition.(彼女は強い反対に直面しました)
- They turned against the proposal.(彼らはその提案に反対する側へ回りました)
check it against the listは正しい語順ですが、check against it the listのようにはしません。なお、set A against Bやhold A against Bでは、AとBの二つの要素を取る点にも注意しましょう。
againstと似たパーティクルとの違い
- against:対象と向かい合い、接触・反対・対抗する
- with:対象と共にある、結びつく、関係する
- at:特定の一点や標的へ向ける
- toward(s):対象・目標の方向へ進む
よくある質問
againstは「反対して」という意味だけですか?
いいえ。「壁にもたれて」のような接触、「基準と照合して」、「相手と競って」、「不利に働いて」なども表します。共通するのは、対象と向かい合う関係です。
come up againstとgo up againstの違いは?
come up againstは問題や反対に「直面する」、go up againstは相手に「挑む・対戦する」という違いが中心です。
againstの句動詞は分離できますか?
againstの前で切り離して目的語を挟むことは基本的にできません。ただし、set A against Bやhold A against Bは、もともとAとBを結ぶ構文です。
まとめ
againstの核は「対象に向かい合う・接触する」です。そこから、反対、対抗、直面、照合、不利な作用へ意味が広がります。各表現の語順・例文・似た表現との違いは、一覧のリンク先で詳しく確認できます。
ほかのパーティクル別まとめ:upを使った句動詞/downを使った句動詞/outを使った句動詞/offを使った句動詞/onを使った句動詞/inを使った句動詞/backを使った句動詞/awayを使った句動詞/overを使った句動詞/aroundを使った句動詞/throughを使った句動詞/acrossを使った句動詞/alongを使った句動詞/byを使った句動詞/aboutを使った句動詞/intoを使った句動詞/atを使った句動詞/forを使った句動詞/afterを使った句動詞/toを使った句動詞/withを使った句動詞









