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Alie/恋と仕事に効く英語編集部
映画『The Terminal(ターミナル)』は、母国の政変によってパスポートが無効となり、アメリカへ入国することも帰国することもできなくなった男性の物語です。
原題の terminal は、空港の「旅客ターミナル」を意味します。作品には空港英語だけでなく、make a deal、go weak at the knees、grab dinner など、日常会話で使える表現も登場します。
・The Terminalは「その空港ターミナル」という意味
・terminal、transit、immigrationなどの空港英語を整理
・取引、恋愛、食事の誘いに使える自然なフレーズを学べる
Contents
The Terminal は「そのターミナル」。映画では、主人公が長期間暮らすことになる空港の旅客ターミナルを指します。
terminal の中心には「端」「終点」というイメージがあります。空港では、乗客が出発・到着の手続きを行う建物を airport terminal と呼びます。
Which terminal does the flight leave from?
その便はどのターミナルから出発しますか?
Your flight departs from Terminal 2.
お客様の便は第2ターミナルから出発します。
Is there a shuttle between the terminals?
ターミナル間のシャトルはありますか?
コンピューターの「端末」や電車・バスの「終着駅」にも terminal が使われます。文脈によって指すものが変わります。

東ヨーロッパの架空の国クラコウジアから、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港へ到着したビクター・ナボルスキー。ところが彼の移動中、母国で政変が起こります。
アメリカ政府がクラコウジアの新体制を承認していないため、ビクターのパスポートとビザは有効な渡航書類として扱われなくなります。アメリカへ入国できず、帰国便にも乗れない彼は、問題が解決するまで国際線ターミナル内にとどまることになります。
英語をほとんど話せなかったビクターは、空港内の表示や人々との会話から少しずつ言葉を覚え、仕事や友情を得ていきます。客室乗務員アメリアとの出会い、空港職員との交流、そしてニューヨークへ来た本当の目的が物語を動かします。
監督はスティーヴン・スピルバーグ、主演はトム・ハンクス。言葉が十分に通じなくても、観察し、試し、人と関係を築いていく姿は、英語学習者にも重なる作品です。
My visa is no longer valid.
私のビザはもう有効ではありません。
I’m in transit to Canada.
カナダへ向かう途中で乗り継ぎ中です。
He was denied entry.
彼は入国を拒否されました。
terminal は施設、transit は目的地へ向かう途中の通過・乗り継ぎを表します。「トランジットラウンジ」は英語でも transit lounge と言えます。

make a deal with 人 は「人と取引する」「人と合意する」です。必ずしも正式な契約とは限らず、日常的な交換条件にも使えます。
I want to make a deal with you.
あなたと取引をしたいです。
We made a deal with the supplier.
私たちはその供給業者と契約を結びました。
Let’s make a deal: I’ll cook if you do the dishes.
こうしよう。あなたが皿を洗うなら、私が料理します。
make a deal は「合意を成立させる」ことです。「交渉する」段階なら negotiate a deal、「契約書に署名する」なら sign a contract と区別できます。
go weak at the knees は、恋愛感情、感動、恐怖などで「膝の力が抜ける」「立っていられないほど強く心を動かされる」という表現です。
His smile makes me go weak at the knees.
彼の笑顔を見ると、私はメロメロになります。
I went weak at the knees when I looked down.
下を見たとき、怖くて膝の力が抜けました。
make+人+動詞の原形 は「人を~させる」という使役の形です。詳しくは、使役動詞を「相手を動かす力」で捉える解説で確認できます。
食事へ気軽に誘うとき、grab は「つかむ」ではなく「さっと食べる・飲む」という意味になります。
Would you like to grab some dinner?
よかったら夕食に行きませんか?
Let’s grab lunch after the meeting.
会議のあと、ランチに行きましょう。
Do you want to grab a coffee?
コーヒーでも飲みに行きませんか?
Why don’t we grab a drink tonight?
今夜、一杯飲みに行きませんか?
食事なら grab breakfast / lunch / dinner、軽く何か食べるなら grab a bite、飲みに行くなら grab a drink が自然です。
catch は乗り物に「間に合う・乗る・つかまえる」という意味で使われます。
Let’s catch a cab outside the terminal.
ターミナルの外でタクシーをつかまえましょう。
I have to catch the last train.
終電に乗らなければなりません。
Did you catch your flight?
飛行機に間に合いましたか?
『ターミナル』の面白さは、主人公の英語が最初から流暢ではない点です。ビクターは周囲を観察し、短い単語を拾い、同じ表現を繰り返しながら、必要な英語を身につけます。
映画を英語学習に使うときも、すべてを聞き取る必要はありません。
「正しい長文を完成させてから話す」のではなく、知っている言葉と状況を使って相手へ働きかけることが、コミュニケーションの出発点です。

The Terminal は、主人公が足止めされる「空港ターミナル」を指すタイトルです。空港では immigration、customs、transit、valid などの語彙が役立ちます。
日常会話では、取引や交換条件を表す make a deal、強い感情を表す go weak at the knees、気軽に食事へ誘う grab dinner、乗り物をつかまえる catch a cab を覚えておきましょう。
『ターミナル』を生んだ監督の言葉を読む:スティーヴン・スピルバーグの英語の名言7選
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