コラム&耳寄り情報

同じ内容でも伝わり方が違う!

先日、まとめてみた前日確認の仕方を少し変えてみてはどうだろう?
ということとも少し関係してくるかもしれません。

以前、紹介した「人の心を「イエス」に変える3つのステップ」というコラムで書きましたが、
人間は、自分が思ってることをそのまま伝えるとうまく行かず、相手にとってメリットのあること、あるいは、嫌なことを
伝えると動いてくれる、というお話をしました。

確か、あまり良くない喩え話ですが痴漢事件が多発しているエリア。
子供の頃、確かに夜人通りが少ない場所に「チカン注意」と看板があった記憶があります。

イヤかもしれないけど、チカンの立場に立ってください。
これだと、あまり効果がありませんよね。

そこで、「住民のみなさまのご協力で、チカンを逮捕できました。ありがとうございます。」
という看板に変えた場所があるそうです。

そうすると、どうなったでしょう?
すっかり、事件がなくなったとか。

あるいは、公衆トイレ。
私、いつもジムに行ってお手洗い借りるときに真っ先にすることが前の人の使った後のお掃除です。
で、お手洗いにも大体「トイレをきれいに使ってください」って書いてます。

でも、これはあくまで管理者の希望なんですよね。
もちろん、良識ある人はちゃんとそうしてくれるでしょうが言葉のパワーは弱いです。

心理学的に一番効果があるのは、
「いつもトイレをきれいに使っていただきありがとうございます」という言葉と清掃人の名前があると、
大体の人は、「あ、これはきれいに使わないと」となるそうです。

この2つのケースで、共通するのはうまく行かなかったケースは、依頼者の願望をそのまま伝えたこと。
そして、うまく行ったケースは、相手へのメリット(あるいはデメリット)を伝えたことです。
ここにはコツとして3つのステップがあるそうです。

ステップ1
自分の頭の中をそのままコトバにしない

ステップ2
相手の頭のなかを想像する

ステップ3
相手のメリットと一致するお願いをつくる

人に頼み事をするときなんかはこれを意識しておくと、同じお願いをするにしても
伝え方を少し変えるだけで全然違います。

お店でも、お会計の時に、「他に何かありますか?」というと普通の人は「大丈夫です」となってしまう。
けど、「○○はいかがですか」というと「じゃあ、それも頂戴」となりやすい(笑)。

言葉って不思議ですよね。

英語が聞けない理由は “努力不足” ではありません。

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