
ジャネット・ジャクソン(Janet Jackson)の音楽には、静かな声で自分の人生の主導権を取り戻していく強さがあります。『Control』で家族から独立した一人の表現者となり、『Rhythm Nation 1814』では社会への視線をダンスとポップスに結びつけました。
けれど本人の言葉を読むと、その強さは「迷わないこと」ではありません。低い自己評価と向き合い、自分の声を探し、何度でも自分を愛し直すこと。今回は本人インタビューとスピーチから、心に響く英語の名言を7つ紹介します。
Contents
- 1 1. I’ve struggled with low self-esteem my whole life.
- 2 2. When I hear new artists finding their voices, just as I found mine, I’m optimistic.
- 3 3. Two things relax me, the ocean and driving.
- 4 4. I was never a girly girl. I was always a tomboy.
- 5 5. Music became my passion.
- 6 6. I shouldn’t have listened to those around me.
- 7 7. Induct more women.
- 8 ジャネット・ジャクソンの名曲でも英語を学ぼう
- 9 まとめ|コントロールとは、自分を厳しく支配することではない
1. I’ve struggled with low self-esteem my whole life.
I’ve struggled with low self-esteem my whole life.
Janet Jackson
日本語訳:私は人生を通じて、低い自己評価に苦しんできました。
世界的な成功を収めた人でも、自信が自動的に手に入るわけではありません。struggle with は「~に苦しむ、~と格闘する」、self-esteem は「自尊心、自己評価」。弱さを隠さず言葉にすること自体が、回復の始まりになります。
2. When I hear new artists finding their voices, just as I found mine, I’m optimistic.
When I hear new artists finding their voices, just as I found mine, I’m optimistic.
Janet Jackson
日本語訳:新しいアーティストたちが、かつての私のように自分の声を見つけているのを聞くと、希望が湧きます。
find one’s voice は、声の出し方ではなく「自分らしい表現や意見を見つける」という比喩です。後に続く世代が自分の言葉を持つ姿に希望を見る。競争ではなく継承として音楽を捉えた言葉です。
出典:Essence
3. Two things relax me, the ocean and driving.
Two things relax me, the ocean and driving.
Janet Jackson
日本語訳:私をリラックスさせてくれるものが2つあります。海とドライブです。
relax me は「私をリラックスさせる」。自分を主語にして I relax と言うのではなく、海や運転を主語にする英語らしい因果の表し方です。頭を空っぽにする自分なりの方法を知ることも、人生をコントロールする一部なのでしょう。
4. I was never a girly girl. I was always a tomboy.
I was never a girly girl. I was always a tomboy.
Janet Jackson
日本語訳:私はいわゆる女の子らしい女の子ではなく、ずっとおてんばでした。
girly girl は伝統的に「女の子らしい」とされる服装や振る舞いを好む女性、tomboy は活発でボーイッシュな女の子を表す語です。他人が期待する女性像に自分を合わせず、元からあった自分の感覚をそのまま語っています。
5. Music became my passion.
Music became my passion.
Janet Jackson
日本語訳:音楽が、私の情熱になりました。
子どもの頃の夢は歌手ではなく、大学へ進んで弁護士になることだったと、ロックの殿堂入りスピーチで明かしています。become は変化を表す動詞。最初から運命が決まっていたのではなく、歩むうちに音楽が情熱へ変わったという言葉です。
出典:Rock & Roll Hall of Fame Induction Speech
6. I shouldn’t have listened to those around me.
I shouldn’t have listened to those around me.
Janet Jackson
日本語訳:周囲の人たちの言葉を、聞くべきではありませんでした。
shouldn’t have+過去分詞 は「~すべきではなかった」という過去への後悔を表します。経験を重ねたからこそ、自分の感覚より周囲の声を優先した選択を振り返れる。後悔を自己否定で終わらせず、次の選択の知恵に変える一文です。
7. Induct more women.
Rock & Roll Hall of Fame, please: induct more women.
Janet Jackson
日本語訳:ロックの殿堂へ。どうか、もっと多くの女性を殿堂入りさせてください。
自分の受賞スピーチの最後を、次の女性たちのための要望で締めくくりました。induct は「正式に迎え入れる、殿堂入りさせる」。自分が扉を通った後、その扉をもっと広く開こうとするところに、彼女の社会への視線があります。
出典:Rock & Roll Hall of Fame Induction Speech
ジャネット・ジャクソンの名曲でも英語を学ぼう
名言に表れた「自分の声」「愛」「再出発」は、彼女の楽曲にも流れています。
- Againで英語学習
- Let’s Wait Awhileで英語学習
- Come Back to Meで英語学習
- Together Againで英語学習
- Every Timeで英語学習
- ジャネット・ジャクソンの名曲5選
まとめ|コントロールとは、自分を厳しく支配することではない
ジャネット・ジャクソンの言葉が示す「コントロール」は、感情を押し殺すことではありません。弱さを認め、自分を休ませる方法を知り、周囲の声より自分の声を聞き、次の人のために扉を広げること。そう考えると、静かな自己受容こそが最も強い主導権なのかもしれません。
ほかのアーティストの言葉は、歌手・音楽家の英語の名言集へ。テーマ別に探す方は、英語の名言集まとめもご覧ください。







